これは、、夏の暑さにも負けずに、ひたすら草刈をすることに努力して、店の環境向上につとめる老生の日々を綴るものです。
題して「カフェブロッサム繁昌記」



改訂版カフェブロッサムの繁昌記の目次

2013年9月30日(月)晴
友達に誘われ、那須まで足を伸ばす。茶臼岳のロープウェーで山頂駅まで上がって、一足早い紅葉を見る。
今年はずいぶん早いそうだ。地平線に沿い雲有。眺望効かず残念也。
2013年9月29日(日)晴、涼
昨日に続いてやや涼。ヒコマ7時半の外気温は17.5度。孫君は頻りに庭の枝きりをする。その枯れ枝を集めて暖炉の燃料にする。カフェブロッサムに憩いを求める人来。終日賑わう。晩夕、5時の外気温は22度、涼。つい先日までは、暑さに茹だる思いであったが、この涼しさは、新鮮な感覚なり。
2013年9月28日(土)晴、涼
今朝の北関東は冷え込んだようだ。早朝、寒さで目覚め、厚い掛け布団に取替え、再び寝入る。ヒコマ、9時の外気温は16.5度。11時半23度なり。空気爽やか。日差しは強いが、半日陰の庭内に居座ると、将に桃源郷に居るがごとき心地ぞする。野原は、こざっぱりと草も払ってあるから気持ちがよい。先月の今頃は、大いに蒸し暑かった。暖炉の火も絶えず、訪れる人も、このの好日を楽しんで行くなり。
2013年9月27日(金)晴
早朝、寒で目覚め、掛け布団を一枚余計に掛けて、再び寝入るなり。台風一過。渡良瀬川堤より、富士、浅間山望。リラク編集氏と会食、歓談。秋号を受領。店内清掃をする。夕餉は「強記飯荘」。他、特に記す事無。
2013年9月26日(木)雨後晴
台風は関東の遥か海上を過ぎていった。ヒコマにてズワイガニのパスタを拵えて昼食をなす。雨模様であり野外作業は中止。室内を清掃。午後、「文人荷風抄」を読み始める。かねてより、阿部雪子は謎めいた人物であったが、著者により概ね解明される。予約もちらほら入り来るなり。他、特に記す事無。
2013年9月25日(水)時々雨、潤
どうも、最近は物忘れが進んだような気がする。この繁昌記にも今日書きたいことがあったと思ったが思い出せない。仕方が無い・・・。午後、雨がやみ、市中に散歩に出掛ける。空は茜に染まり、湿度が増えたようだ。最近は骨折回復のために靴の底が固い靴を選んで履いている。そうすると足の支持力が増して歩きやすいのだ。底が、革だから、歩く毎にコツコツと音がして小気味よい。帰宅後、二人で久しぶりに「ゆり」にて晩餐。今日も平和に一日が過ぎ行くなり。
2013年9月24日(火)晴時々曇
午前中、市中に徒歩でお使いに出掛ける。足利学校付近は観光客で賑わっている。行楽シーズンたけなわだ。午後はもっぱら読書、午睡。夜、6丁目にて「う」食。久しぶりに訪れた店だ。熱燗をやりながら、ふと思い出した事がある。あれは、何時であったか、余輩の現役時代、秘書を務めていたB君が夭折、法事によばれたのがこの場所だった。B君には大変よくしてもらった。特に、運転免許証を消失した時代、自宅と事務所間を朝と晩に送り迎えをして貰った。当時のことを思い出し、つい、しんみりと、独酌に時を過ごす秋の宵なり。
2013年9月23日(月)曇、極めて涼
朝、足利は18度であった。ヒコマは7時、18度。ローストビーフを焼きながら、iphoneをiOS7.0に更新。ホーム画面が非常にスッキリしたデザインに変わった。10時半より来店有。自転車の人も来。暖炉に火が燃えていることに違和感の無い季節到来した。5時の外気温は19度。
