事務局だより12月号 

 今月号の目次
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 全国視覚障害者福祉大会(宮城大会)に参加のお願い

 第58回東北盲人福祉大会の報告

 第2回中途視覚障害者緊急生活支援相談会の報告

 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ
 
 ご協力ありがとうございます
 
 点字カレンダーをお送りします
 
 
全国視覚障害者福祉大会(宮城大会)に参加のお願い

 皆様ご承知のとおり、第73回全国視覚障害者福祉大会が47年ぶりに宮城県で開催されます。会期は令和2年6月14日(日)~16日(火)まで三日間で、会場は仙台市宮城野区榴岡にある仙台サンプラザです。
 大会1日目は役員が出席する各会議がもたれます。2日目と3日目は会員や一般の方も参加して行われます。参加は、2日目と3日目の両日か、どちらか1日のみの参加もできます。 また、希望される方には宿泊ホテルや観光ツアーも用意しています。詳しくは「視覚障害みやぎ1月号」に掲載しますのでご覧下さい。
 本協会では、1年以上前よりこの大会に向け準備に取り掛かり、実行委員会を立ち上げ、日本視覚障害者団体連合と共に、宮城県知事と仙台市長にも直接協力を依頼しました。全国各地から参加が見込まれる1,200名の方々を、地元として皆様と共に歓迎したいと思いますので、是非一人でも多くの方々の参加をお願いいたします。


                                                                                        
第58回東北盲人福祉大会の報告

                                                               理事長 柿沼 正良

 第58回東北盲人福祉大会が、11月4日から5日までの2日間に亘り、山形市のヒルズサンピアを会場に行われました。東北各地から130名余りの参加でした。 
 1日目の代議員会では名称の変更ほか会則の一部変更や、日頃感じている日常生活の問題を決議すること等が承認されました。
 研修会では「視覚障害者の職業を考える」と題し、4名のシンポジストの体験発表を聞きました。コーディネーターとアドバイザーと、会場から感想・質問を受けました。
 2日目は、日本視覚障害者団体連合竹下義樹会長の基調講演があり、「戦後74年の歴史を検証して日本の視覚障害者の将来を考える」と題し、視覚障害者の教育・福祉・職業などについて、示唆に富んだ話がありました。
 式典の後、大会宣言と決議文の披露があり、最後に来年の6月14日(日)から3日間に亘り行われる、第73回全国視覚障害者福祉大会(宮城大会)開催について、私から挨拶として参加協力をお願いし、11月末頃までに大会の第一報を各県に発送する旨を伝えてきました。
 東盲連も来年の4月1日から名称を改め、東北視覚障害者団体連合(東視連)となります。来年のこの大会(東視連大会)は、東北で全国大会を行うため、開催されませんので勘違いのないようよろしくお願いします。

4つの大会スローガンと14の大会決議は次の通りです。

※大会スローガン
 守ろう・・・あはき等法19条
 語り継ごう・・・震災体験と災害への備え
 浸透させよう・・・読書バリアフリー法
 解消しよう・・・外出支援の地域間格差

※大会決議
ー. 視覚障害者に最良の職業の一つである「あん摩、マッサージ、指圧」を守るため、あはき等法19条の堅持と法の趣旨の遵守を強く求める。

ー. 各自治体において、災害時に視覚障害者が安全に避難するためのマニュアルの作成と訓練の実施を図る事。また、災害時の緊急テレビ放送において、視覚障害者に対する的確で速やかな情報を提供できるよう環境の整備を図る事。

