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                      --- 夜泣きやぐずりは、単に泣きをとめても根本的な解決にならない ---
                       --- 夜泣きやぐずるのは赤ちゃん、しかしその原因は赤ちゃんにはない ---

                               中谷 勇  元 山形大学理学部(生物学科)教授      
                                       山辺町人材バンク <<やまのべマイスター>> (夜泣き・不眠対策)

                                                   メール: i-nakatani@cpost.plala.or.jp
              体内時計
       リンクは自由ですが、無断で転記載(挿絵・写真も含む)および引用は厳禁です。

 体内時計は、体の機能のリズムをつくる重要な働きをしており、人間では脳の中の視床下部の視交叉上核にある。体内時計の周期は、遺伝子によって決まっており各個人固有の長さである。それらの周期の長さの平均値は約25時間になる。周期が23時間より短い人もいるので、平均値が約25時間と言うことは、大部分の人の周期は24時間より長いことになる。

        
     
体内時計を知るためのコオロギの活動記録。体内時計の本質的なことは、
      下等な生物も人間も同じ。図中の下の部分のTime of dayの0〜24は、
      1日の時刻。一番上のバーは、昼夜連続して照明していることを示す。
      その下の線1本は1日。この図では、14日間の連続記録。黒い部分が活動し
      ている時間、白い部分は休息。体内時計をリセットする刺激として最も重要
      なのは、昼と夜の明暗
この実験では、昼夜連続照明なので体内時計に
      リセットがかからず、体内時計の周期で、このコオロギは活動した。活動
      の始まりと終わりが毎日規則的にづれた。これが規則的なので、
      このような記録から体内時計の存在を知ることができる。このコオロギの体内
      時計の周期は、24時間50分である

        

 
普通に規則正しい生活をしていると、体内時計に毎日リセットがかかり、全ての人の体内時計は24時間周期になる。

        
      
上の図と同一のコオロギで、14日間の連続照明の後に、6〜18時は
       照明、18時〜翌朝6時までは暗にして記録。コオロギは、適当な気温の
       時は、昼間休息し、夜活動する。この例では、体内時計に毎日リセットが
       かかり24時間周期で活動した。

 
体内時計は、不規則な生活をしたり、夜に強い照明に曝されていると狂い正常なリズムを維持できなくなることがある。体内時計を正常に維持するためには、日没後は明る過ぎる照明に曝されることを避け、早寝早起きが重要である。
 体内時計が狂うと、睡眠覚醒のリズムも狂い、睡眠障害になる。さらに、免疫のリズムもなくなり、免疫は常に低下した状態になるので、いろいろな病気に罹りやすくなる。

            

         洞窟に適応して体内時計が退化したコオロギの活動記録。
        連続した活動と休息とのリズムが無く、常に短時間の活動と
        休息を繰り返した。この記録では、黒いインクで描かれて
        いる部分がペンの太さにより実際の活動よりは太くなっている。
         人の体内時計も完全に狂うと、このコオロギのように、
        短時間の眠りを繰り返すようになる。何時でも眠いが連続しては
        眠れなくなる。

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