令和4年度事業計画
    
    令和4年度運動方針
    
    今年度の重点項目
    
    事業内容
     1 社会参加推進のための事業 
       @ 社会・家庭生活訓練事業(県委託)
       A 中途視覚障害者リハビリテーション事業
       B 自立と社会参加のための各種相談・支援事業
       C 視覚障害者スポーツ振興事業
     
     2 広報・啓発に関する事業
       @ 広報等作成・提供事業
       A 大会開催事業
       B 福祉情報提供事業
       C 教育現場等における社会貢献意識の啓発事業
       D 関係諸団体との連絡・調整及び協議に関する事業
       
     3 宮城県視覚障害者情報センター事業

     4 収益事業
       @点字印刷事業
       A自動販売機の管理・運営
    
      5 その他
       @支援者の拡大
       A会議の開催


令和4年度運動方針

1.情報保障に対する取り組み
 
 情報障害者といわれる視覚障害者に対する情報保障は自立と社会参加を果たすうえで最も重要である。特に、自治体の広報や防災情報、選挙のお知らせなどが視覚障害者にも漏れなく伝えられることが必要である。さらに、インターネットを介した手続きや資料の入手方法でも利用しやすくするための改善が求められる。また、いわゆる読書バリアフリー法の施行を受けて法の趣旨が生かされるよう取り組んでいく。

2.地域生活支援事業による生活環境の整備と社会参加の推進
 
 宮城県障害者計画(令和3年度から令和5年度)に基づく地域生活支援事業を着実に実施する。現状にあった日常生活用具の給付、安全で移動しやすい交通環境、利用しやすい施設の整備、移動に関する支援制度等の充実に取り組む。

3.関係団体・組織との連携強化
 
 視覚障害者福祉に携わる当事者や支援者の団体、行政機関等との連携を強めると共に、視覚障害理解の啓発を図り、暮らしやすい地域づくりを推進する。


今年度の重点項目
 
今年度は、以下の点に重点をおき事業を進めるが、昨年度に引き続き新型コロナの感染状況によっては計画の変更も行っていく。

.コロナ対策を引き続き講じながら組織運営、視覚障害者の生活相談・支援を行う。

2.社会のデジタル化・無人化が進む中で、視覚障害者の生活が困難をきたさないよう対策に取り組む。

3.大規模な自然災害に備え、より個別的な防災・減災対策に取り組む。

4.視覚障害者情報センター改築の進捗に応じ必要な対応を行う。

5.安定した財源確保の為の方策を検討する。



事業内容
社会・家庭生活訓練事業(県委託)
 
 日常生活に必要な知識・技能を身につける講座を開催したり、スポーツや文化的行事、社会見学会等を各地域で実施する。計18回程度実施。
 
 
中途視覚障害者リハビリテーション事業
 
 中途失明者緊急生活訓練事業(県委託)として、県眼科医会との共催、(公財)日本盲導犬協会仙台訓練センター等の協力を得て相談会を7月に石巻市、9月に
多賀城市で開催するほか、事情に応じ個別訪問も行う。
 
 
 
自立と社会参加のための各種相談・支援事業
 
 ケースに応じて福祉制度の利用に関する相談や情報支援機器の有効な活用法を支援する。
 協会事務所へ来所したり、電話による本人もしくは家族等関係者からの相談に応じ、適切な助言を行う。
 

視覚障害者スポーツ振興事業

1.グランドソフトボール
 ・第22回 全国障害者スポーツ大会 グランドソフトボール競技 北海道・東北地区予選大会を主催する。6月4日(土)〜5日(日)
  宮城教育大附属小学校校庭他 (中止)

2.サウンドテーブルテニス(STT)
 ・第24回 宮城県・仙台市障害者卓球大会に出場する。 5月15日(日)  仙台市 宮城野体育館

 ・第17回 東北ブロック視覚障害者STT仙台大会に出場する。 7月16日(土)〜17日(日)

