事務局だより10月号 

 今月号の目次
   (各項目をクリックすると、その記事の始めに画面が移動します。)

 社会生活訓練会開催のお知らせ
 
 第2回視覚障害者緊急生活支援相談会のお知らせ

 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ

 日盲連結成70周年記念第64回全国盲女性研修大会(中国・四国ブロック島根県大会)についての報告

 大崎市視障協 家庭・社会生活訓練会の報告

 評議員・役員(理事・監事)の紹介

 ご協力ありがとうございます
 
 旧優生保護法に基づく強制不妊手術等の調査に関するお願い

 差し上げます

社会生活訓練会開催のお知らせ
  
 以下の4地域で標記の訓練会が開催されますのでお知らせします。対象者は開催地もしくはその近隣在住の視覚障害者で会員・非会員は問いませんのでお誘いあわせの上ご参加ください。

(1)角田・丸森視障協
・日時 10月14日(日) 13時~
・会場 角田市スポーツ館 角田市枝野字青木155-20
・内容 「いきいき健康体操教室」 日常動作がスムーズに出来るように筋力をアップさせ、歩行の安定を図り、転倒を      防止するための訓練を行います。
・連絡先 角田・丸森視障協会長 太田まで 電話 080-3322-7413 

(2)塩釜視障協
・日時 10月14日(日) 10時30分~
・会場 塩釜市津波防災センター 塩釜市港町1丁目4-1 マリンゲート隣
・内容 「防災センター見学」 新設の防災センター見学と津波避難デッキが完成したので歩いて体験します。
・連絡先 塩釜視障協 柿沼まで 電話 022-364-2432 

(3)大崎市視障協
・日時 10月28日(日) 9時30分~
・会場 大崎市市民活動サポートセンター 大崎市古川江合錦町2丁目6-1
・内容 「軽体操(百歳いきいき)」 会員各自高齢化になってきていることから、皆元気に百歳までいきいき過ごせるよ      う、介護予防のお話を聴きながらタオル等を使い軽体操を行います。
・連絡先 大崎市視障協 川合まで 電話 0229-52-3579 

(4)気仙沼視障協
・日時 10月28日(日) 
午前の部 10時~、午後の部 12時30分~
・会場 気仙沼市市民福祉センター「やすらぎ」介護予防活動室
・内容 
10時~ 「各地の方言を聞き比べよう」 講師 朗読奉仕「あいの会」 後藤 佳子 様
12時30分~ 「気仙沼市出身の文人の著作を聞く会」講師 朗読奉仕「あいの会」 菊田 まき子 様
・連絡先 気仙沼視障協 小野寺まで 電話 0226-32-2026

第2回視覚障害者緊急生活支援相談会のお知らせ

・日時 11月4日(日) 10時~15時
・会場 大河原町コミュニティーセンターホール 1階101会議室 大河原町大谷字町向126-4 
・内容 
1 眼の見えにくい方とそのご家族の方の相談会です。
  各種制度の利用、眼科医療、地域社会参加、歩行訓練に関して等の相談に応じます。
2 福祉機器の主な商品を展示します。また、実際、触れて体験も出来ます。

・対象者 大河原町とその近隣地域にお住いの方(障害者手帳の有無は問いません)。
      お誘いあわせの上、是非ご来場ください。
・問合せ 宮城県視覚障害者福祉協会 事務局 
      電話 022-257-2022 
      FAX 022-293-9135

視覚障害者情報交流会開催のお知らせ

 視覚障害者情報センター主催による交流会を開催します。
 当日は、図書館利用案内や健康、福祉制度をテーマとした講話のほか、見えない・見えにくい方向けの情報機器、便利グッズの紹介および操作体験、当事者同士の懇談会を予定しています。
申し込みは不要ですのでお気軽にご参加ください。

・対象者 視覚に障害のある方(障害者手帳の有無は問わない)、ご家族、その他(視覚障害支援に関心のある方)
・白石市 10月14日(日) 13時~15時30分 白石市健康センター 2階大会議室 白石市大手町1-1
・石巻市 10月30日(火) 13時~16時 石巻市保健相談センター 石巻市鋳銭場1-27
・問合せ 宮城県視覚障害者情報センター (電話 022-234-4047) 中野渡・小澤 

日盲連結成70周年記念第64回全国盲女性研修大会(中国・四国ブロック島根県大会)についての報告
                                                            佐藤女性部長
 
