事務局だより9月号 |
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今月号の目次 (各項目をクリックすると、その記事の始めに画面が移動します。) 「みやぎ県政だより」アンケート調査結果の報告 協会主催家庭・社会生活訓練のご案内 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ ご協力ありがとうございます 貸し出します 差し上げます 明暗センサーのご案内 糖質をカットする炊飯器を使用してみた報告 本の紹介 |
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事務局長 庄司 博典 「みやぎ県政だより」(以下「県政だより」と表記します)は奇数月に年6回、1回当たり99万部発行されています。 当協会では、県から委託を受け、記事を抜粋して視覚障害者向けに点字版と音声版を作成し、希望者に送付しています。令和3年3月時点において県内で障害者手帳を保有する視覚障害者数は5,061名です。 そのうち、「県政だより」の点字版か音声版を購読しているのは455名で全体の9%と低比率にとどまっています。 近年、障害者の「知る権利」や「情報保障」のあり方が問われている中、「県政だより」など自治体の広報をもっと多くの方に提供する必要があると考えアンケート調査を実施しました。 調査には障害者手帳保有者の名簿を管理している市町村の協力が不可欠ですので、令和3年7月13日の大崎市をスタートとし、10月8日の仙台市まで35全市町村を訪問し、協力を依頼しました。 個人情報保護の理由から難色を示すところもありましたが、仙台市を含め全市町村から協力をいただき実施する事が出来ましたので、以下にアンケート調査の内容と結果をご報告します。 調査票送付者4,380名、回答者1,430名、回答率32.6% 主な調査内容と結果 ①「県政だより」の点字版・音声版が発行されていることを知っていますか。 回答者1,430名、知っている565名、知らない865名で60%の方が知らなかった。 ②「県政だより」点字版・音声版の購読を希望しますか。 点字版希望者25名、音声版希望者246名、合計271名が増加しました。従来の購読者を含めると、点字版173名、音声版553名、合計726名となり、県内視覚障害当事者5,061名に対し、配付率が9%から14.3%に5.3%増加しました。 ③音声版の「県政だより」や、自治体の広報を聞くための機器を持っていますか。 回答者1,228名、なんらかの機器を持っている833名、持っていない395名。持っていない方が32.1%でした。 ④「県政だより」や自治体の広報の情報は何を通して知りますか。 家族からが584名(40%)と一番多く、家族の協力が不可欠なことがわかります。 この度のアンケート調査の結果を受けて、今後以下の取り組みをしてまいります。 ①新たに購読を希望された271名に「県政だより」点字版か音声版を送付しました。 ②「県政だより」音声版を購読したいが、聞くための機器を持っていない方へは、市町村の協力をいただき、購読希望者に講習または個別訪問により機器の操作を指導し、機器購入の意向がある方にはそれを支援していきます。 ③県全体の手帳保有者5,061名中、回答いただいた方1,430名を除くと3,631名との繋がりがありません。何らかの形で繋げられるよう工夫していきます。 より多くの視覚障害者が国・自治体等の広報や選挙公報といった情報を利用しやすくなる環境が整備され、いつでもタイムリーに入手できる社会になるよう取り組んでまいります。 |
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今年度も協会主催による家庭・社会生活訓練を10月より各地域で開催することにいたします。 今年度は初めての試みとして、開催案内を点字・墨字併記版と音楽CD版で作り、地域の障害者手帳保有者全員にお送りし、幅広くお知らせすることで多くの方に参加していただき、当協会並びに各視障協の活動等を紹介する機会にしたいと思います。 訓練会の主な内容は ①デジタル化と視覚障害者の生活について ②読書バリアフリー法と障害者情報アクセシビリティ・コミュニケーション施策推進法を活かすために ③新型コロナ対策と情報提供 ④参加者による懇談会 ⑤デジタル機器の操作説明と体験について ⑥その他連絡事項 |
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視覚障害者情報センター主催による交流会を開催します。申込は不要ですのでお気軽にご参加下さい。 ・対象者:視覚に障害のある方(障害者手帳の有無は問いません)、ご家族、その他(視覚障害支援に関心のある方等) ・開催日: 10月 4日(火)富谷市 13時~ 富谷市役所 301会議室 10月 7日(金)角田市 13時~ 角田市市民センター201会議室 10月13日(木)岩沼市 13時~ いわぬま市民交流プラザ2階 多目的室1・2 |
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「書き損じ及び未使用ハガキ回収事業」報告 (敬称略) (令和4年8月1日~令和4年8月31日受付分) 個人(仙台市)(2名) 小学校(1校) (仙台市)東長町 中学校(1校) (登米市)石越 |
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貸し出しご希望の方は協会事務局 電話022-257-2022へお申込み下さい。 日視連発行 (1)点字日本 第607号 2022年7月1日 (2)点字日本 第608号 2022年8月1日 (3)第75回視覚障害者福祉大会(名古屋大会)のDVD版・デイジー版 (4)日視連アワー(点字日本録音版) 2022年8月 (5)声の広報「厚生」第278号 2022年7・8月 |
