これは、関東平野のチョッとディープなカフェ・ブロッサムの「繁昌記」2015年の3月の巻。
激変する世界、「一体世の中はどうなってしまうのか」とおろおろするばかり。最近、今日の世界を俯瞰するような「21世紀の資本」といタイトルの本が翻訳されみすず書房より出版になったと聞き及びます。草堂に時を過ごす中、一度目を通して、一条の光を得たいと思うこの頃です。
さて、「暖炉料理」にこだわり、「飲食道」という迷路をたどり、店の環境向上と質の向上につとめる関東老生の日々を綴るものです。
題して「カフェブロッサム繁昌記」。

最近読んだ気になる文章
「未来はすでに訪れている。ただし、あらゆる場所に等しく訪れるわけではない」リンダ・グラットン著 「ワークシフト」より


改訂版カフェブロッサムの繁昌記の目次


2015年4月30日(木)晴、涼
朝より飛駒で屋外作業。10時の外気温は22.5度。乾燥した空気が気持ち良い。終日鳥語有。最近、TVのニュースでビートルズのポールマッカートニーが来日した事を知る。49年ぶりの来日であると謂う。彼は72歳、この老輩と同い年だ。気持ちの中で、我等の同輩が熱狂的に歓迎している画面を見ていて、自分の中に、何か不自然な気持ちが生じていたが、昔の事を思い出した。ビートルズの来日は1966年6月29日。この数日前に、老輩はヨーロッパに向けて横浜より放浪の旅に出たので、ビートルズ来日時の熱狂を体験していなかったのだ。この年は、旅の情報集め計画に熱中していたので、周囲のことがらは眼中になかった事が判明した。
2015年4月29日(水)晴、涼
陽射しがあれど、昨日のように気温は上昇せず。朝より飛駒にて草取り、落ち葉の整理。雉の鳴き声が頻りにとどく。午後、東京より知人来。しばし歓談。晩夕の一時を共に桐生芭蕉庵に憩う。二代目に「芭蕉庵来記」を聴く。
2015年4月28日(火)晴
飛駒に向かう途中、周辺の山々は新緑さかん。到着後、落ち葉の整理。苔の雑草を取り除く。12時の外気温は30度。鳥語さかん也。他、特に記す事無。
2015年4月27日(月)晴
飛駒に行く途中はDog Woodの花が咲き誇っている。あれはいつの頃であったか、愛妻と5月の中旬あたりに、アパラチアン山系の、ザ・グレートスモーキー・マウンテンの山麓をドライブの途中、山麓に点々と白い花が、日本の桜のように点在していたのを、地元の人に名前を訊ね覚えた花だ。昼、強記飯荘にて衣笠を飯。今度は、豚肉とブラックビーンを炒めたモノを頼むと言っておいた。午後は、飛駒にて、落ち葉の後始末と草刈りをする。予約も入り始める。夕暮帰宅。汗を流して、例の如く織姫山散歩後、市中にて飯。
2015年4月26日(日)晴
昨日同様晴れ。今日も孫のボーイが手伝ってくれているので、暖炉の前で、仔羊やステーキの焼物に専念できる。こころなし、ビーフステーキ・クラシックのリピーターの人が増えて来たような気もする。今日も、先日までの半年間、松坂で仕事をしていたという、電気関係の御馴染さんが、ステーキを食べて、美味しさに感動していた。夕暮、足利市中に帰宅。明るいうちにザブリと軽く汗を流し、薄暮の足利市中を散策する。考えてみれば、愛妻の存命中は、この時刻は、晩御飯を拵えてもらうから、宵の街をブラリとする、機会は皆無であった。織姫山に足を向け歩。山頂より眼下に夕焼けの街を望む。階段を下りながら、今宵はどの店に立ち寄ろうかと思案する一時は、独居老人の侘しさを忘れる一時也。
2015年4月25日(土)晴、涼
朝りょりローストビーフを焼くため、全ての窓を開け果たす。陽射しを配慮して、席を、木立の間に散する。昼前より人来。
鶯しきりに鳴く。献花有。三々五々人来。内外穏やかな気運流れる。
2015年4月24日(金)晴
朝より晴れ。飛駒に営業準備。夕方、織姫山散歩。夕焼けの街に出て、テクテク歩いて帰宅。天空に繊月が霞んで見える。晩春の一時は値千金。
2015年4月23日(木)晴
朝、友人来。庭にて、一緒に朝食飯。陽射し初夏の如し。午後、飛駒にて、草取り、苔の手入れ。夜、アラジンにて友人と歓談。深更、冷え込み甚だし。
