事務局だより7月号 

 今月号の目次
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 第72回全国盲人福祉大会と第56回全国盲人代表者会議報告

 評議員会の報告と新規役員のお知らせ

 気仙沼視障協 家庭・社会生活訓練会の報告

 大崎市視障協 移動研修会について

 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ

 新職員の紹介

 ご協力ありがとうございます(敬称略)

 選挙の投票に関するミニ知識

第72回全国盲人福祉大会と第56回全国盲人代表者会議開催について

                                                                                    理事長  柿沼 正良
  
 第72回全国盲人福祉大会と、第56回全国盲人代表者会議がニューオオタニイン札幌と札幌市民交流プラザ「ヒタル」を会場に5月26日(日)から3日間に亘り行われ、本会から12名が参加しました。
 いよいよ来年は本会が主催する全国大会でもあり、運営面と対応面などを中心に視察も兼ねた参加でした。
日盲連(日本盲人会連合)は、この秋10月1日をもって名称が「日本視覚障害者団体連合」となりますので、新しい時代の開催にふさわしい大会になるよう、早速その準備として実行委員会を立ち上げます。
 来年(令和2年)6月14日から3日間、仙台駅から東口をまっすぐ進んだ、楽天生命パーク傍の宮城野区の仙台サンプラザと、隣のサンプラザホテルを会場に行いますので、地元での大会開催として参加ご協力や、運営費などのご支援も、どうぞよろしくお願いいたします。

評議員会の報告と新規役員のお知らせ

 本協会の第80回評議員会が、去る5月25日(土)情報センターで開催されました。
 提出された議案は、(1)平成30年度事業報告、(2)平成30年度収支決算報告、(3)2019年度事業計画、(4)2019年度予算、(5)定款並びに役員及び評議員等の報酬に関する規定の改正について、(6)役員の改選についての6議案で、いずれも原案のとおり承認されました。
 平成30年度収支決算のうち情報センターの分を除いた協会本部の収支は、収入1289万6939円に対し、支出1,367万5950円で、77万9011円の赤字となりました。これは選挙に伴う点字印刷収入が昨年度は少なかったことが大きな要因です。
 第5号議案では、定款を変更してこれまで報酬を支給していなかった評議員に対し報酬を支給することとしました。また、理事・監事に支給していた日当を報酬として位置づけるなどの規程の改正を行ないました。第6号議案では役員の改選が行なわれ、以下の方々が理事・監事に選任されました。
理事:柿沼正良・宇和野康弘・成澤きみ子・狩野俊彦・小松伸久・平間洋子・及川篤生・庄司博典(以上再任)・穂積康友・望月厚男(以上新任)
監事:畠山 朗・横田憲年・渡邉雅史(以上再任)。
 
なお、今期で理事を退任された杉山照明・中村 哲お二人のこれまでの尽力に感謝申し上げます。

気仙沼視障協 家庭・社会生活訓練会の報告
 
                                                                                    会長 小野寺 三男

 令和元年6月9日、10時から気仙沼市市民福祉センター「やすらぎ」に於いて、「特殊詐欺にだまされないために!」の出前講座を、気仙沼市商工課消費生活係の職員3名にお願いし、会員8名と家族やガイドヘルパー総勢15名で受講しました。

①公的機関を装い「お金が戻りますので早く手続きを」と電話がありました。「お金が戻るなら大丈夫だろう」と思い指示されるままATMを操作し振込んでしまう「還付金詐欺」
②デパートの職員を装い「貴方のクレジットカードが不正に利用されているようです」の電話から、警察や公共団体等を装う者たちに指示されるままキャッシュカードを受け子に渡してしまった「劇場型詐欺」
③これらの詐欺被害を防ぐ為のポイントを纏めてみました。
 ◆どんな電話もあわてず冷静に
 ◆相手を確認して一旦電話を切る
 ◆確認は自分で調べた番号へ 《電話104や電話帳で調べる》
 ◆お金は払う前に相談しよう
 ◆警察、市役所等の名前を出されても安易に信用しない
  参加された方からは大好評でした。皆さんも参考にして被害にあわないよう注意しましょう。 

