カフェブロッサム繁昌記2014年の7月の巻
これは、「暖炉料理」にこだわり、「飲食道」という迷路をたどり、店の環境向上と質の向上につとめる関東老生の日々を綴るものです。
題して「カフェブロッサム繁昌記」。


改訂版カフェブロッサムの繁昌記の目次

2014年8月31日(日)曇時々晴、涼
終日涼。各方面より人来。愛犬家も来。グレーハウンドも来。終日、暖炉の火は絶えず・・・・。8月も無事に終わりなりけり。
2014年8月30日(土)曇後晴、涼
ふと気付くと、稲穂が頭を垂れる風景がみられる時節になってきた。ヒコマ、10時の外気温は23度。三々五々人来。陽射しは秋の如し。他、特に記す事無。
2014年8月29日(金)薄曇、涼
今週はお天気の加減で、ガーデニングは二日間しか出来ないかったので、やり切れていない状態であるが、薪割りも、忙しくて、斧を100回余振るって薪作りがメインの日となった。6時作業終了。外気温は24度。秋の気配が濃厚になる晩夏。
2014年8月28日(木)時々小雨
朝よりぐずつき気味なお天気になり、草取りはお休み。表参道でピザ飯。この付近はすっかりファッションの街になってしまった!渋谷まで足を伸ばし、ル・シネマにて「追憶のローマ」を観る。今日はとても混んでいて、前列より二番目の席となった。老生と年恰好が似通った俳優が、衣装をとっかえひつかえ着替えて現れる映画で、洋品屋さんには参考になるものだ。忘れてしまっていた、ローマの風景を思い出す次第。帰路、鰻屋さんにて独酌。色々と観たい映画が立て込んできたこの頃也。
2014年8月27日(水)曇、涼
今日は10月中旬の陽気であると云う。老妻を伴い、9時半にヒコマへ出掛け、午前中は家具の移動したモノを元に戻し、食器を片付け、草取りをする。11時半の外気温は21度。1時、外気温は22度。久しぶりに、書棚を整理していると、青年時代に買った、1972年発行のイギリス料理の本が出てきた。曰く『18世紀のイギリスは、食べ物が美味しいことで有名であったが、イギリス人が、焼き串の代わりにオーブンで肉を焼くようになってから、味が落ちたといわれる。この意見は無視できない。』。この文章は老輩をして暖炉料理に奮闘するきっかけをなすモノだ。3時帰宅。暫し休息の後、久しぶりに、織姫山散歩。
2014年8月26日(火)曇時々雨、涼
昨日は、都内を動き回ったので、今朝は朝寝をしてしまい、9時起床。釜山に洪水をもたらして雲が関東にも流れてきて、終日ぐずついたお天気となる。老妻は、先週の土日の活躍の疲労が抜けず、終日ゴロゴロして過ごし居る。
2014年8月25日(月)曇
朝より、新宿に出る。昼、代々木のLIFEにて飯。久しぶりに店長の伊藤君と歓談。午後、新宿武蔵野館で「クイーン・オブ・ベルサイユ」を観る。夕暮、昨日、孫と約した歌舞伎町の「湖南菜館」にて晩餐す。帰宅後、老妻よりカルフォルニアの地震発生を知らされる。TVにあるナパヴァレーの被災画像をみて驚く事頻り也。
2014年8月24日(日)晴、大安
今日は、先日来の予約で内も外も満席。早朝よりローストビーフを焼く。早め、早めに来店有。孫家族も手伝う。老妻も厨房で踏ん張り、作業万端粛々と進行。チーズフォンヂュ、シャンパンも好評也。かくの如くして、晩夏の一日が過ぎ行く。
2014年8月23日(土)曇
朝、9時の外気温は24.5度。終日涼。三々五々人来。シャンパンも好評、有難き限り也。店内の一段落を得て、老妻は明日に備えて、細々した物の準備にとりかかり、深更に至り帰宅。
2014年8月22日(金)晴、暑
昨日同様、炎暑を避けてヒコマへ。夕暮、薪割りをする。汗の流れる様は筆舌尽くし難く、詳細は省略。帰宅後、雷鳴頻り也。
2014年8月21日(木)晴、暑
昨日来、TVで広島の土砂災害を頻りに報じている。耐えがたき炎暑を避けて、ヒコマに出掛け、草刈。11時の外気温は31度。昼粗食飯。午後、作業続行。汗、滝の如し。しきりに水飲む。晩夕、駐車場の草刈終了。その後、一輪車で土砂を穴の開いた道路に運ぶ。昨年踵を骨折して車椅子生活をしていた者が、5〜60`の土砂を炎天下、上半身裸となり、100メータルの距離を、運ぶことが出来るとは我ながら信じがたし。作業10回、いいがたいほどの汗をかく・・・・。日が暮れて帰宅。粗食飯。
