隠遁生活・隠逸生活に憧れ(今風に表現すれば、スローライフ)其の業界で高名な、陶淵明先生の
「帰去りなんいざ、田園 将にあれんとす なんぞ帰らざる」という文章に感激して、前後も見境無く、
隠遁生活は既に十霜を積む。 現世の移り行く様は、モノの哀れをさそい、
隠遁生活も気晴らしが必要となります。そこで、色々と試行錯誤を繰り返すわけです。
これは、その試行錯誤する隠逸生活、及びその醍醐味を綴るものであります。
しかして、時代はまさに超節電が求められる時代に突入。期せずして、我カフェブロッサムは
時代の最先端を行く店であることに気付いたのでありました。


改訂版カフェブロッサム繁昌記の目次

2011年10月31日(月)晴、暖
雲無く快晴。昼より、英語クラブ同窓会に出席。夕、織姫山散歩。帰路、鑁阿寺を通り抜け帰宅。
夜、粗食飯。他、特に記す事無。
2011年10月30日(日)曇後少雨
飛駒、7時半、外気温16.5℃。室温19.5℃。ローストビーフの焼け具合も完璧。
昨日に続き、千客万来。終日暖炉の火絶えず。
ヨーコさん、今日も厨房にて大いに奮闘。疲労困憊し、風呂に入り、さっさと寝てしまう。
2011年10月29日(土)晴
8時15分、外気温7度、室温21度。ローストビーフを焼く。9時半、外気温15℃。テラスのイスに腰を
下ろすと、陽射しがふりそそぎ、気持ちがよいことこのうえない。しばらく、うとうとする・・・。
開店時間きたり、まもなく、千客万来。皆、中秋の良日を楽しみて帰。
ボーダーコリー來、癒されることしきりなり。
2011年10月28日(金)美晴
湿度なく、爽やか。午前中より飛駒にて明日からの営業準備をする。
昼、ビオニエ(白)でチーズフォンヂュ飯。
ビオニエはフルーティーで其の上、液体の質量を感じさせる、美酒ナリ。
少し、アルコールが廻ったところで、ipadを取り出し、youtubuにて灰田勝彦を検索。
「東京の屋根の下」を探し、二人で聴く。続いて、霧島のぼるの「誰か故郷をおもわざる」など等・・・。
二人で、昔話に盛り上がることしきり。
美空ひばりの「津軽」もよかった!
予約も入り始める。天に感謝多!
2011年10月27日(木)快晴
風無美晴。昼、飛駒到着。農家に在る柿もたわわに実る。昨日の木枯らしで、葉が概ね落ちて
、秋も深まった風景になる。昼食は、蟹のパエリャを作り、シャルドネで飯。極めて美味。
午睡ご読書。夕、ハーブを越冬の為、鉢に植え替える。夜、帰宅。こじま屋にて肉汁うどん飯。
為替75円台を推移。世界人口70億と報有。余輩の小学生頃は25億前後と記憶有。
2011年10月26日(水)晴、寒
久しぶりにカラリト晴れ、木枯らし一番吹く。震災以来、手付かずの、二階座敷に風を通し、
散らかっている本を片付け、掃除をする。午前中一杯かかってしまった。
昼に至り、散歩を兼ね市中に出掛け、両毛駅前とんかつ屋にて飯。
帰宅後、座敷で日にあたりながら午睡。夕、織姫山散歩。山頂に浅間山を望。
夜、粗食飯。
2011年10月25日(火)曇、暖
朝、織姫山散歩。市中に出て、焼きたてパンを得る。このところ、例の「ノルマンディー・・・」という
大作を読み終え、いまだ、頭の中に、余韻が漂っている気配だ。
今次欧州大戦の詳細を知るに至ったわけだが、次の読み物を探索中なり。
しかし、若い人の書いたものには、触手がいかない。
朝鮮半島や、ロシア関係の近代を扱ったナラティブヒルトリーの心当たりを探査中。
午睡後、市中漫歩。渡良瀬河畔に至り、かすかな、夕映え有。夜、粗食飯。
2011年10月24日(月)曇
下野市の病院訪。検査結果概ねよし。帰路、紀伊国屋書店にてスティーブ・ジョブス氏の本を探すが、
発売は明日からとあり・・・。
2011年10月23日(日)曇
普段、お手伝い戴く学生君より「学園祭でお休みで〜すぅ!」の報有。急遽、ヨーコさんの
同級生が助っ人に駆けつける。
未年の高齢者3人、奮闘努力して店の運営は無事に終了。天に感謝多。
2011年10月22日(土)雨
終日雨。三々五々人來。牧童犬も來。有り難きかな。他、特に記す事無。
2011年10月21日(金)曇
