高齢者デジタル老生記


「紅葉する老年」と云う言葉が好き。老年期、戸惑うことばかり。孫の名前がとっさに出てこない!愛用するお店の名前も失念!探し物で、部屋に入ったら、目的を失念!と、悩ましいこの頃なのであります。一方、巷では、「人生100歳時代」と言うフレーズを耳にします。「そんな事は学校では教わりませんでした」などと、愚痴めいたことを言っても仕方がない・・・・。24年もすれば、其の淵に到達してしまうではないか!店で動いていていると、「よく頑張ってますねぇ!」と、人様に褒められる事もある。そういう時は、気分爽快。元気が出るのであります。これはそんな老輩の日々を綴るものです。


                                改訂版カフェブロッサム繁昌記の目次

 2019年9月30日(月)晴
昨夜「銀座の紙ひこうき」が面白くて読書深更に至り、朝寝をして、店には11時15分に到着。外気温は27度。12時の外気温は29度。自転車で出勤したので、森の席にて暫し休息。涼風あり快適。昼に至るも来客無し。駐車場の蔦周辺の草取りをする。
5月末よりパソコンの故障で繁昌記の更新が出来ず、思い悩んでいたが、幸いにも、お客様が駆けつけてくれ、問題を解決してくれて、無事、更新を続けられるようになった。有難い限りだ!
 2019年9月29日(日)晴
飛駒、9時の外気温は22度。終日晴天。日差し強く、森の席は涼風吹きわたり、極めて涼。昼、人来りて、皆、森の席にて憩う。犬連れも来。
 2019年9月28日(土)曇
飛駒、8時半の外気温は19度。昼に至り26度。人、三々五々来。お客さんとお話を交わしていて、国連で世界に向けスピーチをした、スエーデンの少女の事に話が及び、今の便利性を維持して、温暖化を防ぐ方法を探るべしと云う方向に収まる。来客の皆さんは、静かなひと時を過ごしていく也。
 2019年9月27日(金)晴、暑
朝より晴。布団を干す。終日急速。他、特に記すこと無し。
 2019年9月26日(木)晴
朝より晴。布団を干し、耳鼻咽喉科訪。昼食を付近の食堂で済ませ、帰宅後休息。他、特に記すこと無し。
 2019年9月25日(水)晴時々曇
飛駒、11時半の外気温は26度。風有涼。人不在。草取りをする。来週の予約も入る也。有難き哉。
 2019年9月24日(火)曇、涼
自転車で店に向かう。11時の外気温は26度。草刈りをする。昼、営業の準備。人、来らず。草取りをする。帰途、雨に遭う。
 2019年9月23日(月)曇
飛駒、9時の外気温は26.5度。少雨。終日曇。天窓があっても昼間電灯をつけないと用が足せない。昼に至り、三々五々、人来。
 2019年9月22日(日)曇時々晴
飛駒、9時の外気温は20度。昼に至り、人、三々五々来。帰途、香雲堂にてケーキを買い、晩餐となす。他、特に記すこと無し。
 2019年9月21日(土)曇り
飛駒、9時の外気温は18度。極めて涼。ローストビーフを焼くには非常に楽な気候になった。先日来、3年来使用していた、パソコンに不具合が生じ、HP更新がままならない状態になり、PCデポに機材を持ち込み、不具合の改善を試みるが、全く不明と戻され、暗澹たる気分で日々を過ごし、その気分をFacebookに投稿したら、店のお馴染みさんより、声がけをして頂き、パソコンをお預けして、今日、戻ってきた。これで繁昌記も毎日更新できるようになった次第。ありがたき哉。
2019年9月20日(金)晴
朝、布団干し。午後、店の付近に住む陶芸氏に手伝ってもらい、板倉町の木工所にトラックで向かい、しばらくの間、燃やせる量の薪を得る。有難きかな!