2014年8月20日(水)晴、暑
炎暑を耐え難きをもって、ヒコマに出掛け、終日草取りをする。1時の外気温は35度。夕暮、遠雷が届き、作業を終了して帰宅。
2014年8月19日(火)晴、暑
朝より、老妻を伴いヒコマに出掛ける。家内は室内清掃、余輩はガーディニング(草取り、草刈)。イギリスでは、退職後、男達は、庭の手入れが、余生の最大の楽しみであると、若い頃読んだことがある。それを読んだ若い頃は、何とつまらない人生であろうと思ったのだが、実際に其の年頃となり、気付いてみたら、本に書いて有るような生活をおくる日々と為った。
2014年8月18日(月)晴後曇、暑
朝より、眼科訪。昨月の続きで、余輩の眼底出血の検査を受ける。先生の見立ては「先回より、改善すつところもあるが、注意深く経緯を見守る必要もある」と言うことで、来月末、再び検査をすることになった。午後、老妻を伴いヒコマに出掛け、老妻は店内の片付け、余輩は、苔の手入れ、駐車場の草刈に専念する。間に、今週の予約も入る。陽が傾き加減の頃、草刈を始めたが、7時頃になっても、明るいと思っていたところは、この時期は、7月頃と比べて、暗くなるのが早まり、手元が不明になり、作業を終了する。足元を見つめながら、目の前の事をコツコツとこなしていたら、ふと気が付いてみると、季節の変わり目に出会ったような心持がして、そこのところが、面白い次第。
2014年8月17日(日)終日曇、涼
昨日同様涼。三々五々人来。愛犬家も来。仔羊、フォンヂュ、シャンパンも出る。昼の外気温は25度前後を推移。店も一段落して、苔達を観察。昨夜来の雨水を得て、全体が膨らみ、各葉が露球をのせ、微妙に光り輝くところは、微細な世界に足を踏み入れたような心持がする也。
2014年8月16日(土)終日小雨、涼
終日涼。三々五々人来。仔羊,、エスカルゴ、チーズフンヂュも好評。他、特に記す事無。
2014年8月15日(金)晴時々曇
この頃、老妻は口が不味くて、「食べたいものがわからなくなってしまった」と言うので、車に乗せて食料品の買い物に出掛ける。丁度、パン工房でフランスパンが焼けたところで、一本求めて、ついでに、クローテッドクリームも買った。昼食は其のパンにクリームをたっぷりつけて紅茶を入れて食。老妻も思いのほか、食欲が出て、二人でクリームを空けてしまった。午睡後ヒコマに出掛け、苔の周辺の草取り。3時間で一畳ばかり。夕暮帰宅。
2014年8月14日(木)曇後雨、涼
朝より病院訪。採尿、採血。先生は腎臓には取り立てて注意する事柄は無いとおっしゃる。このままの、抑制気味のライフスタイルを続けるようにアドヴァイスをうける。帰路、佐野市内にてピザ飯。帰宅後、小休止。午下、ヒコマに出掛け草取り、一畳ばかり・・・。晩夕、老妻の作りし粗食飯。かくの如くして一日は過ぎる。
2014年8月13日(水)薄曇、涼
終日休息。エッセイを勘案。老妻は録画せし「シベリア抑留者」の報道番組を熱心に観ている。家内もある種の引揚者としての境遇を共有するのだという。
2014年8月12日(火)雨、涼
老妻に付き添い、病院訪。検査の結果は取り立てて憂慮すべきところは無。本日、草刈は休業。午後、ウクライナ国境変事の報有。他、特に記す事無。
2014年8月11日(月)曇後時々晴
朝、ミシシッピーリバーのバトンルージュより電話が入る。息子の知り合いで、英語の教師として足利に滞在していた折、交際のあった青年だ。今は三人のボーイの父親だと言う。毎日、猛獣と暮らしているような気持ちだと言う。つたない日本語ながら、久しぶりに歓談。昼前、炎暑を避け、ヒコマに出掛け、防虫ネットを上半身にかぶせて草取り。晩夕帰宅。TV報道で栃木市方面竜巻被害を知る。
2014年8月10日(日)驟雨
台風の影響で驟雨有。庭内の苔は水分を得て元気になった。そうなると雑草も芽を出す。そうして、小さいピンセットを取り出して、摘み取る。ふわふわした苔(種類はコツボゴケ)の間を指でかき分け可愛い奴を抜く時はチョッと忍びない心持になるが、仕方が無い。一つ一つ夢中で片付けてふと気付くと夕闇迫る時刻・・・・・・・。帰宅後、老妻に手伝ってもらい背中を伸ばす運動をする。