「カダフィ少佐、発見、殺害される」の報有。余輩の中ではリビア情勢はすでに終了していたが、
暴君の末期は哀れだ・・・。
午前中飛駒到着。室内清掃。薪の準備等終了。昼、シャルドネでフォンヂュを飯。午睡後読書。
「ノルマンディー上陸作戦1944」を読了。夜間、砲撃をうけた町が、戦火に映し出す、うごめく兵士、
避難する民衆、被弾した家畜の断末魔の哀れな叫び・・・・。克明に描き出す戦場の様子は、読み応えがある。
著者は1946年生まれ、戌年のイギリス人。
上陸作戦の日取りの決定から、パリ解放までのヨーロッパ西部戦線の経過を記したナラティブヒルトリー。
訳者あとがきを読むと、「終戦の年、四輌の中戦車を率いる小隊長として栃木県佐野市に配属された
福田定一陸軍少将が・・・」とある、其の、福田定一少将はipadで引いてみたら、司馬遼太郎である事が
判明。かつて、佐野市在住某氏に、司馬遼太郎が戦車隊の将校として赴任してきた話をきいたことが
あった。上陸作戦より67年経過した現在、ヨーロッパは別な意味合いで歴史の転換期を向えている。
今後の経緯を注視したい。
2011年10月20日(木)曇
朝、織姫山散歩。昼前、二人で飛駒に出掛け、雑用を片付ける。昼、バーニャを試食する。午睡、読書。
予約入り始める。庭の整理。夕、帰宅。市中散歩。夜、粗食飯。
2011年10月19日(水)曇、涼
朝、焼きたてパンを得る。TVで近頃、経済システムに不満をもつ若者のデモ報有。ウオール街
に端を発し、ヨーロッパ、極東にも広がっているムーブメントになっている。今後の動向が興味深いところ。
午前中より二人飛駒にて準備。昼、シャルドネでパエリャ飯。ヨーコさんも出来栄えにおおいに満足。
夕、市中散歩。ショッピングモールに辿りつき、気付くと、夕映えが素晴らしい!思わず、パチリと撮った次第。
歳をとると、こんな風景が、一番気持ちを落ち着かせるのだ・・・。
2011年10月18日(火)晴、暖
朝、織姫山散歩。午後、二人で太田にて「キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー」観る。物語が展開するテンポ
もスムース。画像作りも丁寧な映画で、楽しめた。博士が熟年の洒落た人物として描かれていて興味深い。
このところ「ノルマンディー上陸作戦」という戦記モノを読んでいるところなので、頭の30%は第二次世界大戦
当時のモードになっているので、映画の時代背景が具合よく重なり楽しめたのでありました・・・。
2011年10月17日(月)晴
午前中、モーガンで近所をドライブ。気温もほどよいドライブ日和。昼、シャルドネで粗食飯。
午睡後読書。夕、録画してあった「加藤和彦の音楽活動」を纏めた番組を観る。
余輩より四つ年下であった。スケールは違うがライフスタイルの根底にあるものが似ていて大変興味深い
番組であった。現役を退き、隠遁生活を展開させれば、新しい、局面が出現したのかも知れない・・・。
2011年10月16日(日)晴
昼近く晴れ、やや残暑ぎみ。千客万来、犬連れの人もあり。「何を食べても美味しい!」と励まされ、
屋外、室内を忙しく動き回る、一日であった。運動量多。
2011年10月15日(土)雨
終日雨模様。他、特に記す事無。
2011年10月14日(金)曇後晴
この頃、ようやくにして、草刈のシーズンが終了。しかして、店の周囲のクリーニングを心がける。
手始めに、窓枠の掃除。蔦をいためないように、激落ち君を使い、白い外側の枠を掃除する。
写真に撮ってみても、なんか・・、ある種の雰囲気が醸し出されて、自分でも気に入っています。
2011年10月13日(木)曇
午前中より二人で飛駒に出掛け、店内の片付けをする。昼、パエリャを作り飯。庭に銀木犀の花が咲き、
上品な香漂う。夕に至り帰宅。世田谷の強力な放射線量の報しきりなり。
2011年10月12日(水)晴、暖
朝、孫の学校行事を見学。保健所の手続きを済ませ、昼前、飛駒到着。庭の手入れをして、夕、帰宅。
晩夕、東の空に月在り、月齢満月。穏やかな一日であった。
「ノルマンディー上陸作戦」も佳境に入り、面白くなってきた。印象的なのは、上陸作戦に際し、
