平成27年度事業計画
    平成27年度運動方針
    
    今年度の重点項目
    
    事業内容
     1 社会参加推進のための事業 
       @.視覚障害者家庭・社会生活訓練事業
       A.中途視覚障害者リハビリテーション事業
       B.自立と社会参加のための相談支援事業
       C.視覚障害者スポーツ振興事業
     
     2 広報・啓発に関する事業
       @.広報等作成・提供事業
       A.福祉大会開催事業
       B.福祉情報提供事業
       C.教育現場における社会貢献意識の啓発事業
       D.関係諸団体との連絡・調整及び協議に関する事業
       
     3 宮城県視覚障害者情報センター事業

     4 収益事業
       @.点字印刷事業
       A.同行援護従事者養成事業
       B.自動販売機の管理・運営

平成27年度運動方針
1.情報提供の充実
 自治体や選挙の公報など住民に向けた情報が、視覚障害者にも平等に提供されるようにする。また、視覚障害者固有のニーズに基づく情報についても、個々の情報入手手段に応じて提供できるようにする。

2.地域生活支援事業による生活環境の整備と社会参加の推進
 安全で移動しやすい交通環境の実現、利用しやすい施設の整備、移動に関する支援制度等の充実を推進し、障害者の自立と社会参加を実現しやすい環境をつくる。

3.各障害者団体、ボランティア団体との連携強化
 障害者福祉を支え、支援するこれらの団体と連携を強めて、より広がりを持った運動を展開する。

今年度の重点項目
 今年度は、以下の点に重点をおき事業を進める。

 1.第61回全国盲女性研修大会宮城大会を主管する。
 
 2.東日本大震災被災視覚障害者に対する支援を継続する。
 
 3.同行援護従業者養成研修事業を充実する。
 
 4.宮城県視覚障害者情報センターのサービスを充実する。
 
 5.公益財団法人としての諸規程を整備する。
 
 6.本会の将来ビジョンを検討する。
 
各部門の事業
視覚障害者家庭・社会生活訓練事業
 日常生活に必要な知識・技能を身につける講座を開催したり、スポーツや文化的行事、社会見学会等を実施して地域で自立した社会生活を送れるよう支援する。18回程度実施。

 
中途視覚障害者リハビリテーション事業
 中途失明者緊急生活訓練事業(県委託)として、来所や電話による相談の他、移動相談会を実施する。また、(公財)日本盲導犬協会仙台訓練センターの協力を得て白杖歩行の訓練等を実施する。

 移動相談会については、大崎市、角田市等概ね3カ所で行なう予定であり、その他、地域団体の行事に合わせた相談会を実施する。

 
自立と社会参加のための相談支援事業
 協会事務所への来所や電話による、本人もしくは家族等関係者からの相談に対応し、適切な助言を行う。

視覚障害者スポーツ振興事業
1.グランドソフトボール
 ・第15回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技東北・北海道地区予選岩手大会に出場する。
 (6月13日(土)〜14日(日))

2.サウンドテーブルテニス(盲人卓球)
 ・第17回宮城県・仙台市障害者卓球大会に参加する。 (5月17日(日))

 ・第10回東北ブロック視覚障害者STT仙台大会に参加する。 (7月18日(土)〜19日(日))

 ・宮城STTクラブが中心となり、各地域で練習会を開催する。 

3.その他
 ブラインドテニス、フロアバレーボール、陸上、水泳、ブラインドサッカー、ゴールボール等、スポーツ・レクリエーションの推進を図る。
広報等作成・提供事業
 「みやぎ県政だより点字版・声版」(県委託)、「仙台市政だより点字版」・「点字仙台市議会だより」(仙台市委託)、「選挙のお知らせ」(県・市町村委託)等を製作して提供する。