ー. 各自治体において、『障害者等の読書環境の整備の推進に関する法律』(読書バリアフリー法)の趣旨が社会に浸透する様啓発を図る事。

ー. 障害者差別解消法のさらなる啓発活動を図ると共に、視覚障害者が安全安心して社会参加することができるよう、ハード面の街づくり環境の整備を図る事。

ー. 視覚障害者の安全な歩行を確保するため、音声信号機の24時間稼働を図ると共に、LED信号機の普及整備を図る事。

ー. 視覚障害者の社会参加を促進するため、点字ブロック上の安全確保の徹底周知を図る事。

ー. 補助犬法の周知徹底を図ると共に、盲導犬の飲食店等への入店拒否及び乗車拒否が生じないよう、啓発を図る事。

ー. 鉄道駅構内において、ホームドアの早急な設置と階段段鼻に黄色い色づけをし、視覚障害者、子供及び高齢者にも、安全安心な駅構内環境づくりを図る事。

ー. テレビ放送で、外国語音声が日本語文字化のものを日本語完全音声化を図る事。

ー. 視覚障害者の利用しやすいよう人的対応の可能なレジを増やす事。

ー. 食品の賞味期限、消費期限の文字拡大と商品のバーコード、QRコードの表示位置の統一を図る事。

ー. 家電製品において、ユニバーサルデザインの観点から音声案内装置付属JIS規格として義務化を図る事。

ー. 同行援護事業において都市と地方の移動における地域間格差が生じていることから同行援護の報酬額の増額を図る事。

ー. 移動支援における支援者の乗用車の利用が可能となるよう制度的緩和を図る事。


第2回中途視覚障害者緊急生活支援相談会の報告 

                                                               理事 狩野 敏彦

 10月20日(日)10時~15時、いわぬま市民交流プラザで開催しましたので報告します。
 この度の開催にあたっては、宮城県眼科医会が主体となり、会場の選定から関係団体との調整を行って頂きました。一方、岩沼市障害福祉係の協力により障害者手帳保有者83名全員に墨字と点字を併記した岩沼市の挨拶文と相談会告知チラシを同封し郵送して頂きました。また、名取市、亘理町の広報にも掲載して頂きました。
 今回は、今迄の盲導犬協会、㈱トラストメディカル、情報センターの他に、初めて地元の板橋眼科医院院長と看護師、東海光学㈱ロービジョン事業部2名、メガネパリミキ岩沼店長と南東北ブロック担当者、東北大学病院眼科2名の方々の協力を得て開催しました。
 当日の来場者は、当事者が7名、家族・関係者を含め18名の方にお越し頂き、医療相談や、歩行訓練の体験をする方が多く見受けられました。デジタル機器については、1名の方に初期導入からの説明をさせて頂きました。
 来年度の相談会は名取市、大崎市、登米市、石巻市の中から開催する事を相談しました。今後も関係団体と連携を図り多くの方に利用して頂けるよう計画して参ります。


 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ

 視覚障害者情報センター主催による交流会を開催します。
 当日は、図書館利用案内や健康、福祉制度をテーマとした講話のほか、見えない・見えにくい方向けの情報機器、便利グッズの紹介および操作体験、当事者同士の懇談会を予定しています。申し込みは不要ですのでお気軽にご参加下さい。

・対象者 視覚に障害のある方(障害者手帳の有無は問わない)、ご家族、その他(視覚障害支援に関心のある方)
・大崎市 12月 7日(土)13時~16時 大崎市図書館 研修室2・3
・塩釜市 12月22日(日)10時~13時 塩竃市公民館 図書館
・問合せ 宮城県視覚障害者情報センター (電話 022-234-4047) 中野渡・小澤


 ご協力ありがとうございます

 ― 「書き損じ及び未使用ハガキ回収事業」報告 ―
   (令和元年10月21日~令和元年11月20日受付分)

◆一般     (1名)(仙台市)
◆小学校   (角田市)角田小学校
◆専門学校  大崎市医師会附属准看護学校


 点字カレンダーをお送りします

 「愛の小鳩点字カレンダー」は(公財)日本テレビ小鳩文化事業団が、身体障害者の中でも特にテレビの恩恵を受けることの少ない視覚障害者のために行っている福祉活動の一環として毎年製作しているものです。今年も宮城テレビ放送から寄贈を受けました。
 カレンダーは12月2日に視覚障害みやぎ点字版とみやぎ県政だより点字版を購読されている方にお送りします。カレンダーが届いていない方で配布を希望される方は、事務局までご連絡下さい。


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