 ・その他、各地域で練習会を実施する。 

3.その他
 ブラインドテニス、ブラインドサッカー、マラソン、フライングディスク、フロアバレーボール等、障害者スポーツ・レクリエーションの普及に協力する。

広報等作成・提供事業
 
 宮城県委託 「みやぎ県政だより 点字版・音声版」年6回
 仙台市委託 「仙台市政だより 点字版」年12回 ・「点字仙台市議会だより」年4回等を製作して提供する。

 
大会開催事業

  第17回 宮城県視覚障害者福祉大会を9月24日(土)開催する。 (仙台市シルバーセンター)

 
福祉情報提供事業

1.会報「視覚障害みやぎ」の発行
 点字、活字、拡大文字、CD、電子メールの各媒体で毎月発行する。

2.ホームページの管理・運営
 本協会と情報センターの事業をネットで公開し、随時更新する。

3.その他
 政府関係の広報や民間からの寄贈による福祉や生活に関わる書籍や資料を貸出あるいは提供する。

教育現場等における社会貢献意識の啓発事業

1.講師の派遣
 一般市民・企業等を対象に介助・誘導の仕方・点字・生活における工夫など視覚障害理解の啓発を目的に専門的な知識を持つ講師を派遣する。

2.寄付募集活動
 学校・団体・市民に向けて書き損じ・未使用はがきの寄付を募集し、協力を通して児童・生徒や市民の福祉や社会貢献に対する理解を深めてもらう活動を行う。

3.パンフレット等の配布
 市町村の福祉関係機関・事業所・市民に対し、「視覚障害者のガイドのために」等視覚障害者福祉に関するパンフレット等を配布し啓発を行う。
 
関係諸団体との連絡・調整及び協議に関する事業

1.地域団体との連携と支援
 県内に9つある当事者による地域団体(気仙沼、石巻、東松島、大崎市、塩釜、多賀城、角田・丸森、柴田、利府)と連携をとりながら、その活動を支援すると共に、その他の地域での新たな団体設立の可能性を探る。

2.障害者団体等との交流・連携
 全国組織である(社福)日本視覚障害者団体連合(日視連)、 東北 視覚障害者 団体連合(東視連)、 仙台市視覚障害者福祉協会(仙視協)と連携して国・地方・地域の各々のレベルで当面する視覚障害者福祉の課題に取り組んでいく。
 資料・情報の提供、調査・研究への協力、研修、要望・陳情活動等、主な大会・会議等として第75回 全国視覚障害者福祉大会 (5月名古屋市)。また、仙台市視覚障害者福祉協会、あはき等法19条を守る東北協議会、(社福)宮城県障がい者福祉協会、宮城県障害者スポーツ協会、公財)日本盲導犬協会仙台訓練センター、宮城県東洋療法関係団体連絡協議会等とも連携をとっていく。

3.青年部
@日視連青年協議会及び東視連青年部との交流・連携を図る。
A第68回 全国視覚障害青年研修大会に参加する。9月18日(日)〜19日(月) 福岡県久留米市

4.女性部
@日視連女性協議会及び東視連女性部との交流・連携を図る。
A第68回 全国視覚障害女性研修大会に参加する。8月
31日(水)〜9月1日(木) 福島市
B県視障協 女性部長会議を開催する。3月5日()
C日視連 女性協議会全国委員会に出席する。 3月 東京都

5.関係機関・団体との連携
 宮城県、仙台市、県内各市町村、(社福)宮城県社会福祉協議会、各市町村社会福祉協議会、宮城県立視覚支援学校、国の地方機関等との連携を図る。

6.ボランティア団体との連携
 宮城音訳奉仕会、宮城点訳奉仕会、デイジーみやぎ等の支援・協力を受けて事業を進める。

宮城県視覚障害者情報センター事業

1 重点事項

指定管理3期目の4年目に当たる今年度は、以下の事業に重点を置き運営する。

(1)墨字資料などの点字化・テキスト化にICT技術を活用し、作業の効率化・迅速化に取り組む。
(2)相談業務を充実させ、増加している中途視覚障害者の支援や機器・用具に関する相談に対応する。
(3)これまでの地域連携推進業務の実績を踏まえ、市町村や視覚障害支援機関・団体との連携の下、地域福祉の向上と視覚障害者の防災意識の定着に取り組む。
(4)情報センター建替に向けて、蔵書の適正な管理に努め、貸出に供することができなくなった古い資料、マスターデータがある資料等の整理を行う。また、テープ図書の除籍をすすめる。
(5)新型コロナウィルス感染予防対策を徹底しながら事業を遂行するとともに、感染者発生時のリスク回避に努める。