 
福祉大会開催事業
 第61回全国盲女性研修大会宮城県大会を9月1日(火)〜3日(木)に松島町で開催する。

 
 福祉情報提供事業
1.会報「視覚障害みやぎ」の発行
 点字、活字、拡大文字、CD、電子メール、SPコードの各媒体で発行する。

2.ホームページの管理・運営
 本協会と情報センターの事業をネット上に公開する。

3.その他
 政府関係の広報や民間からの寄贈による福祉や生活に関わる書籍や資料を貸出あるいは提供する。
教育現場における社会貢献意識の啓発事業
1.講師の派遣
 点字やキャップハンディ、視覚障害者への援助技術について専門的な知識を持つ講師を派遣することにより、学生・一般市民等に視覚障害を正しく理解してもらう。

2.寄付募集活動
 書き損じ・未使用はがきの寄付募集活動を通して学校や市民に視覚障害福祉に対する理解と社会貢献意識の啓発を図る。
3.情報ファイルの配布
 市町村の福祉関係機関に視覚障害者関係の新しい情報を加えた情報ファイルを「協会のごあんない」とともに配布する。

 
関係諸団体との連絡・調整及び協議に関する事業
1.地域団体との連携と支援
 県内に9ある地域団体(気仙沼市、登米市、石巻、東松島、大崎市、涌谷町、塩釜、多賀城、角田・丸森)の視覚障害者福祉協会と連携するとともに、その活動を支援する。

2.障害者団体等との交流・連携
 上部団体の(社福)日本盲人会連合、東北盲人会連合、仙台市視覚障害者福祉協会、(社福)宮城県身体障害者福祉協会、宮城県障害者スポーツ協会、(公財)日本盲導犬協会仙台訓練センター、宮城県東洋療法関係団体連絡協議会等と交流を図りながら活動する。

3.青年部
(1)全国組織の日盲連青年協議会及び東盲連青年部との交流・連携を図る。
(2)東盲連青年部長会議を開催する。(4月 盛岡市)
(3)第61回全国盲青年研修大会(広島県)に参加する。(9月12日(土)〜13日(日))

4.女性部
(1)日盲連女性協議会及び東盲連女性部との交流・連携を図る。
(2)第61回全国盲女性研修大会宮城大会(9月1日(火)〜3日(木) 松島町)を開催する。
(3)県視障協女性部長会議の開催(3月6日)

5.関係機関・団体等との連携
 宮城県、仙台市、県内各市町村、(社福)宮城県社会福祉協議会、各市町村社会福祉協議会、宮城県立視覚支援学校、国の地方機関等との連携を図る。

6.ボランティア団体との連携
 宮城朗読奉仕会、宮城点訳奉仕会、デイジーみやぎ等との連携を図る。

7.支援者の拡大
 会員及び賛助会員(一般)の新規入会を促進する。

8.会議の開催
 (1)理事会   4回以上(5月・8月・12月・3月)
 (2)監査会   1回以上(5月)
 (3)評議員会  1回以上(5月)
 (4)執行部会議
 (5)会員研修・交流会 1回(3月6日(日))
 (6)委員会
   人事労務管理委員会
   第61回全国盲女性研修大会宮城大会実行委員会
   
宮城県視覚障害者情報センター事業
 平成26年度より実施し好評を得た自主事業の「視覚障害者情報機器講習会」「すいてん会」を引き続き実施し、情報障害となりがちな視覚障害者の情報入手を支援する。
 同じく昨年度より設置した地域連携推進員を活用し引き続き市町村等との連携体制の構築、防災対策及び仙台市等都市部以外の地域における情報提供サービスの検討及び展開を図る。
 また、障害者権利条約に批准したことにより視覚障害者に対するサービス提供体制が変容していくことも踏まえ公共図書館との業務連携体制の構築に引き続き取り組む。
 