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浪曲を収録した以下のカセット録音テープを差し上げます。全23巻で木製のケースに収納されています。ご希望の方は協会事務局 電話022-257-2022へ9月30日までお申込下さい。複数のお申込みがあった場合はご相談させていただきます。 浪曲名人撰豪華傑作集 ①先代 広沢 虎造 ・勝五郎の義心 ・石松金毘羅代参 ・石松と見受山鎌太郎 ・石松と小松村七五郎 ・お民の度胸 ・本庄村為五郎 (前・後編) ・追分三五郎 ・外伝(その1)清水の三下奴 ・外伝(その2)鬼吉喧嘩状 ・神戸の長吉と吉良の仁吉 ②三門 博 ・唄入り観音経 ・沓掛時次郎(前・後編) ③寿々木 米若 ・吉田御殿 ・唐人お吉 ・番町皿屋敷 ④先代 玉川 勝太郎 ・繁造と助五郎の対決 ・用心棒平手造酒 ・天保水滸伝 ⑤相模太郎 ・灰神楽道中記 ⑥浪花亭綾太郎 ・壺阪霊験記 ⑦春日井梅鶯) ・天野屋利兵衛 ・南部坂雪の別れ ⑧木村若衛 ・河内山玄関先 |
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日視連用具購買所では、周囲の明るさを3段階の音で知らせる明暗センサーを取り扱っています。縦4.6cm、横幅3.6cm、厚さ1.8cmの直方体の形状をしています。 本体上面のボタンを押している間、周囲の明るさに応じてビープ音が鳴ります。 「ピーピーピー」と短い間隔で鳴り続ける場合は十分明るい状態です。「ピーッ、ピーッ」とやや長い間隔で鳴り続ける場合は、やや暗い状態です。「ピー」となり続ける場合は、ほぼ真っ暗な状態です。ボタン電池で動作します。電池交換の際はご自身ではなさらずに販売元にご連絡下さい。 価格:5,200円(税込) 問い合わせ 日本視覚障害者団体連合用具購買所 電話:03-3200-6422 FAX:03-3200-6428 メール: (注 文): yogu-c@jfb.jp (問合せ):yogu-toi@jfb.jp |
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事務局長 庄司 博典 令和4年2月号で、LOCABO【38%OFF】糖質カット炊飯器(糖質カット炊きは2合まで/通常炊きは5合まで)で、糖尿病の方には試してみる価値のある商品だと紹介させていただきました。 通常の白米(約200g)には角砂糖約23個分の糖質が含まれていますが、本商品で炊くと角砂糖約10個分の糖質量を抑えることができます。 (メーカー調べ 角砂糖1個3gとしての計算)。 いつものお米を美味しく糖質45%カット、コンパクトなのに多機能、2台目の炊飯器としてもオススメです。 私が使用してみた結果は下記のとおりです。 ①体重の変化 ・使用前(令和3年11月)69.5㎏⇒使用後(令和4年7月)63.6㎏ 6.0㎏減少 ②血糖値(HbA1c:過去1ヶ月~45日の平均的な血糖値を表す検査値) ・使用前(令和4年1月)7.3 ⇒ 使用後(令和4年7月)6.8 0.5減少 ③腹回り5㎝減少、拳2個分 他に、投薬の単位が減少しています。通常の食事は、朝⇒トースト、昼⇒外食、夜⇒ご飯(ロカボ)で毎食ではないです。夜の食事を7時頃に終えると効果的です。 毎月受診している主治医は、小麦関連の食品は少なめが健康になりますと口癖のように言っています。3食ともロカボご飯にした場合、早く効果は表れると思います。 商品価格14,800円(税込・送料無料) 、通常価格24,000円 なお、当該商品の糖質45%・カロリー44%カットは「第三者認証機関SGSにより検証済」です。 |
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理事 及川 篤生 書名 12万円で世界を歩く 著者 下川裕治 録音時間、10時間23分。サピエに音声デイジー版が登録されています。シリーズ続編2冊もサピエに音声デイジー版の登録があります。 会員の皆さん、こんにちは。協会理事の及川篤生です。 コロナも収束するのかと思っていたら、新たなピークに入ってしまいました。仲間内で温泉でも行くか、と言っていたのですがキャンセルに。最後に仲間と出かけたのがコロナの前、もう2年半以上経ちますね。 自分では行けない分、旅をした人の本を聴いてみるのもいいと思い、今回の本を選びました。よくある、イタリアに行って芸術とグルメを満喫とか、鄙びた温泉でゆっくり湯治して心の洗濯を、みたいな内容はつまらない。 今回紹介する内容は、究極の貧乏旅行。でも、安くどこかに行くのが目的じゃなくて、そうした状況を経験して楽しもうというスタンスになっています。 今回の本、ちょっと時代が古くて、昭和の終わりの話です。12万円といっても貨幣価値が今とは違っています。アメリカとかヨーロッパ以外では、円の価値は相当強い。でも、飛行機代とかを含めての12万円。結果として、旅の内容はかなり過酷で、悲惨な感じです。 赤道を見にマレーシア方面、空を見にヒマラヤに行ったりしています。そういった地域の敵は、大自然、地形や気候もそうですが、蛭、ダニ、蚊などの強烈な攻撃にさらされます。宿泊も食事も、値段はすごく安いけど、衛生面とかの点でまたダメージを受ける。 アメリカ1周にも挑みますが、航空券とバスチケットを買った時点で、残金は1万円とかになっています。20時間のバス移動を強いられる中、日本から持ってきたチキンラーメンで命をつなぎます。ユーラシア大陸を電車で横断したりもして、シベリア付近で、凍死しかけたりもしています。こんな風に極限の旅紀行になっていますが、使ったお金の明細を見ると、結構、タバコ、ビール、コーヒー、コーラなんかを買っています。ちょっとした息抜きを楽しんで、過酷な日程を乗り切ったのでしょうね。本人は、結構楽しそう。 そうはいっても、僕はやりたくない。日本の深夜バスが、僕にとっての過酷さのリミットです。 |
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