2015年4月22日(水)晴後曇
昨日薄暮の青山表参道周辺をイヤホーンでバッハのシャコンヌを聴きながら散策すると、音楽につつまれ、人影が幻想的な漂いを生じて、シュールな雰囲気を帯びた時間になる。面白い経験をした。今朝は厚生病院内科に出掛け、血液、尿検査では異常がなかった。夜、孫来。apple watchについて話をする。孫曰く「一寸チャッチイんだよなぁ」あれが2万円位だらさぁ、買ってみようかなぁと思うけど・・・。」私も肯けるところだ。ことに、現在の腕時計は数年前「カッチャンも好い年頃なんだから、これ位のモノは腕に巻いときなさい」と大枚をポンと出して買ってくれたモノだ。そういう形見であるからおろそかには出来ない。迷うところだ・・・。孫の話を聞いていて、昔、同じよな心境になった事を思い出した。ミノックスのカメラ。ドイツのこの会社が、今から40年程前にプラスチックの35ミリカメラを発売した。新しモノ好きだから東京のカメラ屋さんで現物を見てそれまでのカメラとは大分見劣りがする代物だが携帯に便利であるがしかし、値段が・・・。と、一旦は躊躇して手を出さなかった。だが、香港に出掛けた時、東京より割安感があったので、買ってしまった。使ってみると、ピントリングにシャープさは期待できないが、ジャケットのポッケに入れておいても違和感がなく行動できるので、ビジネストリップに欠かせない小道具になった。だから、もしかしたら、愚図愚図しているが、来年の今頃には左の腕に付けているかもしれない。
2015年4月21日(火)曇
久しぶりに都心に出て、LIFEsonにて遅い昼食をとる。甥の正一郎君が付近のスポットを色々案内して、楽しい一時を過ごす。代々木上原ではKINFOLKのTinaさんが小田急電鉄の再開発プロジェクトを駅前で立ち上げの最中。一緒に記念写真を撮る。五月には皆でカフェブロッサムに遊びに来ると謂う也。帰路、表参道にてapple watchを見るが、現在、左手に在る、ショパン生誕200年記念の腕時計とは離れがたく、たちすくむ思いである。
2015年4月20日(月)雨後曇
今日は佐野厚生病院でMRIをする。頭を固定して20分程横臥する間に眠っていたようだ。先生の所見では、脳内、特に異常はみられず、眩暈は、自律神経の対応する作用が加齢とともに遅くなってゆくことが原因であろうを述べられる。脳の血管に問題があるのではないかと、心配していたが、先生の話で安心する。帰路、道の駅で中華定食飯。非常に美味しい。心が軽くなったので、中国茶もおごってしまった。帰宅後、徒歩で歯科の先生訪。義歯完成。かくの如くして今日はお終い。
2015年4月19日(日)薄曇、涼
午前中は薄日も射していたが、曇で午後は時々雨粒も落ちる。庭は新緑。鳥の鳴き声も聞え、暖炉の温もりも心地よく、桃源郷に居るが如し。仔羊を焼きながら、お客さんとの話に熱が入って、うっかり暖炉の事を忘れていると、しっかり者の上の孫が、「お爺ちゃん、仔羊の事忘れてない?」と注意してくれたので、危うくセーフ。、この頃は、同時進行がいくつもあると、うっかりしてしまう、情けない年頃になってしまったと思う次第。しかし、暑さ、寒さというのもを気にする事もなく、庭仕事にも精を出せる申し分ない時節が到来。早めに店を引け、雨上がり、薄暮の足利を散策。暮れなずむとある街角に、今宵食べたい店。入る。大きな窓より、宵闇におおわれる空を眺め、ビールで喉をうるおし、気ままに時間を過ごせる事は、ただただ天に感謝するばかり也。
2015年4月18日(土)晴
朝より晴れ。庭内新緑。花咲き鳥鳴く。三々五々人来。外では愛犬家も寛ぐ。店が一段落した後、駐車場の草刈りをする。
2015年4月17日(金)晴後曇後雨
