事務局だより7月号 

 今月号の目次
   (各項目をクリックすると、その記事の始めに画面が移動します。)

 創立70周年記念式典並びに祝賀会を開催します

 第71回全国盲人福祉大会報告

 第18回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技 北海道・東北地区予選青森大会参加報告

 2018年 出張!視覚情報センター in 石巻開催のお知らせ

 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ

 エデン・ジョイフル盲人合唱団のコンサートを聴いてきました

 事務局職員の人事異動について

 評議員・役員(理事・監事)紹介

 ご協力ありがとうございます(敬称略)


 創立70周年記念式典並びに祝賀会を開催します  
 
 当協会は、昭和23年に故ヘレン・ケラー女史が来仙したことを記念して「宮城県盲人協会」として設立されました。その後、昭和44年に財団法人として宮城県より認可を受け「宮城県視覚障害者福祉協会」と名称を改め、さらに平成25年には公益財団法人の認定を受け、現在に至っています。また、平成21年からは、宮城県視覚障害者情報センターの指定管理を開始しました。そして今年は、創立70周年を迎えます。協会では、これを祝い、記念式典並びに祝賀会を以下のとおり開催します。皆さんのご出席をお待ちしています。

期日:平成30年9月30日(日)
会場:ホテルJALシティ仙台 2階ローズ
(仙台市青葉区花京院1-2-12 電話022-711-2580
アクセス:JR仙台駅西口から徒歩5分。仙台駅前アエルを通り過ぎて左側の階段を下り右手のガード下を通り抜けるとホテル正面)
会費:祝賀会出席者のみ6,000円
内容: 9:30~      受付
    10:00~11:30 記念式典
    12:00~14:00 祝賀会
申し込み方法:
(1)記念式典・祝賀会それぞれの出席について、団体会員は団体長が取りまとめのうえ、個人会員は直接協会へ8月10日(金)までに申し込んでください。
(2)祝賀会参加費は同封の郵便払込用紙で8月31日(金)まで各個人で振り込んで下さい。音声版・メール版でお聞きの方については、申し込み受付後に郵便払込用紙をお送りします。

 第71回全国盲人福祉大会報告     

 理事長  柿沼 正良

 第71回全国盲人福祉大会が、日本盲人会連合結成70周年記念大会として、「継承しよう 70年の歴史と先人の思い」「急ごう都市型大災害への備え」「守ろう あはきによる職業的自立」「確立しよう 外出時の安心安全」のスローガンの下、6月11日から13日まで3日間、東京の浅草ビューホテルと上野の東京文化会館を会場に開催されました。
 12日は、全国盲人代表者会議に先立ち、記念大会にふさわしく「70年の歴史と先人の思いを語る」と題した研修会としてシンポジウムが行われました。
 最終日13日には、全国から視覚障害者・関係者約2,000人が集まり大会式典と議事が行われました。
秋篠宮同妃両殿下ご臨席の下、第1部大会式典が行われました。主催者挨拶で日盲連竹下会長は、「この70年間の日盲連の歩みは、日本の戦後における障害者の福祉の歩みと歩調を合わせてきたとも言える。今日の日本における視覚障害者の立つ位置が前進してきたのは、先人たちの団結があり、理解し支えてくれた多くの方々の力があってこそであり、我々は感謝しなければならない。しかし、我々は感謝するだけでなく、この70年の歩みを10年、20年とさらに受け継いでいかなければならない。この大会がさらなる発展に結び付けるすばらしい一歩となっていることを確信している。」と述べました。続いて、秋篠宮殿下よりお祝いのお言葉を賜りました。その後、日盲連顕彰等の受賞者に表彰状・感謝状の贈呈が行われました。引き続き、厚生労働大臣(代読)、文部科学大臣(代読)、小池東京都知事からの祝辞と祝電披露が行われました。
 第2部の大会議事では、平成29年度決議処理報告と平成30年度運動方針が、さらに宣言・決議も全会一致で可決・採択されました。来年は、新たな元号の下、5月26日から3日間札幌で開催さ
れます。
 なお、日盲連顕彰等では、宇和野副理事長が「礎賞」(組織厚労)を、個人会員の大沼光雄さん(仙台市)が「青い鳥賞」を受賞されました。おめでとうございました。
 
 以下に、大会決議を紹介し、報告とします。
【大会決議】
一.視覚障害者の8割以上を占める弱視者(ロービジョン)のニーズに基づき、駅や地下道などの照度や輝度を改善し、あるいは、見やすい表示や拡大文字による情報が提供されるよう要望する。

一.我が国が140年にわたり発展させてきた盲教育の伝統と専門性を維持するとともに、障害者権利条約が求めるインクルーシブ教育が地域の小・中学校において実践されるよう要望する。

