朝ご飯を食べない児童生徒、なぜ食べない?
--- 学校で朝食の給食は疑問 ---
朝ご飯を食べないで登校する児童生徒がいるので、朝食の給食をしている学校があるようだ。なぜ朝ご飯を食べないのか?いろいろなことが言われているが、最大の理由は遅寝遅起きで、登校前は食欲がない、または食べる時間が無いためと私は考える。小・中・高校生の就寝時刻 のページに、私が依頼し集計したアンケートの結果を掲載した。ほとんどの児童生徒は遅寝である。そのページに記載したように、小学生は夜8時〜8時半には寝室内を真っ暗にして就寝するべきである。中学生も夜9時頃には就寝するべきである。
平成18年の某新聞は、アンケートの結果、「夜9時半以降に就寝する児童は、翌日学校へ行きたくないと感ずる率が高い」と報じていた。
私達の体には、昼間の活動的な状態と夜の休息の状態とのリズムがある。遅寝では、リズムがずれて、起床後も休息の状態(体が眠った状態)が午前中にづれ込む。朝このような状態では、食欲がなくて当然である。
毎朝、食事を摂らないと親は、食事の用意をしても無駄なので、用意しなくなることもあろう。このような状態で、アンケートを実施すると、朝食を摂らない理由として、「食事を作ってくれない」の項目に○を付ける児童生徒もいるであろう。アンケートの回答を単純に受けとれば、非常識な親とみられるであろうが、遅寝のため、「食欲がない」、または遅起きのため、「食事する時間が無い」が本当の理由だと考えられる。
体は、朝の光で登校中または1、2校時頃に目覚める。目覚めると空腹を感ずる。午前の前半、体が半ば眠った状態では勉強の能率はわるい。午前の後半、体が目覚めて空腹を感ずると勉強に集中できない。このようなことは、健康の面からも好ましくない。特に、成長盛りの児童生徒にとって食事は大切である。
朝の給食よりは、早寝早起きの習慣をつけさせるべき
近年は、親が共稼ぎのため夕食が遅く、就寝時刻も遅くなる家庭もあるようだ。このような場合は、宿題などは夕食の前に済ませて、できるだけ早めに就寝するよう努力するべきである。児童生徒の遅寝は必ずしも親の共稼ぎのためだけではなく、夜遅くまで起きているのが習慣になっている家庭も多いであろう。
朝食の給食は、家で朝食を摂らなかった児童生徒のためには好ましいことである。しかし、朝食は家で摂るべきであり、朝食の給食を実施すると、家で朝食を摂らない児童生徒がますます増えるのではなかろうか。家で朝食を摂っている児童生徒の多くは、食欲がないのに無理して食べているであろうから。また、朝食を摂らせていない家庭では、朝食を摂らせるような努力をしなくなることが懸念される。

朝食の給食よりは、親や児童生徒に早寝早起きの大切さを理解してもらう努力の方が重要と考える。早寝早起きで、朝は完全に目覚めて食欲が旺盛な状態で朝食を摂り、歩いて登校すると血行がよくなり脳の働きがよくなる。このようなことは、勉強にも健康にも好ましいことである。健康のためには、朝食と昼食、昼食と夕食との間隔が7時間位あるのがよいと言われている。