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軟調ノベ竿でのサグリ釣り、「・・・魔法だ!」、ichi、

 

 

初めてichiの釣り方を見た人は、

 

「ホタルを見ていても、

竿先を上げ下げしてるだけで、アタリもないのに、

竿を立てた時はいつのまにか、もうサカナが掛かってる、

傍で見てても、

いつサカナを掛けたかわからん・・・、」

 

「・・・魔法だ!」

っていわれるんです。

 

そうなんです、ichiの釣りは、

・・・魔法なんです。

 

 

 

それでは一つ目の魔法、ですが、

ichiは、「アタリの見えない魔法のアタリ、前アタリ」、でサカナを釣るんです。

 

前アタリは、サカナがその場でエサをくわえて動かないアタリ、

サカナが動かないから、本アタリのように“引き込むアタリ”がない、

当然ホタルにも手にもアタリが出ない、

前アタリはサカナが食ったことがわからない、アタリの見えない魔法のアタリ、なんです。

 

でもichiには、

見えないマホウのアタリが「・・・見える、」んです。

 

じゃあ、どのようにすれば見えるか、というと、

“聞き”すれば、ホタルで見える、んです。

止めて食込みの3カウントして“聞き”で、「50pスッと上げて降ろす、この時竿先が上がりきらず途中で止まれば、サカナがエサをくわえている、(か、根掛かり)」、

これが見えないアタリ、前アタリ、なんです。

 

 

 

次は、オオモノが獲れる魔法のアワセ、

ichiが竿を立ててからサカナが、「釣られたことに気付いてあわてて引き込む、魔法のアワセ」、です。

 

誘う釣りでは、いきなり引き込み(本アタリ)があって、

釣り人がサカナが食ったことを知って、それに遅れないように、掛け合わせる。

けどいくら早く合わせても、引き込みがあってからでは遅い、

すでに、サカナに先手を取られていて、すぐに根にもっていかれる、んです。

 

でも、ichiの釣り方では、

竿を立てて合わせてから、サカナが釣られたことに初めて気づき、

サカナが・・・、

あわてて引き込むんです。

 

“聞き”で乗ってたら(前アタリがあったら)、竿先を「水面に戻して呑込みの5カウントし、シャクらずスッと、本アタリの前に竿を立てる、」

と、竿を立ててシッカリ曲がってから、あわててサカナが引き込む、

こんなふうに、引き込む前に合わせるため、サカナの先手が取れるんです。

先手が取れれば、大物が獲れるんです。

 

 

 

そして最後の魔法は、

竿先を「同じ位置で上下させるだけで、次々と違うポイントがサグれる、魔法のサグリ」、

 

誘う釣りでは、

竿を、横に引きながらエサを動かし誘うので、竿先のホタルも横に動き、またアタリもホタルに出て、いまどこをサグってるかよくわかる。

(分かり易いですね〜。

皆さんの頭の中にこびりついている、サグリ釣りのイメージ、ですねー、)

 

ichiの釣り方は、

竿先を見てると、ホタルが同じ位置で上下してるだけ、だから、同じ位置でずっと釣ってるように見えるが、

実際は・・・、

 

たしかにホタル(竿先)は同じ位置で上下してるだけ、なんですが仕掛けは、

竿を上げ下げする都度、沖から手前に仕掛けが移動し、毎度、新しいポイントをサグッてる、んです。

 

そして、

誘う釣りでは横に引く、ので底を釣ると根掛かりしやすく、捨石の先の底や駆け上がりを釣ることは大変難しい、

のに対して、

ichiが上げ下げして釣ってるポイントは、竿先よりもっと先、捨石の先の底から駈け上がり、なんです。

誘わないで、横に引かないで、

上下に、

スッと浮かせて寄せて沈めて、食込みの3カウント底に止めて、根掛りになる前に“聞き”し、乗ってなければまた上下に、スッと浮かせて〜、

だから、捨石の先の底がサグれる、んです。

 

 

 

