| HOME | 15.ですから思い起こしなさい |
| エペソ2:11 ですから思い起こしなさい.かつてあなたがたは、肉によれば異邦人であって、肉に手で行なった割礼の者と呼ばれる人たちからは、無割礼の者と呼ばれていました. 2:12 その当時、あなたがたはキリストから離れ、イスラエルの国籍から除外され、約束の契約についてはよそ者であり、この世の中で希望もなく、神もない者でした。 2:13 しかし、かつて遠く離れていたあなたがたは、今やキリスト・イエスの中で、キリストの血によって近くなったのです。 |
ですから思い起こしなさい、と言うのは、何だから思い起こしなさい、とパウロは言っているのでしょうか。
前の方を見ると、わたしたち(客観的な私たち)が罪過と違反の中で死んで、堕落の極みにいたのにも関わらず、
キリストと共に生かされ、起き上がらされ、御座にまで上げられて、そこに座すまでに至ったことや(2:6-7)、
あなたがた異邦人(主観的な私たち)が救われたのはその恵みによるのだ(2:8)とか、
神の慈愛の中の彼の恵みの卓越した豊富を、来たるべき時代において展覧するためであったとか、
異邦人がユダヤ人共々にもの凄い祝福に与っていることが述べられています。
だから、あなたがた異邦人は、あなたがたの過去の惨めな姿を思い起こすべきだ、と言っているようです。
異邦人、無割礼、キリストとは無縁、イスラエルの国籍はなく、約束の契約と無関係、望み無く、神とも無縁、
まさに夢も希望もない存在であった、と言います。
これは、神の救いと祝福の計画と関係があります。
旧約の時代には救われて祝福に与るのはわずかの例外を除いてイスラエルの民だけでした。
原則、神の救いと祝福の対象はイスラエルの民だけでした。
それ以外の異邦人は、すべて死んでしまえば滅んで地獄行きの運命にありました。
天国と地獄とは大変な相違です。
ネットで調べれば、天国と地獄を訪問した人たちの証しがあります。
たとえばこれ、
天国と地獄を見た7人のコロンビアの若者たち
天国編 地獄編
天国が如何に素晴らしく、地獄が如何に悲惨な所であるかが想像できます。
イスラエルの民にすればそれが当然の観念でしたから、イスラエルの民は、多の民族に対して凄い優越感を持っていました。
ところが、イエス・キリストの十字架によって、救いの範囲ががらっと変更されたのです。
| 2:13 しかし、かつて遠く離れていたあなたがたは、今やキリスト・イエスの中で、 キリストの血によって近くなったのです。 |
とある通りです。これまで遠かったのが近くされて、ユダヤ人と同じ者とされてしまいました。
このような贖いの行為が可能であったのはキリストの肉体の中に「客観的な私たち」なるユダヤ人と異邦人が存在したからです。
こうして、神のご計画に従い、救いが全人類に及び始めました。
これは人類にとって革命的な出来事でした。
福音書にその事実があります。
| マタイ28:18イエスは来て、彼らに語って言われた、「天においても地においても、いっさいの権威がわたしに与えられている。 28:19だから、行って、すべての国民を弟子とし、父と子と聖霊の名の中へと彼らをバプテスマして、 28:20わたしがあなたがたに命じておいたことを、すべて守るように教えなさい。・・・ |
すべての国民とあるように、イスラエルの民だけから全人類にまで救いと祝福が大きく拡大することとなったのでした。
これは、異邦人にとってみれば大変な祝福です。
そこで、救いの範囲がユダヤ人だけから異邦人全体にまで拡大されたことで問題となるのが、
ユダヤ人を異邦人から隔離していた壁です。それがあの律法、即ち、儀式律法です。
この問題がすぐ後で論じられます。
それについては次回に。
以上
2017/6/6
東 信男(Higashi Nobuo)
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