 国宝の一つとしても有名な松江城のある島根県松江市で、8月31日~9月2日の日程で女性部研修会が400人参加して行われました。
 私は、2日目の全国代表者会議から参加させて頂きました。
 ここでは、平成29年度の事業報告、決算報告、平成30年度の運動方針や事業計画、予算についての提案があり承認されました。
 午後からの講演では、医師で落語家の春雨や落雷(はるさめや らくらい)氏の「目黒のさんま」という江戸落語と「笑って健康」と題した、健康講話を聞きました。会場は笑いであふれ、あっと言う間のひと時でした。
 
 その後、空気が変わり、「日頃差別を受けた事がありますか」「感じた事がありますか」という、ちょっと堅くナイーブなテーマでのレポート発表を聞きました。それぞれに色々な体験をして、さまざまな思いをしているのだなあと感じ、共感も出来ました。
 最終日は沢山の来賓の方々に見守られ、式典が行われました。その後、代表者会議で報告され承認された内容が報告され採択されました。とても実りある大会になりました。
 来年は、8月27日~29日の3日間、愛知県名古屋市を会場に開催されます。暑い時期に、熱い名古屋へお出かけしてみてはいかがでしょうか?

【大会決議】

一. 視覚障害女性への二重の差別が無くなるよう、障害者権利条約の理念を周知徹底して下さい。

一. 三療業に従事する女性の収入が減少していることや、一人暮らし高齢女性の増加を踏まえ、視覚障害女性の生活が成り立つような障害基礎年金の増額を要望します。

一. 視覚障害者が入院した際、ホームヘルプサービスの利用ができるよう制度改善をして下さい。それが実現するまでは、身辺の世話を看護補助者が確実に行えるように、看護職員の教育カリキュラムに障害者支援を加えるとともに、指導を徹底して下さい。

一. 同行援護事業は利用者のニーズに即して利用計画が立てられ、 とりわけ支給量は、当事者が必要とする支給量を提供されるよう要望します。

一. 晴眼者との同居や年齢にかかわらず、代筆・代読サービスが受けられるよう、居宅介護サービスの見直しを要望します。

一. 食品の消費期限・賞味期限の記載は文字を大きくし、商品バーコード位置も統一するよう要望します。

一. 視覚障害者が、宅配のコンビニ受け取りやコインロッカーの使用ができるような仕組みにして下さい。また、有人レジを残すことを要望しますが、セルフレジを導入する場合は、拡大画面を導入し、かつ音声のみで操作できるシステムにして下さい。

一. 家電製品をはじめ新機器の製造に当たっては、拡大画面の導入と音声のみで操作できるようにすること、並びに、音声版やテキストデータによる説明書の作成などを義務付けるよう要望します。

一. テレビにおける、緊急時の字幕放送は、拡大文字で表示時間を長くするとともに、必ず副音声でも放送して下さい。また、ニュースの中の外国語は、日本語吹き替えをするよう要望します。

一. 避難所には、視覚障害者にとって必要な白杖や視覚障害者でも使えるトイレ等を備蓄しておくよう、国または都
道府県から市町村に指導して下さい。

一. トイレの水洗ボタンの位置が確認しやすいよう、規格を一定化するよう要望します。

一. 鉄道ホームには転落防止柵を設置するか、それにかわる安全対策を講じるとともに、ドアがボタンによる開閉式の場合、視覚障害者がホームで待っている時は、乗務員が開閉して下さい。また、障害者用ICカードを発行して下さい。

一. 視覚障害者が同乗する全ての車は、身体障害者手帳を提示するだけで高速道路の通行料金を半額にするよう要望します。

以上が決議された項目になります。

大崎市視障協 家庭・社会生活訓練会の報告


                                                         会長 伊藤 良悟
 
 9月2日(日)、大崎市市民活動サポートセンターに於いて、宮城県網膜色素変性症協会の会長である小池トキ子さんをお迎えし、講演を聞かせてもらいました。
 私達の会は、半分以上の会員が中途失明者の方々で、何か共通するものもあるのではないかと思い計画しました。 
 当日は、会員、付添、一般の方など、講師の小池さんを含め25名の皆さんが集まりました。小池さんは47歳までは普通の生活をされていました。会社に勤めているうちに色の判別が難しくなってきたのですが、視力低下には気付かず職場の人達に助けてもらいながら仕事を続けていました。
 時間の経過とともに見えにくくなり、何軒かの病院を受診しましたが、どこの病院でももう治らないという網膜色素変性症と診断され、ショックで自殺を考えて実行しましたが失敗し、その後しばらく家での生活をされていました。

