アメリカザリガニのシャム双生

CANCER 第9号 2000年5月 日本甲殻類学会

 アルビノのアメリカザリガニ Procambarus clarkii のシャム双生個体を1999年秋に、2対発見した。写真1.は、その1対。双生個体は、左右の腹部や脚をそれぞれ独立に動かした。ザリガニは、脱皮の時は背中側から抜け出すが、この双生個体は背中で融合しているので脱皮できなく、孵化後第1回目の脱皮が近づいた時に死亡した。このような双生個体は、自然界でも野生のザリガニに生ずるのかどうかは不明であるが、生じても孵化後、第1回目の脱皮時に死亡するので発見されることはないであろう。これについては、CANCER (第9号 2000年5月 日本甲殻類学会)に記載した。

 

   写真1.

 再び、白いアメリカザリガニのシャム双生個体を発見した(2007年10月15日)。日本ザリガニ研究所内で抱卵個体を飼育し、孵化した個体のなかに写真2.に示した1対のシャム双生個体がいた。これは、写真1.と同様、頭胸部の背面で融合したものである。
 写真1、2とも、2個体が融合したそれぞれの体の部位を動かすときは、それぞれ独立に動かす。中枢神経系は、それぞれ独立しているので当然であろう。
 2007年11月4日にも、双生個体が1対見つかった。

   
    写真2.

 


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