「紅葉する老年」と云う本があります。みすず書房出版、武藤洋二著。人生の紅葉期には「生」が切羽詰まって花開くと云う。命の個性の幅は、常識の幅より広い。この本には峠を越えても、目前に開き行く人生を、ひたすら前進して「生」を貫徹する、勇気ある、先人達の姿が描かれている、有意義な書籍です。初めての老年期に突入して、老輩は非常に戸惑いました。ある日、友人、孫の名前が出てこないのです!用事があって、隣の部屋に入ったら、用事を失念!元の部屋に戻ったら用事を思い出した・・・等。そう云う、悩ましい年頃のある日、「紅葉する老年」に出会いました。大いなる啓発を得たのでありました。永井荷風の「断腸亭日乗」も老年に有益な老年教本です。何しろ、荷風が80歳で孤独死するまでの日々の日記ですから・・・・。怒涛の如くの、超高齢化社会の大きな流れにのまれ、ややもするとその流れにのみ込まれて、自己の生き方を見失ってしまいそうです。模索しながら、何とか自分らしさを・・・。と始めたカフェブロッサムです。これはその日々を綴るものです。

題して「カフェブロッサム繁昌記」2017年2月の巻きです。


改訂版カフェブロッサムの繁昌記の目次

 2017年2月28日(火)晴、寒
今日は曇っていたが、天気予報では雨は降りそな様子ではないので、自転車で出掛ける。昼前に店に到着。暖炉に火を入れ、室内を温めて、まずは、一休み。昼をすぎて間もなく、陶芸家の筒井夫妻来。互いの近況を報告しあう。晩夕、先日戴いた大根を沢山使って、寒ブリの味噌汁を拵える。今日で2月もお終い。今月の総括をしようと思ったが、記憶力が衰えているから、今月の上旬の事を思い出すことが困難。漠然とであるが、その日により、寒暖の差激しい印象があった。来月の予約も入り始める。有り難き限り也。
 2017年2月27日(月)晴、寒
朝より自転車に店に出掛けると、昨日より微妙に空気が冷たい。暖炉で店内を温めていると、人来。フォンヂュでもてなす。帰路、耳鼻咽喉科を訪。待合室で、先日、三省堂書店で買った「インターネットの次に来るもの」を読み始める。老輩はパソコンを使い始めたのは2000年からで、其の頃は画像を取り込む事は、メモリーの容量の事が有るので、画素数を調整する事に工夫を凝らした。5~6年前より動画が自由に観られる様になった時は、非常に驚いた次第。この本はまず、インターネット、ウエブ誕生前夜の出来事からデジタル世界の歴史をふりかえるので面白い。診察をうけると耳のチューブは異状なく、先生は「来月の今頃またいらっしゃい」と言う也。
 2017年2月26日(日)晴
朝より暖。今日も自転車で通勤する。昼前より、千葉方面より愛犬家グループ来。その後は、各方面より人来。終日暖炉の前で焼き物をする。
 2017年2月25日(土)晴、暖
朝より暖。自転車で飛駒に向かう。店が終了して、帰路、アゲンストの南風に遭遇して進むのに骨を折る。春めいてきた今宵はジャガイモのニョッキを拵え飯。まず、ジャガイモを茹でて潰し、粉を混ぜて、トマトソースも拵える。今度はセージバターで食べてみようと思う次第。
 2017年2月24日(金)晴、寒