  事業推進の概要
 「情報提供」「社会参加活動への支援」「県民に対する視覚障害理解についての啓発活動」を柱として事業を実施する。
@ センターに来館した利用者の応対
A 館外利用者の登録事務
B 点字刊行物等の館外利用
  地域におけるセンター広報・情報提供を行うため「移動点字図書館」を開催する。
C 点字刊行物等の受入・管理
D 点字刊行物等の製作及び奉仕員の養成
  全国的なニーズに対応するためテキストデイジー編集奉仕員養成講座を実施する。
E 各種奉仕員との連絡・協力体制の構築
F 情報誌の発行等による情報提供
G 雑誌録音物の製作及び貸出
H 他の点字図書館等との協働
  昨年度導入した全国視覚障害者情報提供施設協会が運営する「WEB図書館システム」を活用し効果的なサービスの提供を図る。
I 相談業務
J 視覚障害者福祉ガイドの作成
K プライベートサービス
L 対面音訳サービス
M 点字の指導
N 視覚障害者向けパソコンの操作講習会
O 視覚障害者支援機器の利用
   操作体験(実施時期:適宜 県内各地でも実施)
   講習会(実施時期:毎月予定)
P 講師の派遣
Q センターの開放・奉仕員との交流
R 災害への備えと、災害発生時の対応
 東日本大震災で課題となった視覚障害者への支援について検証し市町村、市町村社会福祉協議会、当事者団体、支援団体と連携し地域住民を対象に視覚障害に関する理解啓蒙を図り、地域に住む視覚障害者がより住みやすい社会の構築を目指す。
  出前講座(実施時期:要望により)
  視覚障害者交流会(実施時期:毎月1回程度)

 宮城県視覚障害者情報センター主要行事予定
 4月
・視覚障害福祉ガイドの作成
・定期刊行物の発行(毎月)

 5月
・録音図書製作委員会(年4回)
・点訳奉仕員・音訳奉仕員ステップアップ講習会(毎月指定日)
・視覚障害者情報交流会(毎月開催予定)
・点訳、音訳地域講習会(要望に応じ)

 6月
・ブロック点字図書館館長会議・図書館部会(青森)
・音訳(音訳・校正)奉仕員養成講座開講式
・日本盲人社会福祉施設協議会全国大会(福島)

 7月
・平成27年度第1回視覚障害者情報センター運営等会議
 
 8月
・夏休み視覚障害者情報センター「ふれあい広場」

 9月
・ブロック点字図書館連絡協議会主催「音訳部会研修会」(青森)
・移動点字図書館(開催地未定)

 10月
・「なかみせ通り」(視覚支援学校文化祭)
・音訳(校正・編集)奉仕員養成講座開講予定
・全国視覚障害者情報提供施設協会大会(新潟)

 11月
・ボランティア感謝並びに利用者との集い

 2月
・平成27年度第2回視覚障害者情報センター運営等会議

 3月
・点訳奉仕員、音訳(音訳・校正)奉仕員養成講座閉講式

 
 定期刊行物の発行(月刊)
「デイジーマガジンMIYAGI」(センター製作定期刊行物の一括配信)
「視覚情報センターだより」(視覚障害者情報センター関連情報・新刊図書紹介)
「フレッシュ・インフォメーション」(生活情報)
「テープみやぎ」(生活情報)
「天声人語」(朝日新聞コラム)
「コスモス」(小説・随筆)
「河北春秋」(河北新報コラム)
「月刊ジェイノベル」(総合文芸誌)

 [録音図書製作委員会] 
(委員)センター職員、朗読奉仕会、デイジーみやぎ
(開催予定日:3か月に1回程度、指定日の午前)
 
 [点訳例会]
(担当)センター職員
(開催予定日:毎月第3金曜日の午前)

 [音訳定例会]
(担当)センター職員、音訳(音訳・校正・編集)奉仕員 
(開催予定日:毎月指定日の午後) 

 [視覚障害者用情報機器操作講習会]    
(担当)センター職員 
(開催予定日:毎月、第一日曜日もしくは第三日曜日)
※情報交流会に合わせて地域での講習会も実施

 [視覚障害者情報交流会]
(担当)センター職員 
(開催予定日:毎月1回程度各地で開催予定)

   
  点字印刷事業
 「NTTハローインフォメーション」、「NTT点字電話帳」、点字名刺等企業や個人からの依頼によって製作する。

  同行援護従事者養成研修事業
 視覚障害者(児)の多様化するニーズに適切に対応できる知識と技能を有する同行援護従業者を養成するための講座を2回開催する。

  自動販売機の管理・運営
 視覚障害者情報センターに清涼飲料水の自動販売機を設置し、その管理運営にあたる。

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