   
 大崎市視障協 移動研修会について
 
                                                                                    会長 伊藤 良悟
 
 私たちの会は誕生して14年目を迎えました。この間、毎年欠かさず移動研修会として県内外の名所などに出かけて来ました。最初のころは、県の助成金をいただき計画してまいりましたが講師の選定でその道の専門の方を見つけるのが大変なため、5~6年前からは独自の事業として継続してきました。
 今年は、一関市猊鼻渓の川下りをしました。予約をした時に、雨でも大丈夫と担当の方に言われ、あまり気にすることもなく前日を迎えましたが、低気圧の影響で雨風の荒れた日になってしまいました。午後3時過ぎに猊鼻渓の方から連絡があり、河の水が増えたので、明日の朝にならないと船を出せるかどうかわからないと言われました。翌日の天気予報は晴れでしたので、とりあえず場所を雨天の場合として変更届を大崎市に提出しました。
 毎年市の教育バスを利用して出かけていますので、予約を含め最低でも3ヶ月前には申込みしないとバスが取れないのです。
 当日朝7時過ぎには連絡があり、船は出せると言われ、まずは一安心しました。会員・ヘルパーを含め17名で猊鼻渓へ向かうことができました。
 一般道を通って行きましたので1時間30分かかりました。船のスタートする11時までには十分間に合いました。前からわかっていたことですが、今回、船賃の割引に対し障害者は半額でしたが、付き添いについては割引がなく、公的機関の割引制度に慣れているものとしては疑問が残りました。
 船下りは往復90分です。船頭さんの軽快な話と、マニュアルどおりの冗談を交えあっという間の時間でした。船から下りて周りを歩いたこともとても雰囲気を味わうことができました。
 昼食は清流ご膳という鮎の塩焼きの定食をいただき、午後3時過ぎに解散しました。
 参加した皆さんの感想です。
 藤の花がとてもきれいでした。船頭さんの説明でイメージが湧いた。目が見えなくなってから外出しなくなったが、この会に入り外出でき、楽しく過ごすことができた。ありがとうございます。次回は紅葉の時期に来てみたい。

視覚障害者情報交流会開催のお知らせ

 視覚障害者情報センター主催による交流会を開催します。
 申込は不要ですのでお気軽にご参加ください。
・対象者:視覚に障害のある方(障害者手帳の有無は問いません)ご家族、その他(視覚障害支援に関心のある方等)
・岩沼市  7月25日(木) 13時~15時 岩沼市iあいプラザ2階大会議室
・東松島市 7月27日(土)10時~12時 矢本東市民センター

新職員の紹介
 
 協会本部のパート職員として6月から中居 千秋(なかい ちあき)が採用されました。
 主に点字印刷業務を担当しますのでよろしくお願いします。                                                     
 
                                                                                        
ご協力ありがとうございます(敬称略)
 
― 寄付金 ―
 個人(多賀城市) 50,000円 常盤洋紙㈱ 50,000円

― 「書き損じ及び未使用ハガキ回収事業」報告 ―
 (令和元年5月21日~令和元年6月20日受付分)
◆個人(6名)
 塩釜市 2名、石巻市 1名、東松島市 1名、名取市 1名
◆多賀城ライオンズクラブ

選挙の投票に関するミニ知識

 今年は参院選・仙台市議選・宮城県議選と選挙が続きます。視覚障害者が知っておきたい投票に関する知識について宮城県選挙管理委員会に確認したことをお知らせします。

(1) 普通文字で書く場合、漢字・平仮名・片仮名、いずれで書いても有効です。少々の間違いがあっても投票者の意図が伝われば有効です。
(2)投票用紙の枠外・表・裏のどこに書いても有効です。
(3)係員に頼めば代筆もしてくれます。
(4)点字用の投票用紙は専用ですので、普通文字用の用紙に点字を書くと無効です。
(5)点字用の用紙であれば表・裏のどちらに書いても有効です。投票用紙には何の選挙か点字で書いてあります。
(6)使い慣れた点字器を持参して書いてもいいことになっています。

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