富士美歯科医院/むし歯の治療T

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富士美歯科医院

むし歯の治療T

エナメル質や象牙質が侵されてしまった歯はどんな治療をするのでしょう?

施設写真 施設写真

この歯のむし歯はエナメル質より深く進んでしまいました。
が、なんとか象牙質で留まっており、幸い神経(歯髄)までは侵されていないようです。


仕切り線 施設写真 軟化象牙質

ここで最も重要なことは、侵されてしまった部分(軟化象牙質)を慎重に、念入りに・・・完全に、完璧に残さず取り切ることです!!
もしも、むし歯(軟化象牙質)を取り残したら?虫歯菌


     仕切り線 施設写真 詰め物

むし歯(軟化象牙質)を完全、完璧に取り除いたあとは、噛むことができるように詰め物がされるでしょう。
でも・・・
ただ、詰め物で噛めるようになれば良いのでしょうか?
詰め物と歯の隙間をできる限り密着、密閉することが重要です!!
そして、それは、実に困難で技術を要する作業です。
もしも、歯と詰め物の間に隙間があったら?はてなの歯

もしも、むし歯(軟化象牙質)を取り残していたら?

2次う蝕

答えは簡単!!
取り残されたむし歯(軟化象牙質)から確実に病気は広がっていきます。
せっかく詰め物をした、その下で・・・知らないうちにむし歯は着実に大きくなっていくのです。

写真:取り残したむし歯が詰め物の下で進行し歯が欠けてしまいました施設写真
二次う蝕

あってはいけないコトですが・・・こんなコトあります!
「数か月前に○○歯科医院でむし歯の治療を終え詰め物をした」とおっしゃる患者のCさん。でも「最近ど〜も変な感じ」「むし歯は治療したハズなのに、歯が痛む」困って○○歯科医院を再度受診します。
すると、先生は「なんともなってないよ」とおっしゃたそうです。Cさんは「先生がそう言うなら・・・」と少し様子を見ることに・・・
しかし、それから数週間後「もう、痛くて我慢できない」と当医院を受診されました。確かに詰め物が施され見る限りはなんともなさそうに見えます。でも、Cさんはとても痛がっています。装着して間もない詰めものですが仕方なく外してみることにしました。
外してビックリ!!なんと、詰め物の下にはむし歯(軟化象牙質)がいっぱい!この状況では神経(歯髄)も無傷ではないでしょう。

最初の治療でむし歯(軟化象牙質)を完璧に取り切っていたなら・・・無駄な痛みも、再度の治療も神経が侵されることもなかったのです。はたして、最初の治療は「治療」と言えるのでしょうか?

 写真:冠を外してみたら・・・むし歯になっています。歯も半分割れてしまいました。

もしも、歯と詰め物の間に隙間があったら?

2次う蝕

せっかく、むし歯(軟化象牙質)を完全に取り除いて詰め物をしましたが・・・
詰め物や、被せた冠と歯とのわずかな隙間から食べ物や飲み物細菌などが入り込み見えない詰め物の下でジワジワと再びむし歯を進行させることがあります。
むし歯の処置後に施す「詰め物」や「被せ物」も、いかに隙間のない歯にフィットしたものを作るかは歯科技工士さんの高い技術が必要となり、二次的むし歯をつくらないためには重要なものとなります。
「詰め物したから、もうむし歯にならないわ」というワケではありません。今まで通り、場所によっては治療前より入念なお手入れが必要かもしれません。


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