「魔法のサグリ」は、

仕掛けを、竿先より向こうに置く、ことでできます。

竿先より遠くにあるオモリは、上げて浮かせば、振り子のように自然と竿先に向けて動き、オモリは勝手に手前に寄る、

この動きで、竿先をスッと上げて降ろすだけで、仕掛けを手前に寄せることができ、

振り込んだ先から竿下までの間を、上下させるだけでサグってこれる、のです。

 

横に引っ張るでなく、縦に竿を操作し、仕掛けを上げ下げ、

大きく上げれば大きく手前に寄り、小さく上げれば小さく寄る。

寄せたい分の長さ竿先をスッと上げて降ろし、仕掛けを手前に寄せて沈めて、止めて3カウントし、根掛かりになる前に“聞き”、浮かせる、

 

マンガでみると、

 

 


仕掛けを、竿先よりも遠くに振り込んで、

竿先を下げ、@沈みの30カウントして底に着いて“聞き”、

乗ってなければ、

スッと1m上げて降ろし(手前に移動)、A止めて食込の3カウントして“聞き”、

乗ってなければ、

スッと1m上げて降ろし(手前に移動)、B止めて食込の3カウントして“聞き”、

乗ってなければ、

スッと1m上げて降ろし(手前に移動)、C止めて食込の3カウントして“聞き”、

乗ってなければ、

スッと1m上げて降ろし(手前に移動)、D止めて食込の3カウントして“聞き”、

乗ってなければ、

竿下に戻ったので、E仕掛けを回収し、別方向に振り込みかえる、

もし、前アタリがあれば(乗っていれば)、

竿先を水面に戻し、呑込みの5カウントして、竿を立て合わせる、

 

これが1回の振り込みでの操作で、

1振り込み、5回の“聞き”、で約1分、

大切なことは、1分、これ以上長く海中に置かない、

待たない、

だから、「待たないクセをつけるためカウントする、」です。

ナイショですが、ホントのichiの魔法は、「マ・タ・ナ・イ」、なんです。

待たない、ができると、釣れるんです。

 

この動きが、傍の人にどんなふうに見えてるかといえば、

仕掛けを振り込んで、

竿先を下げて↓

止め、     30カウント、(沈みを十分カウント、エサは13m先の海底、)

小上下↑↓ (“聞き”で、小さく50p上下、)

(スカ、乗ってなければ、すぐに、)

大上下↑↓ (手前にスッと移動するとき、大きく上下、1m寄り12m先、)

止め、    (食込みの3カウント、)

小上下↑↓ (“聞き”の上下、)

(スカ、乗ってなければ、すぐに、)

大上下↑↓ (スッと移動の上下、1m寄り11m先、)

止め、    (食込みの3カウント、)

小上下↑↓ (“聞き”の上下、)

(アタリ、乗ってたら、)

止め、    (呑込みの5カウント、)

立てる↑、  (竿をスッと立てて合わせ、サカナは引込まない、まだ気づいてない、)

引き込む↓、 (竿がシッカリ立ってから、サカナがあわてて引き込む、)

 

そうなんです、上下させてるだけ、としか見えない、

で、「同じとこで上げ下げしてただけなのに、いつ釣ったん?、・・・魔法だ!、」

となるわけです。

 

 

一見、同じポイントで上下してるように見えますが、

仕掛け(竿+仕掛けで16m)を、いっぱいに沖に振り込んで着底(13m程度先の底)、「上下させる度に手前に1m寄せ」止め“聞き”(13m程度先)、を5回程度して竿下(8m)に戻ったら、さっさと回収、今度は30°程度右なり左なりに方向を変えて振り込む、

上下する度に、仕掛けは沖から手前に移動、新しいポイントをサグッてる。

また、正面・右・左に振り込んで、5回“聞き”を3方向、3分間で計15ポイントをサグったら、横に1〜3歩移動、します。

だからichiの釣り方は、同じ立ち位置で釣っていても、サグッてるポイントは常に違う、のです。

 

 

この魔法は、竿先より遠くに仕掛けを届ける、ことから始まります。

振込みは〜、

ヒシャクで、正面遠くに水をまく、イメージですかね〜、(古ッ、知らん人も多いだろうナー)