2013年9月22日(日)晴時々曇(秋分)
朝よりローストビーフを焼く。今日あたりも、汗もかかずに準備が出来るのは有難い限りなり。今日は孫が草刈と薪作りを手伝う。足利駅より普通の自転車で二人来。尋ねると、一時間半を要したという。ワインと食事を堪能して帰って行った。久しぶりにモーガン来。しばし談笑。他特に記す事無。
2013年9月21日(土)晴
先週の台風18号の影響でキャンセルした人達が来。必然的に店は混雑して、遅延が発生するところであったが、幸いなるかな若い助っ人が駆けつけてくれたお陰で、諸々はスムースに運ばれ、安着となる。
2013年9月20日(金)晴
稲田黄金色に変じて刈り取りも済んだところも有る。秋たけなわ。今日も薪作り。時至りて陽おのずから斜めなり。晩餐を例によって「強記飯荘」で済ませ外にでると夜になっていた。
2013年9月19日(木)快晴
午前中よりヒコマ。今日は薪作りをする。この季節より、微妙に屋外作業の内容が変わってくるのだ。チエンソーの刃も新しいものに替えた。初夏の頃、林を整理した時に出た木々の枝を切て薪にする。次に薪割り。暑さも遠のいたこの季節は作業もしやすい。夕、帰宅。例の如く織姫山散歩。帰路、暮れなずむ市街に降りて、言付かりし夕餉の使いを済ませ、買い物を片手に、灯りのともる街を歩くにはまことにいい時節だ。食堂にはすでに人が満ちている。石畳の細い道に入ると、靴の音が響き、満月がその上に居て詩情漂う如し。昼、山林に浴し、晩方市中を漂うは老人にとっては面白き人生也。
2013年9月18日(水)晴
午前中よりヒコマにて営業準備。駐車場の草刈。夜、空に月浮かぶ。晩餐に秋刀魚を食べる。美味也。
2013年9月17日(火)快晴
台風一過、朝より快晴。焼きたてパンを得る。午前中は、庭の草刈、読書交互する。午後、爽やかな天気に誘われて織姫山散歩。快晴の空に刷毛で描いたような雲が広がってきた。神社にて秩父山系望。
2013年9月16日(月)台風
18号台風は各地に被害をもたらしたようだ。夕方、足利市内にお使いを頼まれ、モーガンで出掛ける。普段はカントリーロードばかり走っているから、建物が密集した道路を走るのは面白い。台風一過、空気が澄んで、あかね雲が頭上を行きかう。
2013年9月15日(日)雨後晴後雨
朝より雨頻りに降る。営業準備のため、上げ下げ窓を上に上げようとしたら、腕の付け根を傷める。この所、薪割りなどで、右肩を使いすぎた為なり。昼前より来客有。続いて三々五々人来。有難きかな。仔羊のグリルも人気である。4時の外気温は26度也。
2013年9月14日(土)晴、暑
先週とは打って変わり、暑くなった。ローストビーフを焼きながら頻りに汗が流れる。三々五々人来。一人の男性が訪れた頃は、生憎ローストビーフは売切れてしまった。其の男性は「ビーフステーキ・クラシック」を注文。余輩は暖炉で焼いて、二階席まで届ける。暫くすると、食べ終えたお皿を持ちレジの所まで降りてきて、「仔羊のグリル」も食べたいので焼いて欲しいと言うのだ。ステーキも美味しかったが、下で焼いている仔羊を見て無性に食べたくなってしまったそうだ。お客さんが帰った後食卓を片付けると、皿の上に綺麗に肉をそぎとった、骨が三本並んでいる光景を見て、非常に嬉しくなった。肉好きの人にはたまらない店になったようだ!