ノルマンディー地方の都市や町は破壊つくされ事だ。著述の詳細を知る為に、ipadのマップを参考にしながら
読んでいるが、そこの、航空写真を見ても、建物の屋根が、比較的新しい。
余輩は、大分以前、家内とアヴィニョンを旅した事がある。その中心にある高台から市中を見渡した時、
中世の街がそのまま残っている、様子が、限りなくありがたいものと映り、いたく、感動した記憶がある。
戦災をまぬがれたのだろう。アメリカの街や、其の外の場所でもそれほどに感激を得た記憶がない。
だんだん、歳をとると、懐古趣味におちいる。そのうち、体力をつけてもう一度、アヴィニョンを
訪れてみたいものだ。
2011年10月11日(火)晴、暖
午前中、健康診断結果を持ち、事務所付近にある、医院訪。薬を貰い帰宅。歩すこと九千余。昼、粗食飯。
午睡後、読書。夕、茜に染まる空を歩し「一水」に至り、友と呑む。一人、病を生じ欠席。晩帰宅。
空に月在。
2011年10月10日(月)晴、暖
昨日同様ローストビーフを焼く。まさに、中秋の日和。3連休も無事終了。他、特に記す事無。
2011年10月9日(日)曇
早朝より、焼き始めること、3時間。漸くにして、今日のローストビーフが焼きあがった。千客万来、
赤ワインも好評、ローストビーフをはじめ、仔羊のグリル、チーズフォンヂュも完売。
有り難き限り・・・・。店、一段落する頃には、陽も多幸山に没し、辺りは暗く、原に虫語頻りナリ。
2011年10月8日(土)晴
終日晴、人、三々五々來。無事、連休の第一日終了・・・。他、特に記す事無。
2011年10月7日(金)晴
涼、風有。二人で飛駒に出掛け、余輩は駐車場の草刈をする。木枯らしを思わせるような
北西の風有。しかし、気温は24度ほどなので、草刈には最適な状態。昼、ムール貝を入れたパエリャ
を作り、シャルドネで飯。午睡後読書。いよいよ、中秋。気持ちのよい季節になってきた。三年前に樹から
落下して、入院していた頃をしきりに思い出す。
2011年10月6日(木)晴
昨日同様二人で飛駒に出掛ける。余輩はもっぱら草刈。今年の草刈も今週が最後だろう。
昼、シャルドネでチーズフォンヂュ飯。午睡。空からバタバタと轟音響き例のヘリコプターが
店の上を横切ってゆく。今日は北側の敷地を横切る。怪しからん・・・。
夕、帰宅後、織姫山散歩。ジョブス氏死去を報ずる事盛ん。享年56歳とある。ひつじ年か!
そうすると、余輩より一回り下のわけだ・・・。
2011年10月5日(水)雨
朝より雨、終日続く。二人、午前中より飛駒に出掛け、週末より連休となる営業日の準備を始める。
外気温15℃。ヨーコさんは風邪気味・・・。暖炉を燃やし、室内を暖める。夕、帰宅。
旧暦では、確か、重陽の節句だ。夜、湯豆腐で一杯!美味しい。幸せな気分になった。
2011年10月4日(火)晴
今朝も美晴。朝食後、昨日同様、モーガンで飛駒に出掛ける。昼、帰宅。粗食後、午睡。
夕、読書。「ノルマンディー上陸作戦1944」を読み始める。余輩の1歳の頃の出来事だ。
この頃、自分の生きている時代の出来事を、心の趣くまま、調べてみようとする、年頃になった
様に、思う。この次は「パリは燃えているか」の予定。蔵王で、初冠雪の報有。
下の画像は、このところ、しばしば、敷地の上空を横切るヘリコプター群。作戦の演習か?
さても、怪しからん・・・。
2011年10月3日(月)晴
美晴。気温下がり、木枯らしの如き風有。皮製のパイロット・ジャケットを着込んで、モーガン
に乗り飛駒街道をドライブ。空気も澄んで、実に快適。乗り心地は1940年代にタイムスリップしたような
気分になるから不思議だ。暫し草刈。昼を過ぎ、帰宅。粗食飯。午睡、夕、織姫山散歩。
山頂より、茜色に染まる彼方に、浅間山、荒船山のシルエットを望す。南は雲に覆われ、秩父山系
みえず。
2011年10月2日(日)曇
極めて涼。終日暖炉燃やす。人、三々五々來。他、特に記す事無。
2011年10月1日(土)晴、涼
金木犀の香が漂う、10月がきた。カフェブロッサムの庭は、穏やかな秋の日和を楽しむ人々で賑わう。

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