 9月19日(木) 終日休息。
「とっておきのお話」
この夏、フランスの女流作家、カトリーヌ・パンコールの「ワニの黄色い目」、「カメのスローワルツ」、「月曜日のリスはさびしい」と題する三部作、全三千ページに及ぶ小説にすっかり魅了され、気がついたら秋になってきたという次第だ。
フランス中世史を研究する助教授で、家計のやりくりに追われる二人の子持ち主婦が主人公。ある日、お金持ちの姉に頼まれ、得意分野を生かし、小説を書く。出版された本はベストセラーとなり、印税がドッサリと入ることから生じる悲喜劇で、サクセスストーリーでもある。多くの登場人物が、自身の価値観、あるいは、その視点で自らの行動を語り、ストーリに加わり、パリとロンドンを舞台に、物語が展開する。この複雑な書きわけを、著者一人でする。文章教室で、文を書いて居るから、これが、並大抵の苦労ではないことが判る。小説の中にこんな文章がある。「小説を書くというのは、世界に対して独自の視点を持って、その見方に責任を持つということです。自分とは何者かを知ることでもある。」。面白いではないか! 。現在、約三十ヶ国語に翻訳され、広く読まれている。ぬべなるかなである。
図書館でふと、この小説を手に、著者の略歴に着目した。一九四六年モロッコはカサブランカの生まれとあった。私より三歳若い。アフリカ、モロッコ、カサブランカ! 。我が青春の一時期に迷い込んだ街ではないか! 。あの時は、カサブランカで、行けども行けども、道の両側に白い家が続く住宅街と思しき所に迷い込んだ。まさにそこは、カーサ(家)ブランカ(白)であった。街で、アラブ服にベールの女達が、荷物の入る籠を頭に乗せ歩く。ラバに荷物を積み、運ぶターバン頭の痩せた男ども。羊肉の串刺しを焼く香ばしい匂い。ミントティーの香り。寺院の尖塔のスピーカから、コーランが終日降り注ぐ。街角にたむろする物乞い。道にゴミと動物の糞が目立つ。旅行者と分かると、こっそりと身を寄せてきて、耳元に「ハシシ、ハシシ」と囁きかける、大麻の売人。手巻きタバコにこの草を混ぜて吸うと心地よくなる代物だ。グラナーダのアルハンブラ宮殿を見学後、スペインの港アルヘシラスから、ジブラルタル海峡を渡っただけで、無秩序に、混乱する世界に入る込んだ。英語は通じず、だから、フランス語、スペイン語を持って用をたす。街を過ぎ、更に歩を進めると、海に出た。大西洋! 。頃は八月中旬。海水パンツはあるから、早速、海水浴。手を入れてみると、海水は非常に冷たい。せっかく来たのだからと、全身を海につけるが、長くは入っていられない。砂浜を見回すと、海を見ている人は沢山いるが、海水浴をする者はいない! 。この一ヶ月前、イタリア半島のつけ根にある、ジェノーヴァの海岸でヨーロッパ、アメリカの青年達に混じり、海水浴を楽しんだ経緯がある。だから、この時、私は、地中海と大西洋の違いを身をもって理解できたと思った。海水浴を諦め、生きている鶏や、布に大きな荷物をまとめ、それを抱えて乗り込んでくる、砂漠の民ベドウィン達に混じり、バスで更に南下する。ナツメヤシがはえるオアシスをいくつか過ぎ、とうとう、サハラ砂漠の淵に立つ。その草木のない風景を見て、あたら短き青春を砂漠の道で迷っては、洒落になるまいと思い、パリに引き返したのである。八月末のことであった。セーヌ左岸、リュクサンブール公園に近い、カルチェラタンはサン=ジェルマンデユプレ界隈に並ぶカフェの一つに入る。ギャルソンにコーヒーを頼み、通りを見渡せる席に落ち着く。色付いてきたマロニエの街路樹が目に入る。そこから「お前は、充分な時間をこの地で過ごしたのだから、帰国して次のステージを切り開いて行きなさい」と告げられた思いがして、帰国の途に着く。
そんな五十年も前の事柄が胸に満ち、作家、パンコール女史の略歴に引かれ「どんな小説であろうか?」と、読み始め、止まらなくなった次第だ。
そのパリ、私は、二十三歳。フランスの知性、ジャンポール・サルトルやシモーヌドボーヴォワールが健在であった時代だ。
幸いにも私は、七年後にビジネスマンとして再訪できたのだ。また、ビジネスリサーチでパリに寄った折、大統領執務室のあるエリゼー宮前を通る道、サントノーレでショッピングを楽しめる身分になっていた。ある時、そのサントノーレを散策中、眼鏡店に音楽家のショパンがかけている様な、クラシカルなデザインの眼鏡フレームが飾ってあるのを見かける。その頃、老眼になりかけていて、読書用フレームを探していたのだ。店に入り、ことわって試してみる。店のマダムに丁寧に対応してもらう。ドイツの「ルノア」という工房のフレームで、クラシカルなデザインにこだわる工房だと説明がある。帰国後、足利の眼鏡屋さんでレンズを入れ、愛用することになった。