午前中より御茶ノ水界隈に出掛ける。古書店の棚に読みたくなるようなモノが幾つか並んでいる。周辺の古書店を何軒か周り、三省堂で「(インターネット)の次に来るもの」副題は(未来を決める12の法則)という面白そうな本を思わず買ってしまった。来るべき新しい世界の知識を仕入れておけば、ヨーコさんがお迎えに来た場合、「これからの世の中はこうなるんですよ!」と報告でき、未来志向の、二人の会話も盛り上がると思う次第。昼に至り、名前だけ覚えていた「ポンチ亭」を見つけて、豚カツを飯。生ビールのグラスも注文する。美味しかった!昼時のビールは本当に美味しい!ご機嫌で店を出て、国電の神田駅まで歩いて、有楽町に向かう。ヒューマントラストで「たかが世界のおわり」と謂う映画を観る。ここで、老輩はやっと気付いたのだが、眼鏡は読書用のモノをかけて、出掛けて来てしまった!一番後ろの席では、画像が霞んでしまう。仕方がないので前列の席をとり入場する。出演者の演技は熱を帯びているが、ドラマドルギーと言うのであろうか、もう少し作るやり方があったんではなかろうかと思うモノであった。フランス語の映画だが、風景はアメリカの田舎の風景が見える・・・。不思議な映画でありました。
 2017年2月23日(木)曇後晴、暖
店はお休みだが、やり残した事を片づけに、自転車で飛駒に向かう。今日は春の陽気になった。身支度は冬のままだから、須花坂を登る時は全身汗だくになった。道中、梅が満開で頻りに鳥も鳴いている・・・。遅日江山麗 春風花草香・・・。先日、ニュースでガンを患い、その治療後の存命率は10年で50パーセントであると云うのだ。老輩は2008年、腎臓癌が発見さて、一つ取られてしまった。来年で10周年だ。愛妻が存命中、老輩が夢中で薪割をしていると「勝っちゃん!腎臓が一つしかないんだから、あまり無理をしてはいけませんよぉ!」とよく注意をうけた。二人で暮らした46年・・・。人生の中心、コアな部分だ!独り残された老輩の目の前には余生が続いている。先行きがどうなるんだかサッパリわからない!いい加減にして、お迎えに来てもらいたいものだと思う次第。
 2017年2月22日(水)晴後曇
人生には峠が有る。今まで何度か峠を越して来たつもりだ。平らな道だと思って進んで行くと、何時しかそれが登り坂になって、先の様子が不明だ。しかし、道はこれしか無いのだから、進む以外にない・・・。道中に連れが居れば、それでも、相談しながら、励ましあいながら峠を越すことが出来るが、今回の峠は、愛妻を失い、独りで越えなければならない峠であるから、趣が以前とは大分違う・・・・。と云うような事が大分わかってきた今日この頃である次第。
 2017年2月21日(火)晴、寒
朝より足利市内も風花が舞う。自転車で9時頃店に向かう。10時半到着。飛駒の丸岩岳は白くなっていたので、驚く。今日が小山方面より人来。夕方まで強い風が吹く。3月の予約や問い合わせが頻りにある。有り難き哉。
 2017年2月20日(月)晴後曇後雨
8時半過ぎに飛駒に自転車で向かう。今朝は風が無いから、進むのが楽で、難所も、このところの筋肉向上で、ウンウン自転車をこいでいると、グングン坂を登って行く。10時半店に到着。間もなく、プロダクションのS氏達が来。ドローン空撮技術向上の為、裏の原っぱで終日機体を飛ばす。埼玉方面よりも人来。この店に寄るため、川口から出掛けて来たと謂う也。有り難い限りではないか!
