事務局だより12月号 

 今月号の目次
   (各項目をクリックすると、その記事の始めに画面が移動します。)

 第72回全国盲人福祉大会(札幌大会)開催のお知らせ
 
 東盲連秋田大会報告

 県知事表彰受賞おめでとうございます

 あん摩師等法19条を守る全国統一決起集会仙台大会報告

 視覚障害者情報センターからのお知らせ

 評議員・役員(理事・監事)の紹介

 新会員のご紹介 

 ご協力ありがとうございます

 
 点字カレンダーをお送りします

 本の紹介

第72回全国盲人福祉大会(札幌大会)開催のお知らせ
  
・会期 2019年5月26日(日)~5月28日(火)
・会場及び宿泊先
・第1日目と第2日目(会議・宿泊・交流会)
 ニューオータニイン札幌
 〒060-0002 札幌市中央区北2条西1-1
 電話 011-222-1111
・第3日目(大会式典)
 札幌市民交流プラザ札幌文化芸術劇場 ヒタル
 〒060-0001 札幌市中央区北1条西1丁目
 電話 011-271-1000
・参加費  1,000円(付添も同額)
・交流会費 9,000円 *2日目の昼食(弁当)1,100円
・観光プラン
 日帰りコース 3コース  8,800円~ 9,800円
 一泊コース  2コース 27,800円~34,800円
 二泊コース  2コース 54,800円~60,800円
・参加希望者は2019年2月22日(金)まで事務局へお申し込みください。
 尚、詳しい資料が必要な方には郵送又はメールでお送りしますのでお申し出ください

東盲連秋田大会報告

                                                         理事長 柿沼 正良
 
 第57回東北盲人福祉大会が、10月28日(日)、29日(月)の2日間、JR秋田駅併設のメトロポリタン秋田を会場に開催されました。
 東北各地から視覚障害者代表とボランティアを含め、約160名の参加者がありました。本会からは10名が参加しました。
 会場内の移動では、ボランティアの行き届いた声掛けと誘導により、一人でも安心して参加できるという印象を持ちました。
  来年の11月4日(月・振替休日)と5日(火)には山形市内のヒルズサンピアで開催されるそうです。まだ参加した事のない方は、一度是非参加してみてください。

4つの大会スローガンと13の大会決議は次の通りです。

*大会スローガン

作ろう・・・・障害者雇用と住み良い社会
無くそう・・・福祉サービスの地域間格差
守ろう・・・・あはき法19条
広めよう・・・移動の安全安心対策

*大会決議
一. 中央省庁をはじめとした、立法府、司法、地方自治体の「官公庁における障害者雇用率問題」について、一連の不祥事は、国民の信頼を根底から揺るがすものであり、政府に対して深く反省を求めるとともに、法改正も視野に入れた障害者雇用環境の早急な構築を要望する。

一. 旧優生保護法施行に伴う、視覚障害者に対する不妊手術及び中絶等の被害の情報の開示と救済を要望する。

一.視覚障害者の数少ない適職の一つとされるあんまマッサージ指圧業を守るため、あはき法19条の厳守を要望する。

一. 障害者差別解消法の社会への周知・浸透を図るため、企業・学校・地域コミュニティ等での学習の場を設けられるような仕組みづくりを要望する。

一. 点訳、音訳、代筆及び代読を市町村生活支援事業における必須事業の意思疎通支援事業に位置付けるよう要望する。

一. 視覚障害者福祉において、ロービジョン対策のさらなる充実を要望する。

一. 視覚障害者が利用する同行援護の報酬の増額を要望する。

一. テレビ放送におけるニュースや緊急放送など、全ての字幕スーパーの音声化とともに、緊急時の字幕は文字拡大と時間延長 も併せて要望する。

一. 食品やレトルトパックなど食品に表示されている調理方法等にQRコードをつけるとともに、ホームページに掲載の際は、画像の他に文字情報も載せるように要望する。

一. スーパーなどでセルフレジが導入されつつあるが、機械には音声案内や拡大表示機能を備えるとともに、有人レジの確保を要望する。

一. 駅ホームに内方線点字ブロックの敷設の義務化とともに、より安全に移動できるホームの中央がわかるような工夫を要望する。

一. 新しいGPSを利用した音声ナビの開発に取り組むとともに一般に広く普及されることを要望する。

 また、特別決議として、「あん摩師等法19条を死守すると共に視覚障害者の生計が維持されるよう業権の整備を要望する。」という文言が加わりました。
 尚、関連の「あん摩師等法19条を守る協議会」活動支援ということで募金が会場内で行われ、短時間で50,151円が集まったそうです。

県知事表彰受賞おめでとうございます

 11月7日(水)、仙台サンプラザホールにおいて宮城県社会福祉協議会等が主催して開催された第64回宮城県社会福祉大会の席上、宮城県知事より民間福祉団体部門で石巻視覚障害者福祉協会、自立更生部門で多賀城視覚障害者福祉協会の角田 茂さんが表彰されました。
 まことにおめでとうございます。                                                  