2013年9月13日(金)晴
今日は、午前中より、初夏に枝おろしをして、干してあった枝を、ハンドアックスでこまかく刻んで薪を作る。
以前は気に留めていなかったが、久しぶりに大き目の斧を振るっていると、肩と腕の付け根のところが痛くなってくる。今日は汗も出てくる。木陰での休息の間、タブレットを開いたが、何をしようとしていたのか忘れてしまう。椅子から立ち上がると、次の動作に移行するまで時を要する。事ほど左様に老化も深まっていくのは覚悟の上とはいえ、悩ましい限りなり・・・・。6時の外気温25度。
2013年9月12日(木)晴
日差しやや穏やか。こういう日和を晩夏というのだろう。昼前1時間草刈。昼に至り、祖飯。午後、読書。夕、暫く草刈。5時の外気温は27度。他、特に記す事無。
2013年9月11日(水)曇、涼
朝、焼き立てパンを得る。午前中ヒコマに着。草刈をする。昼に至り粗食飯。午後、作業続行。6時終了。
外気温23度。作業中汗が流れない季節となった。
2013年9月10日(火)晴、涼
朝より二人でヒコマに出掛け、連休の営業準備を始める。草刈もするなり。しかし、草の伸びも一時ほどではなくなり、峠を越した気分だ。TVでは連日オリンピック関係のニュースが流れる。2020年まで元気で居られるかどうかは兎も角として、先回の東京オリンピックの時は余輩21歳であった。あのオリンピック競技では、大松監督の「東洋の魔女バレー」を思い出す。マラソンでは裸足のランナーアベベが印象的であった。確か、其のオリンピックの前年アメリカの衛星放送が日本で始めて観られるというので、その時送られてきた放送が、ケネディー大統領の暗殺であった。あの時は非常に驚きました。アメリカは文化水準のずいぶん高いところであると思っていたから、そこで、あんな野蛮なことが起こったのだから、驚いたわけです。しかし、その大統領のお嬢さんが、今度、駐日大使に決まったと云うではないか。。歴史は続いているという事にある種の感慨を得るのです。あのころ、西銀座デパートが出来たのだとおもう。あの頃がVANジャケット全盛時代であったような気がする。愛妻ひとしきり其の頃の思い出話にひとしきり盛り上がる。
2013年9月9日(月)晴、
朝より、モーガンに乗ってヒコマに出掛ける。空には白い雲が浮かび、黄金色に色付く稲田も広がっている。秋色が深まっている。昼、草刈終了。帰宅して佃煮とアマダイの粕漬けで昼食。午後、読書午睡。久しぶりに織姫山の散歩に出掛ける。骨折以来だ。山頂で暫く休憩。今日は、重陽の節句だ。「江に秋影をひたして雁はじめて飛ぶ・・・」という漢詩を思い出した。「菊花万頭に差して帰るべし・・・」と続く。これからは、散歩には最適な季節が来る。先の長い道中だ。足も鍛えるべし!
2013年9月8日(日)雨
朝より雨。極めて涼。薪をおこしてローストビーフを焼くには最適な陽気となった。仔羊も沢山出た。
ビーフステーキも頻りに暖炉で焼いた。とくに、ビーフステーキは「薪のフレーバーがあって、今まで味わったことの無い、美味しいステーキであった!」をお客様からお褒めのお言葉を戴くなり。嬉しい限りである。
6時の外気温は21度なり。今朝、開催地が東京に決まる・・・・。備忘にために記す。
2013年9月7日(土)曇
大分涼しくなってきた。朝、7時の外気温は21度。ローストビーフを焼くのもだいぶ楽になった。三々五々人来。4時半の外気温は24度。他特に記す事無。
2013年9月6日(金)雨
終日、間歇的に雨が降る。「サイドエフェクト」を観る。他、特に記す事無。
2013年9月5日(木)曇後雨
午前中より、土日の営業の準備にヒコマに出掛ける。11時より草刈を始める。大分涼しくなったと思っていたら雨が降り始めていた。かなり大粒の雨だ。しかし、涼しさ優先で作業続行。12時半に終了。昼、粗食飯。
雨は更に激しさを増す。しばし、読書、午睡にて午後の一時をやり過ごす。他、特に記す事無。
2013年9月4日(水)晴
久しぶりに一人で電車に乗り浅草に出た。雷門には車夫が沢山居るので驚いた。しかし、