今日も目まぐるしくお天気が変わる。早朝より家の庭の草取りと樫の落葉が始まったので、芝の上を清掃。小ざっぱりしたところで、外のテーブルで質素な朝食をとる。愛妻が健在ならば、スコーンぐらいは焼いて出てくる。が、しかし今日は本当に質素な朝食だ。だが、春の陽射しを浴びているから気持ちが好い。今度、お天気の良い日に友達にもこういう気分を味わってもらおうと思いつき、ショートメールをする。昼ごろ、気分転換に、電車で桐生に向かう。すると、車両の前のほうで、カメラクルーを見かけ、白い服を着た女優さんらしきひとが居るではないか!その近くに行って、スタイリストに訊ねると、野沢真美さんという人で、「渡る世間は鬼ばかり」というドラマに出ていたと謂う。老輩はテレビはあまり観ないから、詳しくは知らない。愛妻が観ているのは知っていた。長いセリフが印象的な番組だ。両毛線の車両の中で見るこの人は、さすがに光っている。立派なもんだ!目の保養が出来た一日であった・・・。
2015年4月16日(木)晴後曇
朝より飛駒。9時の外気温は14度。苔の周辺の雑草、ゴミの清掃。花咲き、鳥が鳴く。田園生活の極致だ。昼、粗食飯。12時半の外気温は20.5度。4時半の外気温は19度。作業の成果を写真に撮り終了。
2015年4月15日(水)晴後曇後雨後晴
今日の御天気はめまぐるしく展開して忙しい。朝より飛駒で草取り、苔の手入れをする。梢では鶯も鳴き長閑で、野原ではタンポポが咲き乱れている。空腹を覚えて、タンポポの原の真ん中に小テーブルをすえて、ソービィニョンブランとエスカルゴの軽い昼食を楽しむ。しかし、この様な原っぱというのは、結構珍しいのだ。街の中に広い空き地があったとしても、大概、除草剤などが撒かれていて、雑草も見かけないところが多いのだ。その点、この原っぱは手間はかかるが、春の盛りに、タンポポに満たされる。眺めていて、実に気持ちがよい。日ごろの努力が報われると云うもんだ。もし、愛妻が健在であったなら是非見せてやりたかった。しかし、元気でいれば、この季節は下準備、店の整理整頓で忙しく「かっちゃん!余計なことで声を掛けないでちょうだいな!」と小言をいわれてしまう・・・・。東京の甥が訪ねてくる。湘南の店も順調で、次の展開を考えているところだと謂う。是非出掛けて来いと云う。色々案内するところが在るらしいのだ。暫く談笑。甥達が帰り、再び野外作業。一時雨。室内で休憩。再び苔の周りを清掃。夕に到り、漸く西の空が明るくなって来た。今日の成果を写真に撮って終了。
2015年4月14日(火)終日雨
朝、歯科訪。雨が終日続きそうなので、予て、調べておいた「ギリシャに消えた嘘」を観る為に伊勢崎へ出掛ける。昼、日の出や食堂飯。特段の感想無。映画は好かった・・・・。舞台はは1960年代初頭のクレタ島。粋なパナマ帽、夏の麻服。私も同じタイプの服を持っている。しかし、その服を着て出掛けようと思っていたら、腰回りに肉がついて、ズボンが閉まらなくなってしまっていたのだが、幸いこのところ痩せて来て(多分食生活の境遇の変化による)、更に、しばららく休んでいた腹筋運動も再開したので、若いころのズボンまで全部はけるようになった。この映画の主役はこのパナマと麻の夏服とレトロなサングラスである。老境に「生計は霞の上に成り立つ」ような生活をしている者にとっては、非常に興味深い映画であった。
2015年4月13日(月)雨、寒
今日は終日雨。今日も昨日体験した空間に感激した余韻を気持ちに残る。今まで、体験した、ヨーロッパや米国南部、もしくは東海岸に残る、其の地に由来する事を思わせるような空間と比較しても、芭蕉庵のそれは、十分太刀打ちできるモノだ。更に、関東広といえど、あの空間に同質のモノは思いつかない。強いて言えば、笠間の日動美術館にあった魯山人の寓居であったと謂う空間に分け入った時の感動よりも、兎も角もうわまわるモノである事は確かだ。身近な所に、こんな空間があることは幸せのいたりだ。
2015年4月12日(日)晴後曇
朝より柔らかい陽がさしている。ローストビーフを焼いていると、東の窓より陽光が床に差し入り、それがはねて、部屋全体にまわるようだ。店を開けると間もなく、人有。続いて庭内の陽射しを楽しみ寛ぐ方々有。店が終了後、久しぶりに、桐生の芭蕉庵に出掛ける。外観も小ざっぱりしているが、店内のありようは昔のままの雰囲気を保ち、時間を忘れる様な空間を保っている。立派である。一つの老舗の在り方を厳然と示している。見習うべきところ多!