あん摩師等法19条を守る全国統一決起集会仙台大会報告
                             
                                                         理事長 柿沼  正良
 
 平成医療学園グループである福島医療専門学校から、あん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師等法第19条は違憲であるとして、仙台地裁に提訴されてから2年余りが経ちました。
 11月22日に行われる、第10回口頭弁論を控えた11日(日)午後1時30分から、仙台駅北側に先月開業したばかりの、アパホテル(TKP仙台駅北)において、全国統一決起集会が開かれました。
 その日は東京・大阪・仙台を始め全国各地で行われました。仙台大会には東北各地から約300名の仲間が集まりました。
 内容としては、応援メッセージや2名の体験発表、2組の音楽演奏があり、最後にアピール文の朗読と「頑張ろうコール」で締めくくりました。
 当日、会場で募金活動が行われ、76,555円が集まりました。                                                           
  
視覚障害者情報センターからのお知らせ


 視覚障害者情報交流会を以下の通り開催します。当日は講話のほか、見えない・見えにくい方向けの情報機器、便利グッズの紹介及び操作体験、当事者同士の懇談会を予定しています。申し込みは不要ですのでお気軽にご参加下さい。

・対象者:視覚に障害のある方(障害者手帳の有無は問わない)、ご家族、その他視覚障害支援に関心のある方
・角田市 12月10日(月)ウェルパークかくだ 1階会議室
 13時~16時
・利府町 12月13日(木)健康福祉センター大ホール
 13時~16時
・問合せは、宮城県視覚障害者情報センター
(電話 022-234-4047)(中野渡・小澤)                                           

 評議員・役員(理事・監事)の紹介
 
・評議員 大沼 美晴
  
 私は、角田・丸森視障協で6年近く団体長をやらせて頂きました。一身上の都合で団体から離れてしまいましたが、いままでの経験を活かしながら、少しでも皆さんのお役に立てればと思います。今後とも宜しくお願い致します。

・評議員 望月 厚男
  
 昨年退職し、今年は再任用2年目になります。盲学校を離れて早20年。戻れる機会もなく退職になりました。
 評議員として2期目を迎えますが、あまり仕事らしい仕事をせず、懐かしい顔ぶれに会うのを楽しみに会合に参加しています。
 健康に気を付け、日々を楽しみながら過ごしています。

新会員のご紹介
 
 以下のお二人が新たに入会されましたので宜しくお願い致します。

佐々木 忠夫さん(仙台市・個人)
昆野 文男さん(気仙沼市・団体)

ご協力ありがとうございます (敬称略)

 - 「書き損じ及び未使用ハガキ回収事業」報告 -
 (平成30年10月21日~平成30年11月20日受付分)

◆一般(3名)
 (仙台市)2名 (塩釜市)1名 
  
 今年も例年通り、県内の小・中・高等学校・特別支援学校に対し、事業への協力を呼びかける文書を発送しました。
 皆さんの周りに書き損じはがき・未使用ハガキは眠っていませんか? 
 ハガキは、1年を通して受付けています。周りの方に是非声掛けをお願いします。皆さんの協力をお待ちしています。

点字カレンダーをお送りします

 愛の小鳩点字カレンダーは(公財)日本テレビ小鳩文化事業団が、身体障害者の中でも特にテレビの恩恵を受けることの少ない視覚障害者のために行っている福祉活動の一環として毎年製作しているものです。今年も宮城テレビ放送から寄贈を受けました。
 カレンダーは12月3日(月)に「視覚障害みやぎ点字版」と「みやぎ県政だより点字版」を購読されている方にお送りします。カレンダーが届いていない方で配布を希望される方は、事務局へご連絡下さい。
 
本の紹介
 
                                                           理事 及川 篤生

 今月号から、不定期になるとは思いますが、本の紹介をさせていただくことになりました。読書の好みは、人によってすごく変わるから、僕の紹介した本が皆さんの好みに合うか解りませんが、本を選ぶ時のきっかけになればいいと思います。

書名「水を打つ」上下2巻 
著者 堂場 瞬一 (デイジー版)

 最近は、日本人の身体能力も向上したり、ハーフの選手が増えたりして、スポーツの様々な競技で外国人と互角に戦えるようになってきましたが、パワーとかスピードを競う種目ではまだ差がありますよね。特に、体の基本的な能力が重要な陸上とか水泳の自由形等はメダルに手が届くのは難しい感じですよね。
 そんな競技の中で、陸上の400メートルや水泳のメドレーリレー等はメダル候補で、すでにメダルを取っています。
 この本はそうした競技の1つ、水泳のメドレーリレーの小説です。主役は日本代表メドレーリレー男子チーム、ベテランの平泳ぎ選手の視点を中心に書かれています。日本男子メドレーチームは前回のオリンピックで僅かな差で4位となっており、次の東京では当然メダルの獲得を目指しています。
 オリンピック前年になって、18歳の高校生選手が平泳ぎで世界新記録を出しました。この高校生がかなり生意気で、チーム内に不協和音をもたらします。そこで、他のメンバーの葛藤や、中心となるベテラン選手、そして高校生の選手の心理的な描写が、話の主な内容です。お互い反発したり、理解しようとしながらチームワークを改善していきます。こんな話の中に、競泳の技術的な話や、水着の開発の話など織り交ぜながら、話は進みます。ラストは東京オリンピックのメドレーリレー決勝です。
 スポーツ小説として、非常によく出来ていると思うのでお勧めです。  

ページトップへ
 
事務局便り一覧へ