 2017年2月19日(日)晴
今朝は風もあるが、冷たさはひところより穏やかになったので、自転車で店に向かう。各方面より人来、有り難き哉。夕方、太田のイオンシネマで「サバイバル・ファミリー」を観る。文明の利便性が突如失われたという事から生じる、問題をどう乗り切っていくのか?何しろ、米を手に入れる為にお金が価値をなさず、物々交換に戻っちゃうと云う設定だから、自然災害が多発する今日、ちょっと身近に感じるテーマである。映画が終わって、空腹を満たすためにとんかつ屋さんで飯。お金が役に立つ世界に戻ったようでホッとした一時を得る。こういう体験は昔ソビエトや中国という共産圏を旅行した時の感覚であったことを思い出した次第。映画のエンディングミュージックがいいですね。アメリカの作曲家フォスターの「hard times come again no more」という曲が流れて来るんです。歌詞を聴きながら思わず涙する事暫しでありました。老輩のこんにちの二年間は、ヨーコさんの事などを含めまさにHard Timesな時代でありました・・・・。
 2017年2月18日(土)曇後晴、暖
朝は曇り。今日は直子君に手伝って貰う。ローストビーフは11時頃に完成。大型犬を連れた常連さんが来。最後にはイチゴ狩りの帰りだというグループも来。終日にぎわう。裏の梅の花も咲いて、少し春めいてくる。献花有、有り難き哉。
 2017年2月17日(金)晴、暖
朝より徐々に気温が上昇、布団を干す。朝食のサラダが済んで、トーストを食べようと思い、パン箱を開けてみたが、箱の中は空っぽだ!仕方がないので、自転車で丸高パンまでひとっ走りして、卵パンとデニッシュを買ってくる。窓を開け放して、春めいた空気の中で、美味しいコヒーを飲みながら、ゆっくり食事をする一時も、得難いものだと思う次第。昨日は自転車で100キロ走ったから、今日は休息だ。テラスにスローンを敷いて、暖かい陽射しを浴びて、暫し読書。昼食は魚屋さんでヒラメが出ていたので、それをムニエルにしてシャルドネで飯。午後、テラスで午睡、読書。春暮、織姫山散歩。明日の予約も入る。有り難き哉。
 2017年2月16日(木)晴
朝より晴れ。朝食のコーヒーを飲みながら窓外に目をやつと、遠くに見える工場の煙突の煙が、真っ直ぐ空に向かっている!ラジオの天気予報では南風が関東平野に入り込み、春めいた陽気になつと言うではないか!布団を干し、自転車で、利根川に向かう。のんびりこぐこと半時あまり、赤岩の渡し場に到着。小屋をのぞき、船を依頼すると早速船に乗せてくれる。空にはグライダー二機、赤城山は概ね霞んでいる。夕方無事帰宅。走ること100キロ余。
 2017年2月15日(水)晴
今日も自転車で店に向かう。足に筋肉がついて来たから、須花坂を越える時も楽になった。11時前に店に到着。暖炉に薪を入れ、室内を温める。鹿沼方面より婦人グループ来。暖炉の火を楽しみに出掛けて来たのだと謂う也。
 2017年2月14日(火)曇後晴
今日も朝より自転車で飛駒に向かう。幸い脚も痛くはならず、往復をこなせた。今朝、ヨーコさんの出て来る夢をみた。知らない処に二人で出かけているような夢で、しかし、夢というモノは、そんなに具体的に覚えていないものだが、今日のモノは愛妻がはっきり出ていたように思う。「出演ご苦労様!」と言いたい・・・・。
 2017年2月13日(月)晴、風有
朝より西風有。身支度を整え、久し振りに、自転車で店に向かう。アゲンストの風に向かって自転車をこぐから、どうしても時間がかかる。昼前に到着する予定であったが、昼を少し過ぎてしまった。既にお客さんも到着している。急いで暖炉に火を入れ、応対する。店が終了して帰路、歯科訪。晩餐は粗食飯。今日も無事終了!
 2017年2月12日(日)晴
朝よりローストビーフを焼く。風邪も回復基調続く。こうなると、薪割がしたくなる!節の無い太い薪を選んで、大鉈を振るう。一回でスパッと割れると気持ちの良いもので、天下をとった気分になる・・・・。しかし、この所、風邪で、薪割をひかえていたので、斧を振り上げ、腰と背骨で、その瞬間の圧力を逃がすタイミングが狂って、少し背骨を痛めたようだ。後遺症が後に続かないことを願うのみ・・・。
 2017年2月11日(土)晴
朝よりローストビーフを焼く。風邪も回復基調にあり、お客さんも三々五々来。今週の火曜日に予約を入れていて、老輩の風邪で臨時休業した日に、予約があった事を失念してしまった、人も改めて来。有り難い限りだ!