一.視覚障害者の7割を超える高齢視覚障害者や一人暮らしの視覚障害者が、生活の質を低下させることなく地域での生活を継続できるよう、必要なホームヘルパーの派遣時間を保障し、地域での生活が困難となった視覚障害者がグループホームや盲養護老人ホームに容易に入所できるよう要望する。

一.災害時に障害者が安全に避難できるよう、障害者も参画した避難訓練を実施するとともに、福祉避難所の設置と避難所生活を支える体制の整備を要望する。

一.日常生活用具は、視覚障害者のニーズに応じた品目を指定するとともに、地域間格差を解消するために、対象者・耐用年数・基準金額等の要件について国が指針を示すよう要望する。

一.視覚障害者の安全な移動のために、視覚障害者誘導用ブロックや音響式信号機の拡充、歩車分離式信号機の音響案内の必置、駅ホームからの転落防止対策を実施するとともに、同行援護事業の充実と地域間格差の是正、歩行訓練体制の整備を要望する。

一.選挙公報などの情報は、点字・音声・拡大文字・テキストデータなどの当事者が必要とする媒体で提供し、テレビの字幕の音声化の拡大を要望する。

一.意思疎通支援事業としての点訳音訳、さらには代筆代読を地域生活支援事業の必須事業とし、支援者養成カリキュラムを策定するよう要望する。

一.家電製品やICT機器のユニバーサルデザイン化を推進し、視覚障害者が利用しやすいインターネット環境の整備
や、支障なく買い物ができるようにセルフレジの視覚障害者対応を要望する。

一.あん摩師等法19条を死守するとともに、視覚障害あん摩師への支援策を確立し、他方で、無資格医業類似行為者の取り締まりを強化することによって、視覚障害あん摩師が生計を維持し、国民の健康生活に寄与できるよう、条件の整備を要望する。

一.視覚障害者の就労を促進するために、障害種別ごとの就労実態調査を行い、障害特性に応じた合理的配慮を提供するとともに、ヒューマンアシスタントやジョブコーチの拡充充実を要望する。

一.2020年の東京パラリンピックに向けて、国民に対する障害者スポーツの啓発や、視覚障害スポーツの普及を図るために「視覚障害者スポーツフェスタ」を実施し、障害者の自己実現のための芸術文化活動の推進を要望する。

一.国民の障害者に対する理解を深め、差別がなく合理的配慮が提供される社会を実現するために、障害者差別解消法を改正し、全国に障害者差別解消条例が制定されるよう要望する。

 第18回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技北海道・東北地区予選青森大会参加報告 

 宮城県グランドソフトボール部部長 畠山 朗

 第18回全国障害者スポーツ大会グランドソフトボール競技 北海道・東北地区予選青森大会が5月26日・27日の2日間、青森市合浦公園多目的広場を会場に開催されました。
 今大会には、東北地区より4チームの選手・役員・ボランティア含め約100名が参加し、熱戦が繰り広げられました。 宮城県からは、選手12名、役員等5名が参加しました。
 5月26日夕方には、監督・主将会議が開かれ、日程・ルール・登録選手の確認、組み合わせ抽選が行われました。
5月27日は朝から晴天の下、開会式に引き続き1回戦2試合と決勝戦1試合が行われました。宮城県チームは、1試合目(準決勝)で仙台市チームと対戦し、0対0で引き分けでしたが抽選で勝利しました。
 2回戦(決勝)では、岩手県チームと対戦し、守備のミス(練習不足)やアンラッキーなヒットが続き、また、2塁や3塁まで進めながら、あと1本のヒットが打てず残念ながら0対6で敗退し準優勝に終わりました。
 今大会では、投手部門・野手部門・打撃部門でそれぞれに収穫と課題が見つかりました。課題については、次期大会までに修正を行い来年の大会に臨みます。
 宮城県チームには、昨年、守備力・打撃力とも期待大の選手が入部し、また、今年度も2名(うち、1名は女性)の新人が入ってきて選手層がだいぶ厚くなりました。
 次期大会での優勝を目指し、気持ちを切り替え選手一丸となって頑張ってまいります。今後も皆様の温かい応援をよろしくお願いいたします。

 
 2018年 出張!視覚情報センター in 石巻開催のお知らせ
  
 視覚障害者情報センターが、石巻で出張イベントを開催します。入場は無料。お気軽にご参加ください。お待ちしています!

