Roland JC-160




型番:Roland JC-160
出力:60+60=120W
スピーカー:25cm×4
コントロール:
(ノーマルチャンネル)IN,IN,BRIGHT,VOL.TREBLE,MIDDLE,BASS,
(コーラス・チャンネル)IN,IN,BRIGHT,VOL,TREBLE,MIDDLE,BASS,DISTORTION,REVERB.SPEED,DEPTH(FOR VIBRATO), MODE SW(VIBRATO/OFF/CHORUS),POWER INDICATOR,POWER SW
リアパネル:FUSE,EXTENTION SPEAKER OUT(L/R)LINE OUT(L/R),FOOT-SW(CHORUS/VIBRATO,REVERB,DIST),
タイプ:ソリッドステイト・ステレオコンボアンプ
エフェクト:リヴァーブ、ディストーション、コーラス
販売時期:1975〜1977年




 初期型第2バージョンのJC-160です。

ちょっとボロいですが、まあ33年前のアンプなんで歴戦の強者ですな。。ロゴが
割れていたのでマイクロキューブから剥いだのに交換しましたが、オリジナルの
スモールロゴと全く同等品でビス穴もピッタシです(笑)
これは某店長の秘蔵の品を譲って頂いたものですが、僕が譲り受けてから最初の
仕事が伝説の?6.29ライブでした。
うー、いきなり伝説のアンプになってしまった(笑)
見よ!この往年の活躍の傷跡を!
これでいったいどれだけの人間を感動させたんだろう。そうなると俺なんかまだまだです。先輩。
さて、1975年に登場したJCは最初はブライトスイッチがなかった。
そう。筆者秘蔵の JC-120 がまさにそれである。しかし、
初期型第1ヴァージョンはすぐにモデルチェンジされ、
次に登場した時はこの160のようにブライトスイッチ搭載型に
なっていた。これが1977年までのいわゆる「末尾記号なし初期型JC」であります。
 音はさすがに壁!だけど伊達に10インチスピーカー積んでません!
壁のように厚みのあるローエンドながら高域のジャリッとした質感は12インチほど下品でなく、
ビシッと引き締まっていてなかなかいい感じ。
E・ギターは言うに及ばず、例えばエレアコを弾くんでも、PAに入れるのと、この
JCで鳴らすのでは楽器としての存在感は段違い。
JCはPAのでかいSPからじゃ出ない楽器の空気感の代弁者。言わばエレアコのボディの変わりだね。
160がアコースティックユニットで重宝される理由も使えば納得。
あとはミーハーだけど、80年台バンドブーム世代としてはHやPに代表される
カッティングサウンドも160抜きには語れないところ。
エフェクターはもちボスのCS-2とRATとショートディレイみたいな(笑)
まあ俺はアレ系はやらないけど、やっぱ書いてると懐かしいね。
やっぱJC−160も高校の先輩が使っているのを見たのが始まりだな。
体育館中を包む空間合成コーラスを体感したのが衝撃だった・・・。
しかし上記の通り、オーディオ的でありながら、PAよりもある意味楽器的な音が
するのはローランドのセンスの賜物と言う他ない。
このオーディオ的でありながら楽器らしい音圧が出るってのは、ハイワットや
アンペグのような素直なアンプに通じる魅力だろう。
以外とこういうアンプってなかなかないよね。あれこれいじれるヤマハFでは
こういうストレートさは出ない。筆者Fのファンだけど、Fを愛用していてこそ
このJCの魅力も才認識しました。
特にJCのストレートさが嬉しいのはエフェクターをかます場合とか、エレアコ
でエレキよりレンジの広い音で弾く場合等、アンプの前で音作っちゃう時に
良いんだよね。
「エキサイティングな音楽」にはFが良いけど、たまにはFの魅力に頼らない
おなじみのJCも良いなと。
「聞かせる音楽」やる時に、誇張されたトーンじゃなくて
客に素直に届くクセのない音が出せる事…。
時にはこういうのもライブじゃ大事。

●コーラス・ヴィブラートスイッチの頭が折れてるのでストラト用のチップですが、
音は良いです(笑)。
●外装も天然レリックで傷だらけのローラ…じゃなくてローランド(爆)ですが、
音は良いです(笑)。
●spはオリジナルですが、大事に使われた為、まだまだコシがあるので、
音は良いです(笑)
●キャビはさすがに良く鳴る時代のオリジナル!現行品の箱みたいに音硬くない
ので、コーラスかけた時の音ヤセもなく、やっぱ古いJCは音は良いです(笑)
●は、運ぶ時、か、階段登る時などは死にそうな位重いですが、お、音は良いです(泣)


も・ど・る♪!