アンダースローで、

糸を左手に持って竿先を少し引っ張り@、(右利きです)

竿先を左下から、糸(オモリ)を離すとともに、

竿が適度な曲がりを維持するように、竿を“徐々に早く”振り上げA

水平少し上まで振り上げたらB、竿先を下げてオモリを放出C

竿先を水面に戻して、仕掛けイッパイを竿先遠くに、送り込むD

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


下から振り出して水平まで上げるのに、1秒程度、

この1秒間で、

振り出しは気持ちユックリで、“徐々に早く”、

オモリを竿に乗せて運ぶ気持ちで、

振り上げる力を竿の曲がりに吸収されないようにし、オモリに徐々にスピードをつける。

 

いきなり振り上げると、竿が大きく曲がるだけでオモリが加速されず、すぐ失速し目の前にポチャン、

振り上げが遅いと、こんどはオモリも加速されず、やはり竿先くらいでポチャン、

この“徐々に早く”、は、オモリの重さでも変わり、軽ければ早めに“徐々に早く”、重ければ遅めに“徐々に早く”・・・、

難しくはないですが、やってみないとわからない、

できるようになるのに、

早い人で2〜3分、遅い人でも10分・・・、ですかね、

 

このアンダースローは必須です。

波止場はあなた一人がいるのでなく、また電線等の障害物も多く、長い竿を振り回すのは難しい、危ない。

でも、この振り込み方ならば、

海に竿を突き出して、下から上に向けて振り上げるだけで、竿イッパイの仕掛け(8+8=16m)を、沖に送り込める、

慣れれば楽〜くに、振り込めます。

 

 

以下、ちょっと気をつけることとして、

竿下直下で仕掛けを上下させない。

真下を釣りたい場合は、まっすぐ真下でなく、海中でカーブを描くように道糸が曲がって沈むように、竿先を横にずらして仕掛けとの位置取りをして下さい。決して、仕掛けを同じポイントで上下させない、仕掛けが絡みます。

同じポイントを釣りたい場合は、そのポイントを通したあと、振り込み替えてまた、そのポイントを通します。

岸際を釣るときは、仕掛けを底に着けたまま移動しない、根掛かりになる。岸際は、竿を一旦上げて仕掛けを真上に浮かせてから、前に移動し竿を下げる。仕掛けは、浮いてから、前に移動した竿先に向かって振り子のようにカーブを描いて沈んでいく、です。

 

道糸は、

初めのマンガにもあるように、仕掛けが縦に立つように比重の軽い浮くタイプの糸がいい。道糸が沈むと仕掛けが寝て、竿を上げたときに横に引っ張り根掛りになりやすいです。

道糸の、その他の条件は、

・しなやかで、巻きクセがつかない、

・太くてさばきがよく、竿にまとわりつかない、

・根掛かりしたとき、竿よりも弱い、(2号、6ポンドテスト程度、)

などがあり、

フロロカーボン系、ハリス用、は強いし沈むものが多いので不可、PEも不可、

道糸用でフロートタイプ、比重が水より軽い糸が、いいです。

まあ道糸用で、シンキングタイプって書いてなければ、たいていダイジョウブです。

 

硬い竿は〜、

底がわからず、すぐに根掛かりです。この魔法は使えません。

ちいさなオモリが、竿先に乗ったことがわからないと、この魔法はできないんです。

他の2つの魔法もそうですが、ちいさなオモリが竿先に乗ったことがわかる、柔らかい竿とケミホタル、があって初めてこの魔法ができるんです。

 

 

 

 

こんなふうに、

ichiは、竿先を上下させるだけで、

仕掛けを遠くから手前に寄せ、(魔法のサグリ)

見えないアタリを“聞き”、(魔法のアタリ)

竿を立ててから、サカナが引き込む、(魔法のアワセ)

釣り方、「止めの釣り」、をしているんです。

 

どうですかichiの釣り方は、

あなたの考えるサグリのイメージとは、正反対?

 

だから、

・・・魔法!、なんです。

ichi、