 2017年2月10日(金)晴、寒
今朝も10時まで寝ていて、のんびり出来た。お天気も良いので、まず布団を干す。コーヒーを入れて、自家製の金柑ジャムをパンにつけ飯。午後、読書。晩餐は店に新鮮なイワシが出ていたから、店の人に頼んでさばいて貰い、オリーブオイルで焼いて、シャルドネで飯。最後にその時買った鯛のアラで潮汁を拵え吸い物とする。この頃、鯛のアラが良く店に出ているので、潮汁は定番メニュになった。何しろ、腎臓が一つしかないから味噌汁は飲むわけに行かないから、サラダにの塩は使えない。この潮汁が唯一の塩分の摂取方法だ。かくの如くして、冬の一日は過ぎゆく。
 2017年2月9日(木)雨
終日休息する。東京に出掛けられず、観る機会を失った「ニュースの真相」がレンタルできたので、早速見る。2004年米国の大統領選で再選を試みる、ジョージ・ブッシュ候補者の軍歴詐欺疑惑に焦点を当てた、ジャーナリスト及びメディア周辺に生息する人々のノンフィクション映画だ。ヨーコさんは生前この大統領の事を「勝っちゃん、私、この人どうも嘘ぽい人に思えてならないのよ!」とこの本人がテレビに映るたびに言っていた事を思い出す。現代社会では体制批判を通じて、物事を正すメディアやジャーナリズムの体力が衰えて久しいという事を各所で聴いたり、自分でもそういう事象を見て、唖然とする。今我々が住んでいる世界は、何の不自由もなく生活できる世の中ではあるが、社会を、もっと住みよいモノにしていくという、エネルギ-の様なものが消失してしまったような気がするのだ。吾輩が馴染んでいた世界はどこへ行ってしまったのであろうか・・・・。
 2017年2月8日(水)晴後曇
今日はようやく人心地がついてきた。昔は、風邪気味などといったところで、一晩ぐっすり寝ると翌朝は元気になっていたもんだが、昨今はどうもいけない・・・。朝寝をして、近所のパン屋さんでチョコレートパンを買って朝食となす。昼食は粗食飯。長椅子で読書、午睡。晩餐は酢豚を拵え飯。
 2017年2月7日(火)晴
昨日より風邪の状態は大幅に改善。しかし、今度は歯茎が腫れて、固形物が食べられない。朝食にそら豆のポタージュを拵えて飯。午後、歯医者さんで歯茎の腫れたところを切開してもらう。そのお陰で、晩餐に鮟鱇のブイヤベースを食べられた。念のために、明日も休業する。
 2017年2月6日(月)晴
昨夜より、喉が痛みだしたので、寝しなにうがい薬で丁寧にうがいをして、暖かい寝間着を着込み、寝入る。朝、立て続けにくしゃみが出て、チョットねったい様な感覚があるので、念のために、店は臨時休業にして、遅い朝食を採ってから、寝床もぐり暫し休息。しかし、今日はお天気が素晴らしい!布団を干したくなった。干した日の寝心地は極楽である。長椅子に陽が差してくるので、横になって、読みかけの「カメのスローワルツ」を読み始める。小説は佳境に入り、話がグングン面白くなる。しかし、室温は23度もあるのだが、露出している手の表面に悪寒が走る。徳利セータの首の周辺が悪寒でぞくぞくする。読書を中止して掛け布団に潜ると、悪寒は消えてゆく!老生にはこの微妙なエネルギーの放出が、免疫システムに作用するのであろう・・・。そういえば、この所、体の具合も快調であったので毎日、大斧を振るってやみくもに薪を拵えていた。自分でも、よくこんな作業を毎日出来るものだと、半信半疑の処があった。自転車もずんずん乗った。そういう時、ヨーコさんが存命であれば「勝っちゃん!もう、74歳になったんだから、いい加減にしなさい。もう、私は知りませんよ!自分の年を考えないとだめですよッ!」」といって辞めさせられていただろう。生活の各所にブレーキが無くなってしまったのだ!大いに反省、仏前に花を手向ける。
 2017年2月5日(日)晴
今日も午前中薪割を暫し。昼頃より少雨有・・・。他、特に記す事無。
 2017年2月4日(土)晴、風無く暖