骨折も完治して出掛けられるのは有難いかぎりだ。昼はテレビにもよく取り上げられる某有名店で鰻を戴いた。しかし、こういってはなんだが・・・ちょっと佃煮っぽい鰻重になってしまった。そこにゆくと、足利の普段行く鰻屋さんは上の等であると思う。日比谷に出て「オン・ザ・ロード」を観る。1940〜50年代の文学に傾倒する青春群像を描いた作品だ。主演の一人がどこかで見たことが有る御仁だと映画を観ながら思い出そうとしていたが、そう!!梅宮アンナさんの元彼羽賀研二氏に非常に似ているのだ。映画の舞台となる当時のニューヨークやサンフランシクコは今までの映画と違い非常に地味に貧しく描かれている。アラバマ州の典型的な住宅も出てきた。あれはいつであったろうか?家内とルイジアナ、アラバマ州をドライブしたことがあったが。その折にあの地方独特の住宅スタイルが非常に印象的であり、街のレストランでカキを食べたことを思い出した。
外に出て、スマートニュースを確認すると、鹿沼、矢板でと竜巻発生と出ているので驚くなり。
夕、帰宅途中の電車の車窓から連綿と続く入道雲が空の大半を占めているのが眺められた。
2013年9月3日(火)晴
午前中、佐野厚生病院整形科を訪。踵の骨折は完治と先生はおっしゃった!老妻と手を取り合って感涙流す。思い起こせば、今より4ヶ月前、店の壁に茂るアイビーの手入れをするべく、梯子をかけて天辺までのぼり、足を踏み外して踵から落下したのだ。ギブス、車椅子生活を老妻や孫が支えてくれた。有難し!
帰路、秋山まで足を伸ばし神山にてかも汁蕎麦を飯。帰宅後、ヒコマに出掛けて草刈をする。6時半の外気温は28度なり。夜、粗食飯。
2013年9月2日(月)曇、涼
午前中は休息。昼「う」食。午後、ヒコマに草刈に出掛ける。6時半終了。外気温25度。越谷で竜巻発生有。昨日まで堤未果著「兜n困大国アメリカ」を読んでいた。非常に興味深い岩波新書だ。旅行者の目で見ている新自由主義でデモクラティクなアメリカを、幕の裏から光を当てると、幕には魑魅魍魎がうごめいている様子が映る。それを、著者の闊達明快な文章で解明してくれるのだ。
アメリカで世論を形成する最大の装置は、ネットではなくテレビなのだ。そのテレビ、政治家、メディア、政治的なアメリカはすべて多国籍企業に買われてしまっていて、企業の意のままに操られていることが、明快された解かりやすい本だ。例えば、大統領選挙を例に挙げ曰く「企業の意思表示が無制限に保護された結果、選挙は有力企業と、其の意向を代表するコンサルタント、広告代理店、世論調査会社が演出する巨大な劇場となっていった。」。米国立法交流評議会、時給17セントの刑務所ビジネスなど非常に新鮮な情報だ。
2013年9月1日(日)晴後激雨
昨日同様暑い日となる。3時過ぎより激しき雷雨襲いテラスより室内に避難する人も有る。空気が安定
せぬ為だと云う。TV報道にて頻りに中東での「シリア制裁攻撃」の件が連日報道されている。イギリス
は降りて、フランスも及び腰、。米国世論も厭戦にかたぶいている。米国オ大統領は難しい立場にある。昨年
より、欧州大戦に興味があり、関係書籍を色々読み込んでいくと、あの戦争は1939年に始まったが、どうして米国参戦に2年間のタイムラグがあるのか疑問に思っていた。当時の米国における厭戦機運の蔓延が原因であるようだ。しかし、日本軍の真珠湾攻撃という大事件が起こり、米世論は一気に参戦にかたぶくという歴史のプロセスになった。イギリス首相チャーチルと米大統領ルーズベルトとの会談はどうもこの歴史のプロセスを操るべく知恵を絞ったように思えてならない。風聞に聞こえるように、日本軍のハワイ攻撃は事前に知りえたが、世論を操るべく、世論変化の到来を期していたように思えてならないのだ。とるすと、もしかすると、オ大統領に加勢するような事件が9月8日までに起こるかもしれない。それは、どんなものかは不明だが、進展に注視する。


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