 その後、盲学校を知り入学を希望するのですが、点字が読めないことで悩みましたが、テープレコーダーを使って勉強する事を認めてもらい、無事三療の資格を取得する事が出来ました。そして卒業と同時に開業され、いろいろな人たちに恵まれ、様々な事に挑戦し、CDを出したり、本を出版したり、民謡や落語にも挑戦し余暇を楽しんでいるようです。
 また、いろいろなところで講演等頼まれ、人と人の輪を広げて活動されているようです。
 今回は、その落語会を講演の後に「青葉亭みやび」として聞かせていただきました。また、付き添っていただいた「青葉亭ふくすけ」さんにも2席聞かせていただき、皆さん大いに笑い楽しんでいました。常に前向きで何事にも積極的に挑戦される姿は素晴らしいと皆さん感想を述べていました。

評議員・役員(理事・監事)の紹介

・評議員 吾妻 壮
 
 会員の皆さんこんにちは。涌谷町に住んでいる吾妻壮と言います。7年前の震災により涌谷町に住むようになりました。早いものであの震災から7年が過ぎ8年目に入り、月日の経つのは早いものだと感じているところです。
 あの大震災の時はとても寒くて大変でした。家も無くなりこれまで積み上げてきたものが無くなり、何が何だか分からなくなってとても不安な気持ちで一杯になっていた時の事を思い出します。
 今は公営住宅に入り、週2回、デイサービスに行ってマッサージの仕事をしています。今後とも宜しくお願いします。  趣味は音楽鑑賞とアマチュア無線と機械いじりが好きです。

・理事 小松 伸久

 宮城県視覚障害者福祉協会の理事をさせていただいております、小松伸久です。
 私は県立視覚支援学校の理療科の教員として働いております。協会では、主に青年部及びスポーツ担当として、研修会に参加したり、グランドソフトボール大会の企画などに携わっております。
 青年部として、こんな研修会を企画して欲しい等の要望がありましたら事務局迄連絡頂けるとありがたいです。どうぞ宜しくお願いいたします。

ご協力ありがとうございます(敬称略)
 
― 寄付金 ―
 個人(富谷市) 10,000円

― 「書き損じ及び未使用ハガキ回収事業」報告 ―
   (平成30年8月21日~平成30年9月20日受付分)
◆小学校(1校)
(石巻市) 釜
◆中学校(1校)
(東松島市) 鳴瀬未来
◆一般(3名)

旧優生保護法に基づく強制不妊手術等の調査に関するお願い

 日本盲人会連合より全国の加盟61団体に対して標記の調査依頼がありました。
 重大な問題ですので、協会としてできる限り協力することにいたしました。プライバシーに深く関わることですので取り扱いには慎重を期してまいります。
以下に日盲連からの依頼内容の要旨を記します。詳しくは事務局へお問い合わせください。

 日頃より、視覚障害者の福祉の向上にご尽力されるとともに、本連合の活動にご協力いただきありがとうございます。
 さて、基本的人権のとらえ方や個人の尊厳に対する内容が時代によって変遷することは、障害に対する社会の理解や考え方が変化してきたことからも、十分に理解できるところです。旧優生保護法が施行されていた当時において、優生思想に対する批判があり、それを受けて法改正もされてきましたが、被害者に対する救済までには至っていませんでした。
 ところが、日本弁護士連合会が、旧優生保護法に基づき強制的に不妊手術を強要されたことに対し、国の責任を問う旨の意見書を発表し、それを受けて強制不妊手術を強要された被害者が国家賠償請求訴訟を提起してからは、同法に基づく不妊手術や断種手術、あるいは妊娠中絶手術が全国各地で実施されていたことについて大きな社会問題となっています。

 本連合としても、旧優生保護法の下で遺伝的原因とされる眼疾患についても不妊手術等の対象病名とされていたことを踏まえ、同法に基づき不妊手術や断種手術、あるいは妊娠中絶手術を強要された者がいたのではないかと思われるので、その実態を調査することにしました。

地域の視覚障害当事者に対する調査
 貴会の会員または元会員(既に死亡した者を含む)に対して、遺伝的眼疾患を理由に不妊手術や断種手術、あるいは妊娠中絶手術を強要された人の有無を確認し、被害者が存在した場合は、その被害者の情報を取りまとめてください。なお、貴会の地域の非会員であっても、情報があれば、可能な限りの聞き取りを行うこととします。

情報管理について
 頂いた回答は、本連合において厳正に管理し、回答者が特定出来ない状態で調査結果として公表を行います。
 予めご承知下さい。

差し上げます
  
  広報誌「私たちの税金(平成30年度版)」を差し上げますので、ご希望の方は事務局へお申し込みください。点字版、墨字版、音声版CDの3種類あります。

・音声データを国税庁ホームページ(www.nta.go.jp)から一括ダウンロードまたは項目毎にダウンロードする事が出来ます。
・広報誌以外に詳しく知りたい方は、国税については最寄りの税務署又は電話相談センター、地方税については都道府県または市町村へお問合せ下さい。

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