埼玉方面より、この時期になると必ず「この店でランチをとる」という人来。もう、6年になると言う。有り難いではないか!一方では、十数年ぶりに訪れたと言う婦人も来。其の時は、我が家のビーグル犬「サーヤ」も、健在であった時代だ。三々五々人来。今日は久し振りに、薪割をする。斧を振るうこと百数十余回・・・。今週の薪はどうやら間に合うようになった。帰宅後、夕方の日差しを浴び暫し読書。小説というモノは、最初の数ページを読んでいくうちに、ぐっと著者の描き出す世界に引き込まれていく瞬間はたとえようのない快楽だと思う。あれは、今から40年程前の事であろうか、フレディリック・フォーサイスの「ジャッカルの日」を読み始めた時の興奮は,、今でも忘れらてない。最初の数行で一気にその世界に引きずり込まれて、読み終えた時は、夜が明けていた。当時はまだ、中国や韓国関係の仕事であったが、ヨーロッパの国々の街角の魅力、例えば、チューリッヒの街の描き方、プラハの街、パリのサンジェルマン通りの様子、著者はこのような目で見て、描いたのだというような事が、ヨーロッパによく出掛けるようになって旅の味わいの一興になる事もあり、海外作家のものにのめり込んでいった時期があった。しかし、ここしばらく、フォーサイスのような作家が出現しないのは残念でならない・・・・・。
 2017年2月3日(金)晴、寒風強
午前中、耳鼻咽喉科にて耳の消毒。2週間後にもう一度検査をするという。午後、ガラス越しの日差しを浴びて読書。冬至の頃よりも陽ざしは強まり、足元がポカポカして睡魔が襲い暫く寝入る。店に寒ブリのアラが出ていたので、ブリのあら汁と拵え、目光の唐揚げで晩餐とする。
 2017年2月2日(木)晴、寒風
朝より寒風吹く。今日は耳鼻咽喉科で鼓膜にチューブを入れ、耳の聞こえを良くしてもらう日だ。無事に手術も終わり、受付で、支払いをしているときに、女優の宮沢りえさんが出ていた映画の銭湯がすぐ近くなので、その時の事を尋ねると、「あの時は近所中大騒ぎで、先生も診療を中止して、皆で外に出て撮影の様子を見ていた!」という話で盛り上がった。明日も消毒の為に予約する。午後、長椅子に横臥して、図書館で借りた「カメのスローワルツ」を読み始める。モロッコのカサブランカ生まれの女性が著者。ミステリー小説だ。この頃は、近所の書店に出掛けても、実用書の類が多くて、読み応えのある、書物に遭遇する事が難しい・・・。その点、図書館は小説の類が沢山揃っているから便利だ。あまり、最新の書籍は置いていないけれど、老輩は既に、時間は超越してしまっているところがあるから、物語が面白ければそれで充分。カサブランカ!1966年、ヨーロッパ放浪の旅の末、ジブラルタル海峡をモロッコに渡り、カサブランカで数日過ごした。田舎育ちの青年にとってはエキゾチシズム満載の街であった。スペイン語、フランス語が通じる街だった。小説の舞台はパリの街で、、昨日まではストックホルムを舞台とする小説にどっぷりと漬かっていたのだから、頭の切り替えが必要になってくる。まだ、初めの処しか読んでないので何とも言えないが、パリの街が出てくると青春時代、三週間程、パリのアパルトマンで生活をした思い出とともに、街を楽しむ一興がある。長椅子の足元に陽が差しなんとこ心地が良い。知らないうちに寝込んで仕舞った。夕、鯛のアラが店に出ていたので、買い求め、潮汁を拵える。ネットで作り方で、上手に出来た!仕上げに、生姜とネギを風味にすると、上等な潮汁に仕上がったので、愛妻の位牌の前にも供する。存命中は、二人の結婚記念日であるから、いつも、ささやかに祝っていたが・・・・。愛妻は先に逝ってしまったから、独りで祝うのも何だか気が引けるのだ。こういうのはどうしたらいいのだろうとつくづくと思う次第也。
 2017年2月1日(水)薄曇
風が無いので、自転車で飛駒に向かう。11時をまわり間もなく、栃木より来客あり。暖炉の前に席を造り対応。アウトレットモールに出掛けてきたので、寄ったという都内からの人も来。陽のあるうちに帰路につく。

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