2015年4月11日(土)雨後曇
今日も寒。朝よりローストビーフを焼く。店が一段落後、セーターを着込んで、苔の周りの草取り、清掃をする。4時頃になると、西の雲が切れ、陽がさしてきた。しかし、風は寒い。漸く、もくろんでいたように整理できたので、今日の作業は終了。途中で11日は愛妻の月命日であることに思いが到り、帰路、ヨーコさんが晩年に愛用した広東料理の店に寄り飯。ここの大将は香港より来た人であるが、両親が年をとってしまったので、介護をする為に、夏には店を閉めて帰ってしまうと言う。いずこも高齢化社会の悲哀様々也。
2015年4月10日(金)曇、寒
10時に飛駒到着。外気温は7度。早速、外に出て、昨日の作業の続き、即ち、苔の周りの草取りを行う。長閑に小鳥が鳴いている。樹木の新芽も出てくる。冬に戻ったような陽気だが、季節は確実に前進している。先日雨が降ったので、苔の色はみずみずしい。ぴっちりと苔が密集しているところに、雑草が芽を出していると周りを壊さないように、細いピンセットで慎重に抜き取る。これの繰り返しを、30畳ほどの部分を仕上げようとするから、時間がかかる。3時の外気温は11度。4時に到り雨が降り始め、作業中止。
2015年4月9日(木)曇後晴、寒
朝は曇。腹筋10回。腕立て10回。昼頃より晴れると謂うことで、飛駒に出掛け、苔の手入れ、雑草取りをする。周囲の山々は頂上付近に雪がある。しかし、春が来て野鳥達が、嬉しそうに鳴いている。桜もまだしっかりと花が付いている。この苔を大事にしようと思い立ったのは、去年の7月の末からであった。その時から、毎日、飛駒に通い、苔の周りの草取りをした。草取りは、苔を傷つけないように、ピンセットを用いて、一つ一つ丁寧に取り除く。だから、一日かかっても、一メートル四方にか出来ない。9月半ばを過ぎて、草取りが一段落する頃には、夏が遠のいていった。今年は、その事があったから、早めに始めようと思って、今日、いよいよとりかかったのだ。6時まで作業をして思いのほかはかどったので非常に満足。6時の外気温は6度。室内で暖炉を燃やし、冷えた体を温める。梅雨の時期になり、今年の成果がどう出てくるか、楽しみなところだ。病院で先生に、だらしなく過ごしなさいと、助言されたが、力仕事ではないが、毎日が忙しい・・・。帰宅後、長湯。
2015年4月8日(水)雨、寒
今朝は予報通り寒い。9時過ぎの外気温は4度であった。昨日も休養したので、今日は飛駒で草取りをする予定である。しかし、外は霙模様のものが降っている。是では飛駒は雪になっているだろうと思い、しばらく、様子を見る事にして、久しぶりに山田風太郎の「戦中派不戦日記」を読み始める。昭和20年5月の頃の部分だ。毎日B29の空襲に東京をはじめとして、日本の各都市は戦々恐々としている頃の、東京に生活する一青年の日記。耐乏生活のリアルが伝わってくる。永井荷風のその頃に日記や内田百閧フ「東京焼尽」ともちがう、著者の若々しさが文に表れているので面白い。特に、枢軸国のドイツが敗戦となった後の日本の終戦までの事が手に取るように分かりかけて来て極めて興味深い。昼を過ぎ、空模様をうかがうが、雨は止まない。空腹を覚え、デリスによりビーフシチューを飯。午後に到り雨は止むが、寒い。極めて寒い。飛駒行きは中止。再び炬燵に入り読書。
2015年4月7日(火)雨、寒
大分朝寝をする。いや、一度早朝に目覚めたが、外が雨だと分かり、再び寝入ってしまい気が付いたら、10時半であった。午後、生活指導。今日は、箪笥の衣替えの方法、防虫関係を教えてもらう。フキの煮物の仕上げを済ませ、歯科訪。かくの如くして雨の一日は終わる。