2 事業の概要

(1)センターに来館した利用者の応対
(2)館外利用者の登録事務
(3)点字・録音刊行物等の館外利用
・センターへ登録されている館外利用者に対し、点字・録音刊行物等の貸出を行う。なお、館外登録者の拡大を図るため地域連携業務の一環で行う「情報交流会」等地域での行事を開催する(年25回程度)。
(4)点字・録音刊行物等の受入・管理
(5)点字・録音刊行物等の製作及び奉仕員の養成
・点訳奉仕員並びに音訳・編集奉仕員養成講座を開催する(点訳2年課程の1年目、音訳1年課程)。また、テキストデイジー編集奉仕員の養成にも取り組む。
(6)各種奉仕員との連絡・協力体制の構築
(7)情報誌の発行等による情報提供
(8)雑誌録音物の製作及び貸出
(9)他の点字図書館等との協働
・サピエ図書館を積極的に利用し、広範囲な図書情報の収集及び情報提供を図る。
(10)相談業務
(11)宮城県視覚障害者福祉ガイド(音声版)の製作
(12)プライベートサービス
(13)対面音訳サービス
(14)点字の指導
・主に中途視覚障害者を対象に点字の書き方及び読み方を指導する。
(15)視覚障害者向け情報機器の操作体験・講習
・操作体験の実施時期適宜 訪問型機器講習として県内各地でも実施。
・講習会の実施時期 毎月第1日曜及び毎週火曜。
(16)視覚障害者支援機器の体験・貸出
・機器貸出の実施時期 要望に応じて。
・操作体験の実施時期 適宜。
(17)講師の派遣
・自治体や各種団体が開催する、視覚障害に関する研修会等の講師について、職員又は奉仕員を派遣する。
(18)施設の開放・奉仕員との交流
・「ふれあい広場」、「なかみせ通り」、「ボランティア感謝並びに利用者との集い」の開催。
(19)会場提供業務
・視覚障害者関係団体並びに福祉の向上を目的とした団体や地域の自治会の会合などにセンター内の会場を提供する。
(20)災害への備えと、災害発生時の対応
・東日本大震災における経験から、視覚障害者を地域で支える体制を構築するため、市町村や地域住民を対象に視覚障害に関する理解促進を図る。また、大規模災害発生時の視覚障害者支援拠点となるべく、当事者団体や視覚障害者を支援する団体と連携し、視覚障害者支援策を検討する。

出前講座:要望に応じて。
情報交流会:年25回程度

3 自主事業計画

(1)すいてん会(視覚障害者交流サロン)
点字の学習や情報交換、用具・機器等の紹介、生活情報の提供等を行う。
実施日:毎週水曜日午後


  点字印刷事業
 
 「NTTハローインフォメーション」、参議院選挙等選挙関連業務、点字名刺、各種会議資料など企業・団体・個人からの依頼に応じて製作する。

  自動販売機の管理・運営
 
 視覚障害者情報センターに清涼飲料水の自動販売機を設置し、その管理運営にあたる。

  支援者の拡大
 
 会員及び賛助会員(一般)の新規入会を働きかける。

  会議の開催
 
@理事会5回、第288回〜292回(5月(2回)・9月・12月・2月)
A監査会 5月13日(金)
B第83回評議員会 5月28日(土)
C執行部会議 随時
D地域団体等代表者会議 3月5日(日)
E委員会
・第22回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技北海道・東北地区予選大会実行委員会・人事労務管理委員会 ・規程整備委員会
Fその他事務局会議(毎月)、必要に応じて理事懇談会等 

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