2014年8月9日(土)曇後雨、涼
炎暑去り忍び易し。晩夕雨後の虫の音晩夏の風情いや増す。他、特に記す事無。
2014年8月8日(金)曇時々雨
朝よりぐずつき気味の空模様となり、暑気やや忍び易し。昼、粗食飯。老妻はこの頃、頻りに食欲不振を訴える。「暑さに負けて、食べたいものが無い・・・、こんなはずではなかった・・」と回復速度の遅延をこぼすのだ。しかし、幸い時間はたっぷり有る。目前には差し迫った用事は無い。急ぐことは無い、十分に心置きなく体の戻るのを待つのだとそういって慰めるばかり。午下、ヒコマに出掛け苔の手入れ、草取りを暫くしてたら本降りとなり作業中止。室内清掃。
今年も8月15日の終戦の日が近づいてきた。今時分は、自然と書棚の「断腸亭日乗」に手が伸びて、昭和20年8月の所を読み返すようになってしまった。
2014年8月7日(木)晴後曇
朝、焼きたてのパンを得るため市中にでる。ついでに、黒蜜豆の棚を見たが、前回同様棚は空っぽであった。白いのを二つ買う。昼前、ヒコマ到着。苔の密集している面を丁寧にゴミ拾いをする。次に、前回遣り残した苔のまばらに集まっている場所の草取り。今日は、草取りをする目の前の地面が、自分の住んでいる町内のように仔細に解かるような心持となる。まるで、「列子」で弓術の勘所を伝授するところで、的が番傘を広げた程に大きく見えれば名人の域に達したとあるようにひそかに草取りの名人になった気分だ。ピンセットで小さい雑草を摘む動作であるから、力は要しないが、汗は、頻りに湧き出る。かくの如くして盛夏の午後はは過ぎ行き、晩夕帰宅、粗食飯。YueTubeで小津安二郎の「晩春」を観る。
2014年8月6日(水)快晴
朝より快晴。今日は「オーハッピーウエディング」の撮影で、ヒコマに出掛け、ローストビーフを焼く。2時の外気温は34.5度を示し、撮影スタッフも汗だくで作業をしていた。夕暮、暫く薪割りをする。暑い一日であった。
2014年8月5日(火)快晴
朝より快晴。昼前、老妻にお使いを頼まれ、市中に出掛ける。快晴、暑。帰宅後まもなく、修理に出したiPad Airが戻ってきた。icloudを利用してデータを回復させる。午後、休息。晩夕ヒコマに出掛け草刈。
2014年8月4日(月)晴
朝寝をする。家内に使いを頼まれ、朝食のパンを買いにマルシェに出掛ける。ついでに、「みつまめ」切らしてしまったので、売り場の棚に立ったが、栄太郎の白蜜は沢山並んでいるが、黒蜜の所はそっくり空洞になっている。しかたがないので、白蜜を二つ、別の銘柄を二つ籠にいれる。レジで訊ねると、この頃、よく売れていると言う。歳をとると夏はこういうモノを欲する人が増えるのだ。
2014年8月3日(日)晴、暑
盛夏。緑陰に涼風有。三々五々人来。愛犬家も来。他、特に記す事無。
2014年8月2日(土)晴
朝よりローストビーフを焼く。三々五々人来。帰宅後、老妻と暫く歓談。病妻は、「かっちゃん!私がいなくなってしまったら、どうやって暮らすの?」と訊ねる。いや、お互いに高齢になっているし、そういうことも想定しなくてはいけない年頃だ。熟慮の末に「其の時は、ヨーコさん、三途の川というのは幅は狭いそうだから、朝昼晩食事の準備のときだけは川を渡ってこっそり家に出てこなくちゃあいけません。。そして、掃除、洗濯も其の時は、姿は見せなくてもよいから、ちゃんとしてもらえば、それで結構でござんす!」と答えておいた。花火の音が届く盛夏の頃なり。
2014年8月1日(金)晴、暑
午前中、ガーデニング用具を求めてモールに出掛ける。このところ、緑陰に因って日々を過ごしているので、久しぶりに繁華な所に出掛けてみると、あまりの暑さに驚くばかり。午後、例の如くヒコマに出掛け草取り、苔の手入れをする。夕暮、雷鳴が届くが雨にはならなかった。草取りの後は、薪割り。薪作り。其の後は、草刈。7時、作業終了。外気温は27度。帰宅後、粗食飯。今週は、勤勉に毎日労働に励んでいるので、夜も快適に眠れ深更に目覚めることが無くなった。老妻は足先が冷えると頻りに訴える。

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