日時:平成30年7月21日(土)10時~16時
会場:みやぎ生協文化会館アイトピア(アイトピアホール)
   (石巻市中央2-7-3)
主催:宮城県視覚障害者情報センター
内容:
・常設コーナー:
視覚障害者向け機器・用具コーナー、リサイクル図書コーナー、福祉作業所販売コーナー
・点字名刺製作コーナー(13時まで 小学3年生以上から)
・イベント:
10:30~ 音楽の集い(仙台ガブリエリブラス)
13:00~ 映画上映「もうろうをいきる」
14:40~ 映画トークイベント ― 西原監督と映画に出演した石巻市在住・小山賢一さんの対談
問い合わせ:宮城県視覚障害者情報センター(022-234-4047  当日070-3193-4989)
 
 
 視覚障害者情報交流会開催のお知らせ  


 視覚障害者情報センター主催による交流会を開催します。
当日は、図書館利用案内や健康、福祉制度をテーマとした講話のほか、見えない・見えにくい方向けの情報機器、便利グッズの紹介および操作体験、当事者同士での懇談会を予定しています。申し込みは不要ですのでお気軽にご参加ください。

対象:視覚に障害のある方(障害者手帳の有無は問わない)、ご家族、その他(視覚障害支援に関心のある方等)
日時・会場:開催時間はいずれも13時~16時です。
・大崎市 7月12日(木) 大崎市図書館
・岩沼市 7月17日(火) 岩沼市iあいプラザ2階 大会議室
・東松島市 7月24日(火) 東松島市役所鳴瀬庁舎3階会議室
・柴田町 8月18日(土) 船岡駅コミュニティプラザ(JR船岡駅2階)
・栗原市 8月28日(火) 築館総合支所会議室
・名取市 8月31日(金) 名取市役所6階会議室
問合せは、宮城県視覚障害者情報センター(電話 022-234-4047)

 エデン・ジョイフル盲人合唱団のコンサートを聴いてきました   
 
 気仙沼視障協  小野寺 三男

 5月11日と12日の両日、気仙沼市内で、台湾から初来日したエデン・ジョイフル盲人合唱団のライブコンサートが開催されました。その様子をお知らせします。
 5月12日13時ころに会場の気仙沼第一聖書パブテスト教会に到着すると、主催関係の方が舞台の間近へ案内してくれました。
 それから約30分後に開演となりました。まずは、5名の団員の自己紹介から始まりました。通訳をとおして聴いても、会場が笑いに包まれるほどユーモアあふれるものでした。
 その後、台湾の伝承曲や賛美歌などのコーラスが始まりました。静かな曲の時は会場の皆さんも静かに聴き入り、にぎやかな曲の時は会場の皆さんが手拍子するなど、とても楽しく過ごすことができました。
 彼ら5人の自己紹介の中には、目が見えないことで虐待や差別を受けたことなど辛い歳月を静かな口調で話された方もいました。でも、キリスト教の信仰と出会い闇の中に光を見出し、現在は各国の人々に潤いを与えようと活動していることなども話されました。だからこそ、彼らのコーラスにより私の心も温かく安らぎに満ちたのだろうと考えました。最後に会場の皆さんといっしょに「上を向いて歩こう」を合唱して、あっという間に楽しいひと時は過ぎました。
主催関係者の方が、このライブコンサートの一部の動画をYou Tube(エデン・ジョイフル盲人合唱団 ライブ@気仙沼)に投稿しています。ご覧ください。

 事務局職員の人事異動について    
 
 平成8年5月から主に点字印刷業務を担当し、本会事務局長としてもお世話になりました芳賀広美さんが、6月30日をもって退職しました。改めて長年のご協力に感謝申し上げます。
後任の事務局長は、理事の庄司博典が兼務しますので、よろしくお願いします。また、点字印刷は、琵琶名里子(びわ なりこ)が担当します。よろしくお願いします。

 評議員・役員(理事・監事)紹介

・評議員  千田 裕子(就労継続支援B型事業所「希望の星」管理者、相談事業所「ラ・ビジョン」相談員 ― どちらも視覚障害のある方を対象とした事業所です)
 前年度から新に評議員を務めております。15年間視覚支援学校に勤務し、国語の授業を担当していました。退職後も視覚に障害のある方たちのお役に立ちたいと思い、就労支援事業所「希望の星」と相談事業所「ラ・ビジョン」で支援の仕事をしています。いつでもご連絡ください。

・理事  及川 篤生
 昨年度より、理事をやらせていただいている及川篤生と申します。私自身も視覚障害者です。以前は、デジタル・サポートで県内の当事者の方の訪問をさせていただいていました。視覚障害当事者の方の情報取得環境の向上や、つながり交流の機会を作ることを自分の役割と考えて行動しています。

  ご協力ありがとうございます(敬称略)
 
― 寄附金 ―
常盤洋紙(株)(仙台市) 50,000円
個人(多賀城市)   30,000円

― 「書き損じ及び未使用ハガキの回収事業」 (報告) ―
(平成30年5月21日~平成30年6月20日受付分)

◆支援学校(1校)
金成
◆一般(3名)
(石巻市)1名  (仙台市)1名  多賀城ライオンズクラブ (多賀城市)

 
ページトップへ
 
事務局便り一覧へ