2015年4月6日(月)晴後曇
先日来、少し、めまいがするので、フェイスブックでおなじみのM先生に相談したら佐野厚生病院の脳神経外科のN先生がよかろうと云う事で、朝より厚生病院に出掛け、診察をうける。20日にMRIを予約、「しばらくは、だらしのない生活をしてはいかが?」と謂う助言を戴く。思い起こせば、愛妻が天に召されて以来、独りで自炊生活を確立せんと、夢中で奮闘してきたが、心身ともに疲労困憊するところもあったのかもしれない。何しろ、連れ合いを失うと謂うことも初体験であるから、途方に暮れ、その不安を払しょくするために、ひたすら前進していたのだ。病院後、アウトレットで買い物、お店の御馴染さんと遭遇する。午後、飛駒に出掛け草刈りをする。だらしのない生活とは謂うモノの、季節が刻々と植物の目覚める方向に進んでいるから、10月までは気が抜けない時節がとうらいする。悩ましい年頃也。
2015年4月5日(日)少雨時々曇
3時の外気温は10.5度である。店が一段落した後、庭に出て苔周りの草取りを始めるが、妙に涼しいので風邪をひいたら困るので中止。これはらはガーデニングで追われる日々が続きそうだ。
2015年4月4日(土)曇少雨
野原には菜の花、タンポポ。庭には桜。地面に水仙、周辺には黄色いレンギョウ。小雨にけぶる周囲を眺めると山肌も刻々と変化する。冬をようやくやり過ごして、新しき1年の入口に立ったと謂う心地がする。いずれの時か、冬が乗りきられぬ時がくるに違いないが、今はもうあまり難しい事は考えない。流れに身を任せて、成り行きで暫くは行ってみようと思う、今日この頃也。
2015年4月3日(金)曇
久しぶりに店の庭の整理に飛駒に出掛け、散らかっている小枝を整理する。作業中ふと見上げると、桜が咲いているではないか。例年は1週間程先であった様に記憶していたが、一面に花を付けている。鶯の鳴き声もする・・・。作業の手を休め、シャンパンを開け、独り静かに花見をする。昼を過ぎても、作業を続行。桜の樹の元を見ると雑草が一面に生えて来たので、草取りをする。薪割り、小枝の整理に熱中していると、夕刻に到り、帰宅する。晩餐は雑煮飯。上州屋のお餅は美味しい。
2015年4月2日(木)晴、やや寒
朝寝をしてしまい9時半起床。陽射しがあるので布団を干し、歯医者さんに出掛ける。帰路、唐揚げ、焼き鳥で一杯。ほろ酔い加減で大日様の境内に入るとしだれ桜を撮るシニアの人達が沢山目に入る。帰宅後、庭の整理。庭は半分ほど完成してきた。外のテーブルで蜜豆を食べる。西の空が茜色になる薄暮、織姫山に歩。春色が大分はっきりしてきた。山頂付近で落日に遭遇。最近のユーラシア大陸を席巻する中国のAIIB、極東の沈みゆく我が国の「有終の美」が重なるようで、思わず、嘆息が生じる。
2015年4月1日(水)曇
午前中は庭の入口の落ち葉を掃き出してポリ袋に入れる作業。なにしろ、二年間の落ち葉が溜まっているので量も沢山ある。そのうえ、ささ竹も刈り取らなくてはならないので、手こずる。昼前に耳鼻科に出掛け、消毒をしてもらう。帰宅後、雑煮を飯。暫く休息。夕刻、袋川の桜を眺めながら、眼科訪。眼底出血に新たな進展は無いが6月再訪を言い渡される。このところ、お医者さん通いが続く。帰路、再び袋川の桜道を通る。散り始めた花弁が風に舞うところは風情ひとしおである。


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