ところで、今より十年ほど前、ふと、眼鏡特集のファッション雑誌を立ち読みしていたら、東京に「ルノア」を扱っている店があることを知る。早速、渋谷の公園通りに出掛け、その眼鏡屋さんで、普段使いの眼鏡フレームを買って、遠近両用のレンズを入れてもらった。
そうやっている内にアップルのジョブスが死んだ。私は、彼の生涯が知りたくなり伝記を読む。私より一回りしたの未年。京都では「俵屋」を愛用していたという。更にウエブを検索した。彼の愛用する丸い眼鏡は・・・なんと、同じく、私が愛用するドイツの「ルノア工房」のモノであった。スティーブ・ジョブス君もなかなかやるではないか! 。
 9月18日(水)
今日は、お店を臨時休業させてもらい、病院訪。のち、終日休息。他、特に記すこと無し。
 9月17日(火)曇り時々晴れ
飛駒、9時の外気温は25度。早速、草刈りをする。今日は湿度が高いから、汗頻りに流れる。10時半作業終了。風呂に入り、汗を流す。昼、撮影の人達来。ラジオからは台風で停電、断水の報頻りに流れる。子供の頃聴いた、引き揚げ者のラジオ放送を思い出した次第。
 9月16日(月)曇り
今日は三連休の最後の日だ。昨日よりやや湿度は高いが、ローストビーフを焼くには楽だ。昼に至り、各方面より人来。犬連れも来。小山から来店する家族連れのお父さんから「店の雰囲気が素晴らしい」と頻りに褒められる。庭に樹々が繁り、林はいつしか森になり、それが、テラス席のすぐ前にある。そのお父さん達と歓談暫し。全てが、時が織りなす、技の様に思われてならない・・・。
 9月15日(日)晴れ
飛駒、8時半の外気温は22,5度。湿度47パーセント。極めて涼。ローストビーフを焼くには、有難い気候となる。昼に至り、人、三々五々来。歓談しばし。東京に居る、孫来たり話。「俺も25歳になり、仕事が忙しなり、ガールフレンドはまだ居ない」と報告あるではないか!勤めて、三年目で仕事も覚え、いっぱし働いているが、忙しいばかりでは、「お嫁さんはどうするのか?」と言いたい。これからの老輩の楽しみの一つは、曽孫の顔を見ることだ。世間は広い。どなたか、心当たりのある方は、当方にお問い合わせいただきたい次第。
 9月14日(土)曇、涼
飛駒、9時の外気温は19度。飛駒小学校では地域の運動会をやっている。涼しいから、ローストビーフを焼くのは、非常に楽になった! 昼に至り、人、三々五々来。1時半の外気温は23度。極めて涼!
 9月11日(水)晴れ、風有涼
飛駒、9時の外気温は27度。看板を見て来店有。昨日は空から来店。有り難き哉!
 2019年9月10日(火)晴れ、暑
昼、ヘリコプター来。
 2019年9月9日(月)晴れ、極めて暑、因みに店の3時の外気温は32度。
昨夜深更まで、店のサイトのメンテナンスを続け、今朝は朝寝坊をしてしまった。店には色々雑用の片づけもあるので車で出かける。まず、林道から店に入るところの草を整理する。刈り込み鋏で、雑草の太い茎を切って少しさっぱりさせる。しかし、この作業はきつかった!帽子を被っていても、なにせ、炎暑である。次に入り口の看板を見やすくする。一仕事が済んで、既に3時だ。涼風の吹き渡る森の中の席に落ち着き、休息となる。かくの如くして、台風15号の去った一日も過ぎゆく。お店の森は、緑陰の下で涼風が生じるから誠に心地が良い。考えてみればヨーコさんは厨房で終日忙しく立ち働いていたから、こんな贅沢は味わえなかったのだと思いいたる。そうか、しかし今頃はどこぞとやらで安楽に暮らしているのだろうと思う。其の内お迎えのことも考えておいて欲しい次第也。
 2019年9月8日(日)晴、暑
朝より、自転車をこいで店に向かう。須花の峠はジグザグに登らなければ進まない・・・・。ローストビーフを焼く。汗、頻りに流れるが、昼に至り、人、各方面より来。お馴染みのお客様より予約有。Facebookの中で、パソコンの悩みの愚痴りを知り、心配して来たと言うのだ!有り難いではないか!実は、5月の末より、パソコンの不具合生じ、コレコレしかじかと報告すると、「一旦、私が預かり、ホームページビルダーの事もあるから、確認してみましょう」と提案して戴く。そう言っていただくだけでも、胸のつかえが軽くなる。という次第で、夕方、埼玉方面に帰るそのお客さんの車に自転車をのせて、自宅まで送ってもらい、パソコンを渡した。するとどうだ!。2時間程過ぎ、連絡を戴き、作業をしていた「コメダ珈琲」に車で駆け付けると、この繁昌記が更新でき、編集も出来る様になった!。PCデポで「問題解決不可能」と言われた難問が、たちまち解決したではないか!驚くべし、驚くべし!。まさにカフェブロッサムの恩人と言うべきお客様ではないか!これで、このところ暫く胸につかえていたものが、消えてすっきりした次第です。今日は本当にありがとうございます。


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