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我々の願いが叶えられたあん摩師等法19条 |
日視連会長 竹下 義樹 2019年12月16日午前11時30分に東京地裁で判決言い渡しが予告されていたが、傍聴者の入場に手間取り、実際の判決言い渡しは12時を過ぎてからになった。 裁判長が、おもむろに「原告の請求を棄却する」と明確に判決を言い渡した時、傍聴席を埋めた我々の仲間は一応に胸をなで下ろした。民事訴訟(行政訴訟も含む)においては、判決は主文のみを言い渡すのが通例である。しかし、今回は、裁判長が、我々の存在を意識してか、判決の理由中の根幹となっている部分を要約して傍聴席に向け説明した。それによると、裁判所は、あん摩師等法19条が、視覚障害者の生活維持を目的としている点において、未だその必要性は失われていないとした。そして、その目的を達成するために、晴眼者のためのあん摩マッサージ指圧師の養成課程の新・増設を制限することは、妥当な方法であると評価した。そして、国会があん摩師等法19条を現時点においても、妥当な規定であるとして維持していることは、立法府としての裁量権を逸脱・乱用しているとは言えないと判示した。その結果として、あん摩師等法19条は、憲法22条に反することはないと結論づけ、原告の訴えを退けたのである。 判決言い渡しが終わった瞬間、私は、あえてルールを無視し、拍手を始めた。すると、傍聴席のほとんどの仲間がそれにあわせて感動の拍手をした。 おそらく、岸野理事長は、東京地裁判決を不服として、控訴するものと思われる。岸野理事長がとことん戦うつもりか否かは、知るところではないが、2020年2月25日の大阪地裁判決及び同年4月27日の仙台地裁判決において、内容が東京地裁判決と同じ内容となった時点で岸野理事長は最終判断を するのではなかろうか。それだけに私達の戦いは、3地裁の判決が出揃うまでが、大山である。 2016年9月から始まった3年あまりの戦いが、判決に大きな影響を与えたことは確かである。常に傍聴席を満席にし、何万筆にもおよぶ署名の提出を通して、届けてきた私達の声は、裁判官の心を打たずにはいられなかったはずである。私達はそのことに確信を持って引き続き頑張っていくことを改めて決意したいと思う。すべての地裁で勝訴判決を得たとしても私達の戦いは終わることはない。平成医療学園が、控訴審での戦いを続けようが諦めようが、私達は引き続きあん摩師等法19条を死守し、あん摩マッサージ指圧業を通じた職業的自立のために、戦いを続けていかなければならない。 |
ハンドブック「視覚障害者のガイドのために」を希望者にお送りします |
視覚障害者の介助や誘導の仕方について家族や一般の方々に知っていただく目的で本会が作成した冊子を希望する方へ無料でお送りします。 内容は、街で見かけたときの声のかけ方、正しい誘導の仕方、道を教えるときの説明の仕方、乗り物に乗る時の安全な方法、食事やトイレなどの場面の説明等、視覚障害者自身も知っておく必要のあるものです。 点字版・墨字版・音声CD版があります。希望する方は事務局へお申し込みください。 |
ご協力ありがとうございます |
― 全国大会寄付金協力者ご芳名(敬称略) ― (令和2年1月20日現在) 宮城県・仙台市視障協会員・一般の方々・法人様より多数御協力いただいておりますので、ここにご報告させていただきます。 【個人】47件 合計189,000円 (仙台市)37名 (石巻市)2名 (塩釜市)1名 (登米市)1名 (名取市)1名 (白石市)1名 (気仙沼市)1名 (亘理町)2名 (美里町)1名 【法人】3件 合計40,000円 (仙台市)株式会社トラストメディカル・小田眼科医院・あさひがおか眼科 ― 「書き損じ及び未使用ハガキ回収事業」報告(敬称略) ― (令和元年12月21日~令和2年1月20日受付分) ◆一般 (仙台市)3名 (松島町)1名 (塩釜市)1名 ◆小学校(9校) (仙台市)六郷 古城 富沢 岡田 (大和町)吉田 (栗原市)若柳 (東松島市)大曲 (登米市)豊里 (大河原町)大河原 ◆中学校(8校) (仙台市)将監東 七北田 折立 南小泉 (大崎市)三本木 (加美町)小野田 (登米市)豊里 (栗原市)栗原西 ◆高校・支援学校(4校) 聴覚支援学校小牛田校・岩沼高等学園・小松島支援学校・石巻工業高校 |
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